以前の記事で発根管理中の様子をレポートした万物想(チレコドン・レティキュラータス)。記事の中でチラッと発根していたことに触れていますが、今回はその発根チェックの様子を記事にします。
同時に発根管理を開始きたパキポディウム・グラキリスは、無事発根できていました。結論から言えば、この万物想も無事発根していました。発根管理の方法として良かったと思える点についても考えてみたいと思います。
万物想、根が出た?発根状況をチェック
チレコドン・レティキュラータスの未発根株をヤフオクで購入して発根管理を始めてから、早くも5週間が経過しました。いよいよこの時が、、、。
土の中は、いったいどうなっているのでしょうか。エスパーじゃないので、鉢の中は透視できません。掘ってみるしかありません。
まずは外見を観察。家に来た時と比べて、かなり葉が展開しましたし、出てきた葉もだんだんと大きくなって(膨らんで?)きました。これはもう発根しているでしょう。
グラキリスの時と同じように、スプーンで株の周りの土を削り落としていきます。鉢の土をバケツに流していく感じ。株が大きく動かないよう、手でしっかり固定しましょう。
ある程度土がなくなったら持ち上げてみます。本当は抜くつもりはありませんでしたが、エイヤッと抜いてしまいました。(本当はエイヤッていうよりは、そろーりという表現の方があっているでしょう)
おや、なんか土が固まってくっついてきました。おっ、これはもしや。
そう、根っこです。無事発根していました!
細くてかわいい根が出ています。発根管理に成功です。嬉しいですね。
万物想の根を観察してみます。根には白くて細い毛のようなものが生えています。一瞬白カビか?と思いましたが、カビではなさそうです。
まだ出始めた根です。土から出してしまうのは、絶対に良くないことでしょう。急いで土の中に戻します。
根の付け根のあたり、幹の下の方ですね、まだうっすらと白くなっているのが分かります。植え込み前に塗ったルートンがまだ残っているんですね。
ルートンはおまじない程度と思っている方も多いと思いますが、こうして長期間残っているのであれば、そこそこ効果があるのでは?
この万物想。根周り処理をした記事です。
経過報告の記事です。
万物想の発根管理に成功した要因は?
無事発根した万物想。何が良かったのでしょうか。
今回は、同じく無事に発根ができたパキポディウム・グラキリスと同じ方法で、発根管理を行いました。違いといえば、根のカットはほぼやっていないことぐらい。根を切らずに、オキシベロンに浸けました。
ベランダに置いておくだけ
オキシベロンに浸けたり、ルートンを塗ったりといった定番の作業は実施しましたが、そのあとは基本的にベランダの店に置いておくだけの簡単管理でした。
同時期に発根管理を開始したグラキリスと、ほぼ同じ管理法です。ベランダに置くことで、日光を浴びることができますから、効率的に鉢を温めることができます。また、自然の風にあてることも。屋内の人工的な環境で管理するより、そもそも自然のものである植物は、自然の力を借りるのが良いのかもしれません。
水やりは、発根チェックをする前は、メネデールを100倍に薄めてやりました。発根を確認してからは、通常の水とメネデールを交互に与えています。ただ、水のやり過ぎは腐りの原因となってしまいますので、水やり頻度は多くありません。
夏型と冬型。管理方法の違いは?
夏型のコーデックスと冬型のコーデックス。管理方法が異なるようにイメージしてしまいますが、よく考えたらどちらも乾燥地帯のガンガンに直射日光のあたる場所で育つ植物です。よく育つ温度帯が異なるのであり、条件があえば夏方も冬型も同時に発根させることができるのです。
つまり、季節・気候ですね。季節が合えば、夏型や冬型関係なく、外の日光のあたる場所に置いておくだけで、簡単に発根してしまうのかもしれません。
まとめ
グラキリスに続いて、万物想も無事発根に成功しました。2個発根管理をして、2個とも成功です。
特に万物想は独特なフォルムをしており、大好きな植物です。なんとか発根に成功させ、育ててみたかったのです。根を出すことができ、これは嬉しいですよね。
実はもう1個万物想を発根管理中です。今回の万物想より、2周りほどは小さいサイズのもの。こちらも無事発根させたいですね。
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