やってしまったー。1月の末にやってきた大寒波。自分の住む広島市も最低気温が−4度となり、一面雪景色に覆われたのでした。北海道など北の地域に住む方にとって−4度なんてのは大したことないかもしれませんが、大阪生まれの大阪育ちの自分にとっては普段経験することのない温度です。
たまに雪が積もってワクワクするのは、雪国を知らない太平洋側に住む人間の特徴ではありますが、暑い地域に原生地とする植物にとってその寒さは大敵。ワクワクしている場合ではありません。暑い地域の植物は、日本の冬は耐えられません。しかもこの寒波はなおのこと。
やらかしてしまったのでした。
単身赴任と植物趣味
と、色々書きましたが、実はその寒波は経験していません。正確に言うと、広島では経験せず。だって大阪にいたから。現在は平日は大阪、休日は広島の二拠点生活(単身赴任生活)です。ちょうど寒波は平日に。大阪市内はほとんど雪が積もることはありませんでした。
広島に帰るのは週末のみ。当然植物の世話ができるのも週末だけです。水やりも。家族は植物にまったく興味がない(むしろ邪魔者扱い)ので、自分で世話をするしかありません。頻繁に水やりが必要な観葉植物は、自動水やり機を導入して対処しています。
そんなこんなで週末しか植物の世話をできないのであれば、塊根植物やアガベなどなるべく手のかからない植物がメインになります。もちろん見た目がカッコイイのが最大の理由ではありますが。
そしてアガベをやらかしたのでした。
寒波襲来!やってしまった!
寒さに弱い塊根植物は、最低気温が10度を下回るタイミングで室内へ取り込みました。我が家は温暖な瀬戸内海が見える広島市にあり、冬もそこまで気温は下がりません。氷点下になるのは稀。寒さに強いであろうアガベ類は、かさばることもあってベランダに出しっぱなしにすることに。気温が下がりそうな時に取り込む予定。
そしてあの寒波。本来なら室内に取り込むべきでしたが、しかし自分は単身赴任。家に帰った土日のうちに取り込んでおきたかった。そう、うっかり忘れてしまったのです。寒波が来ることは分かっていたのに。
家族に頼めばよかったですが、まあ1日くらい寒くても大丈夫だろうという甘い考えもありました。ということで、寒波の中を出しっぱなしに。
で、どうなった?
左上にあるのが、元気な状態のアガベホリダ。細めの葉がピンと伸びて、ホリダはかっこいいですよね。
そして寒波の後。マイナス4度まで気温が下がり、雪も積もりました。完璧に寒さにやられてしまっています。その姿がこちら。
きれいな緑の葉が、白くなってしまいました。これは酷いですね。
こちらはチタノタ。やはり寒さでやられてしまっています。
アガベって道沿いに地植えされているものをよく見かけますから、多少の寒さは問題ないだろうと思っていました。種類によるのでしょうね。ホリダなどは、比較的寒さに弱そう。なるべく最低気温が5度くらいになってきたら、室内に取り込んだ方が良さそうです。
あとはパキポディウム・ラメリー。上部が赤く変色してしまっています。
パキポディウムはマダガスカル原産。赤道近くに位置して、それこそ暑い地域の植物です。日本での実生株とはいえ、真冬に外へ出しておくのは良くありませんでした。
まとめ
寒波でやられてしまった植物。いやーやってしまいましたね。気温はもちろんのこと、あの日は広島では珍しく雪が積もりました。朝方は雪が凍ってツルツルの路面。通勤も大変だったようです。(単身赴任で大阪にいたので、実は経験していない。)植物表面にも雪が積もったはず。葉がダメになるのは、この雪の付着が一番の原因でしょう。
果たしてこんな状態から復活するのでしょうか?(もう無理?)アガベの成長点の葉は見たところ問題なさそうですので、ここからどうなるのかしばらく様子を見てみたいと思います。
冬場、外に出しておくなら、数日先までの気温のチェックは必須ですね。