大阪の人にとってもっとも馴染みの山と言えば、生駒山でしょう。市内から東の方を向けば、生駒山の姿を眺めることができます。
身近な山なので、登山道もかなり綺麗に整備されており、ちょっとしたハイキングに最適。標高もそれほど高くないので、初心者向けの山でもあります。
大阪府と奈良県の境を南北に広がる生駒山地。その主峰が生駒山です。ただ生駒山に登って降りるだけなら物足りなく感じるかも。そんな健脚にオススメなのが、生駒山地の縦走です。生駒山から縦走路を南下して20kmほど歩いてきました。生駒縦走をレポートします。
生駒縦走のコースについて
今回歩いたコースをご紹介します。近鉄石切駅からJR柏原駅まで歩きました。山登りアプリの記録によると、以下の通りです。
歩行距離:20.2km
獲得標高:1,192m
タイム:6:05
結構歩きましたね。歩行距離は約20km。ただ、距離の割には獲得標高は少なめ。一度山の上まで登ってしまえば、縦走路は比較的なだらかなのです。そのため、トレイルランビングにも人気のコースです。
今回は20kmでしたが、北から南まで全て歩くと40km以上もの縦走路になります。いつかはすべて歩いてみたいです。
歩いたコースの概略
近鉄石切駅→辻子谷コース→興報寺→あじさい園→生駒山上遊園地→生駒縦走歩道→展望駐車場→暗峠→大原山→横峰山→鳴川峠→鐘の鳴る展望台→十三峠→高安山→高安山駅→かしはら水仙郷→JR柏原駅
いざ生駒縦走へ!
実際に生駒縦走路を歩いた様子をレポートします。
まずはコースの序盤、生駒山上遊園地までを。
近鉄石切駅〜生駒山上遊園地
近鉄大阪難波駅から近鉄奈良線に乗車。準急近鉄奈良駅行きに揺られること約20分。石切駅に到着です。石切と聞いて誰もが思い浮かべるのが「石切さん」石切神社は腫瘍といった出来もの病気平癒にご利益のある神様として有名です。
長年大阪に住んでいたので、もちろん石切さんのことは知っていましたが、石切の地に降り立ったのは今回が初めてでした。
生駒山のふもとの石切駅。すでに標高は120mほどあります。
ちなみに同じ石切がつく新石切駅がありますが、石切駅とは1kmほど離れており、標高も100mほどの差があります。生駒に登るなら石切駅が近くて便利です。
石切駅の前にはファミリーマートがありますので、食べ物や飲み物を調達して出発です。
駅前にハイキングコースの案内がありました。今回行くのは辻子谷(ずしだに)コースです。
初めは住宅街の中を抜けていきます。
生駒山は古くから信仰の山で、山中にはお寺があちこちに。登山道にもたくさんの石仏が安置されていました。
途中大きな水車がありました。
分かれ道が。左へ進みます。
しばらくコンクリートの道が続きます。コンクリート舗装に丸いボコボコがついているのは、急坂の印ですね。
小さな橋を通過するとやっと登山らしい道に。
石段が続きます。手すりのある石段まできたら、もうすぐ興報寺が近いです。
ヤバい!なんか来た!と思ったら、かわいいワンちゃん。お寺の中に消えていきました。恐らくお寺の犬でしょう。お寺まで案内してくれてる?
お寺の門の正面にある階段が登山ルートです。
北出会に到着。この階段を進むと、クネクネ道をショートカットできます。縦走歩道の看板もありましたので、この階段が正規のルート?
木々の間から大阪の景色が見えます。このコースの良いところは、時々見える大阪の景色が最高なのです。
またショートカットの案内がありました。このショートカットを選択すると、信貴生駒スカイラインを横断することになるので、オススメされていません。あじさい園を通るルートに進みます。
あじさいロードはアスファルトの道。秋なので、当然あじさいは咲いていません。初夏の頃はきれいなのでしょうね。
ここから左に入り、階段を登ります。
信貴生駒スカイラインの下をくぐります。
大きな鉄塔が見えてきました。生駒山には関西の放送局のアンテナが立ち並んでいます。ここは毎日放送の送信所ですね。
アンテナが見えたらもう山頂。生駒山上遊園地です。そういえば、生まれも育ちも大阪ですが、生駒山上遊園地に来た記憶がありません。恐らく初めて足を踏み入れました。小さなお子さん連れなら、結構楽しめそうな遊園地でした。
生駒山の三角点は、この汽車ポッポの乗り物の中にあります。面白いですね。
ちょっと休憩して、生駒縦走歩道へ向かいます。
生駒山上遊園地は、遊園地とはいえ入場料は不要。自由に中を歩くことができます。トイレや自販機などもこちらのものを利用するができます。
まとめ
生駒縦走登山。今回は石切駅から生駒山の山頂までをレポートしました。この縦走路でもっとも標高の高い生駒山に登りましたが、まだまだ序の口。ところどころ大阪の絶景見えましたが、これだってまだ序の口。もっと素晴らしい絶景が待っています。
PART2へ続く