2022年の秋は、9月末ごろまで暑い日が続いたと思ったら、急に気温が下がり始めました。気温が下がり始めると、冬型の塊根植物が動き始めます。楽しみなシーズンですね。10月初旬の冬型塊根植物の様子をレポートします。
10月初旬。冬型の様子をご報告。
気温が下がり始めた10月。夏は休眠していた冬型の塊根植物たちは、どんな感じで活動を始めたのでしょうか。我が家で育てている冬型の植物をご紹介します。
亀甲竜(ディオスコレア・エレファンティペス)
てっぺんからツルを伸ばすといった面白い特性を持つ亀甲竜。夏が来るとツルが枯れ、涼しくなるとまた新たなツルが生えてきます。
9月末ごろ。頭頂部に緑がかった新鮮?なところができたと思ったら、そこから一気にツルが伸び始めました。
もともとは小さな実生株。塊根部も小さくてヒョロヒョロとしたツルでした。一冬で結構大きくなった亀甲竜からは、なんだか力強いツルが伸びてきました。
観峰玉(フォークイエリア・コルムナリス)
大好きな塊根植物の一つ。トゲトゲの枝が、ランダムに増えていくのが特徴。成長が遅く、2年前の購入時よりも少し大きくなったかな?という感じ。
夏の間は葉がすべて落ちていましたが、10月になると小さな葉が芽吹き始めました。
真夏は断水しますが、成長期なると多めに水を欲するイメージです。
奇峰錦(チレコドン・ワリチー)
細長い葉がピンとまっすぐに立った感じが面白いワリチー。幹表面のボツボツも特徴的です。
冬型の中でも、この株がいち早く動き始めました。
実は一度植えた後に倒してしまい、斜めになってしまいました。そのまま斜めのまま育てています。それでもちゃんと葉は上を向いてますね。
葉の根元から、くるくるとした茶色い紐みたいなものが垂れています。これは、古い葉が枯れたもの。取ってやっても良さそうです。
万物想(チレコドン・レティキュラータス)
昨年の秋に未発根で購入した万物想。3株購入し、3株とも無事に夏を乗り越えました。
まず活発なのがこちらの株。一番小さな株ですが、びっしりと小さなかわいい葉が出てきています。
大きめの万物想二つも、やはり秋になって新しい葉が出てきました。しかし、前の葉もまだ残った状態。真夏の間に、完全に葉が落ちませんでした。
もしかすると、日光が足りなかったのかも。真夏は日の角度が高くなるので、ベランダの日陰が大きくなります。日光の当たる場所は、グラキリスなどの夏型を優先したため、十分に日光浴できなかった可能性があります。
来年は置き場所を工夫せねば。
まとめ
秋は塊根植物好きにとって、楽しい季節です。夏型はまだ成長期。気温がだんだんと下がるに連れ、冬への準備を始めます。
反面、休眠期であった冬型が動き始めます。個人的には、個性的な植物の多い冬型が好き。冬型が活動を開始する秋は楽しみですね。
ということで、10月初旬の冬型の様子をご紹介しました。どの株も無事に葉が展開し始めてひと安心。特に夏場の亀甲竜は、見た感じ枯れているのかちゃんと生きているのか分かりません。ツルが出るまで、ドキドキものです。
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