暑い地域の塊根植物にとって、日本の冬は寒すぎです。寒い真冬の間は、暖かな室内で管理をします。
しかし、1日中直射日光があたるような乾燥地帯に住んでいる塊根植物には、なるべく日の光を当てなければなりません。室内だと、どうしても光量が不足します。できるだけ外で管理するべきなのです。
ということで、出来るだけ早く室内管理から外管理に切り替えたいところ。では、いつ頃外へ取り出せば良いのでしょうか。外管理に切り替えるタイミングを考えてみたいと思います。
塊根植物をいつ外へ出すべきか
塊根植物を外へ出すタイミング。3月1日とか4月1日とか日付で区切る訳ではありません。やはりキーとなるのは気温です。
3月と言えば季節は春ですが、まだまだ夜間の気温は下がります。同じ3月でも初旬と終わり頃では、気温が結構違いますよね。
また、気温も日中の最高気温や1日の平均気温を見るのではなく、明け方の最低気温を確認します。
要するに、1日の最低気温がその植物の耐えられる温度かどうかがポイントです。
夏型と冬型で異なる
一般的に冬型は夏型より寒さに強いとされています。ということは、まだ寒さの残る早いタイミングから外管理が可能になります。逆に言うと、夏型と冬型を同時に外へは出せないということ。植物によってタイミングが異なります。
外へ出す気温は、取り込みを逆をすればOKでしょう。我が家では、夏型の塊根植物は最低気温が10度を下回るようになったら室内へ取り込みます。反対に、最低気温が継続的に10度を上回るようになったら、ベランダへ出すタイミング。4月の中旬くらいでしょうか。
ポイントは継続的に10度を上回ること。3月中旬でも10度を上回ることもありますが、5度以下に落ち込むことも。大切な塊根植物を守るためにも、あまりリスクは取れません。しっかり気温が上がるまで待ちます。
冬型は多少寒さに強いということで、室内には最低気温が5度を下回るようになったら取り込みました。なので、継続的に5度を上回ってきたら、外へ出すことにします。
うちの塊根植物は3月中旬にベランダへ出しました。夏型より1ヶ月程度早い感じでしょうか。
冬型の塊根植物を外管理に切り替えました
季節的は春である3月。しかし、初旬はまだまだ寒い日が続きます。冬の延長線上。日が進むにつれ、春の訪れが本物になってきます。ぽかぽかと暖かい日も。
室内で管理している塊根植物たち。いつ外へ出すべきなのか。この季節になると、かなり思い悩むことになります。
自分は現在単身赴任中。植物の世話ができるのは、土日のみ。まず最初の土日である3月5日6日に出そうと考えましたが、天気予報を見て思いとどまります。7日は最低気温が1度。8日は2度。真冬並みの最低気温です。日中は10度以上に上がるのに、夜間はまだまだ寒いのです。まだ外へは出せませんね。
次の週末は3月12日と13日。結構気温が上がります。14日は最高気温が20度まで上昇。最低気温も10度以上になります。それ以降は気温が下がりますが、最低気温が5度を下回るのは1日のみ。一気に春の気配がやってきましたね。
ということで、12日の土曜日に冬型の塊根植物をベランダに出すことにしました。あとアガベも。
夏型のコーデックスは、もう少し室内管理を続けます。外に出すのは最低気温が10度を上回るようになってから。
アガベの葉の表面にホコリがついていましたので、シャワーで洗い流しました。室内だとどうしてもホコリがたまってしまいますよね。拭き取ろうとすると、トゲがグサグサ手に刺さり危険です。
まとめ
長かった冬を超え、塊根植物たちを外に出す季節がやってきました。寒くなってきたら室内に取り込んで、あったかくなってきたら外に出す。毎年のルーティンですね。季節の移り変わりを感じる瞬間です。
外に出すのは、日にちで区切るのではなく、気温で決めなければなりません。晩秋や春先の時期になると、天気予報とにらめっこです。特に週間天気予報。これからの気温の移り変わりは?
今回は冬型の塊根植物を外に出しました。ベランダに作成した棚の上です。日光がばっちり当たるベストポジション。パキポなどの夏型も早くここで管理したいですが、まだ気温が低いですね。もう少し我慢です。