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亀甲竜は実生株が楽しい?と考えた5つの理由を解説します。

大きくなると亀模様の株がぼこぼこに割れて面白い形になる亀甲竜。てっぺんからツルを伸ばす姿も面白いですよね。人気の塊根植物です。

昨夏実生株を購入して育て始めた亀甲竜。塊根植物は成長が遅いものが多いですが、1年でそこそこ大きくなり、育てる楽しみを実感しています。

そこで思ったのが、亀甲竜こそ実生株から育てるべきなんじゃないかということ。亀甲竜の実生かぶは面白い!植物を育てる醍醐味が詰まっている感じがしました。その理由をご紹介します。

 

 

 

 

亀甲竜ってどんな植物?

まず亀甲竜について。学名はディオスコレア・エレファンティペスとかなり長いです。亀甲竜はアフリカ亀甲竜とメキシコ亀甲竜の2つ存在します。アフリカが冬型で、メキシコが夏型。ただ、メキシコは栽培が難しく、一般的に亀甲竜といえば冬型のアフリカ亀甲竜を指します。もちろんこの記事の亀甲竜もアフリカ亀甲竜です。アフリカ亀甲竜は、その名の通り南アフリカが原産です。

上の写真のように亀の甲羅のような模様の塊根が特徴的です。突起が出ているほど、良い形とされます。成長するにつれて、形がよりハッキリとしていきます。

また、てっぺんから伸ばすツルも面白いですね。冬型の植物なので、秋から春が成長期。成長期にはツルを伸ばして葉を展開します。そして休眠期である夏が来ると、葉やツルは枯れて塊根部のみに。また秋が来るとツルがニョロっと出てくるのです。育てる時には、ツルが絡むことができるよう針金を立ててあげます。

上にも書いた通り冬型の亀甲竜。秋から春が成長期です。ツルが出てきた時期は、土が乾いたらたっぷりと水やりをします。葉が枯れた休眠期は断水するようにします。

塊根部の裏側は普段は土の中なので見えることはありません。実は上に向けて凹んでおり、そこに水分が長い間たまったままだと根腐れのリスクがあります。特に休眠期は水分を吸わないので、水やりには注意が必要です。

置き場所は1年を通して日光の当たる場所に。ただ、自生地では塊根部の半分以上は土に埋もれており、塊根部は直射日光が苦手です。葉にはしっかりと日光を当てて、塊根は遮光気味にすると良いそうです。

 

 

実生株から育てるべきと考えた5つの理由

そんな亀甲竜。少し育ててみて、実生から育てた方が面白いのでは?と考えました。そんな理由を解説します。

 

成長がそこそこ早い

一年でかなり大きくなりました。こちらが購入時の写真。昨年の8月に購入しました。

 

成長期を経て4月の写真。かなり塊根部が大きくなったことが分かります。1年でこれだけ成長しました。

 

塊根植物で少し残念なのが、成長が遅くて大きくなった姿を見られるまでにかなりの時間を要すること。だからこそ自生地から輸入することになります。

比較的大きくなるスピードの早い亀甲竜であれば、数年も育てればそこそこ大きく変化した株を見られるでしょう。

 

変化の様子がわかりやすい

育てている植物が変化を見せてくれると嬉しいものです。こちらは観峰玉です。一年経っても、確かに言われてみれば太くなっているかなくらいの変化しか見せてくれません。多少枝が伸びたりしますが。幹はほとんど変化がありません。

その点亀甲竜は、亀甲竜らしい形に変化する様子が見られて、育てていても楽しいです。当初はツルッとしていた幹肌も、割れが生じてワイルドになりつつあります。

 

植え方で形が変わる

亀甲竜は植え方で形が変わります。それは塊根部を覆う土が影響します。

なるべく早く塊根部を太らせたいなら、土で覆ってしまいます。また、早くに表面の割れ目をくっきりさせたいなら、土を被せずに露出させます。

植え方で自分好みの形に仕上げることができるのも面白いですよね。

 

日本の気候に適応している

日本国内でタネから芽の出た実生株は、輸入株と比較してより日本の気候に適している印象です。もちろん植物そのものが変わる訳ではないので、寒さの苦手な植物が日本の真冬でも外に出しっぱなしでOKになるということはありません。四季の変化に合わせて、きっちりと変化してくれる感じですね。

 

実生なら安く手に入る

塊根植物の大きなサイズのものだと数万円はしてしまいます。なかなかおいそれと買える金額ではありません。亀甲竜も例外ではありません。大きなのはそれなりの金額です。

しかも大きなサイズのものは、原生地から輸入されたものになります。日本の気候に対応できずに枯れてしまうリスクがあります。せっかく高いお金を出して買ったのに、枯れてしまったら悲しいですね。

実生株ならリーズナブル。自分が購入したのは1,000円程度のもの。実生なら安価に手に入ります。2〜3株購入して違いを楽しむのもいいですよね。

 

 

 

まとめ

塊根植物の中でも特に人気の高い亀甲竜。本当は輸入株が欲しいところではありますが、なかなか高価なので手が出せず。たまたま見かけた実生株を購入して育ててみることにしました。

実際に亀甲竜の実生を育ててみて、その面白さを実感した次第です。亀甲竜は実生がいいんじゃないかと思ったのでした。その理由は上にあげた通りです。実生株なら比較的安価に販売されていますので、ぜひ一度育ててみてはいかがでしょうか。