オペルクリカリア・パキプス。塊根植物好きにとって憧れの植物ですよね。いつかは手元に迎え入れたい植物ですが、いかんせん高価なのでなかなか手を出しにくい。枯れてしまったら大変ですよね。ベアルート株は少し価格が下がりますが、それでも結構なお値段。しかも発根しない場合も多いとか。
我が家のパキプスはリーズナブルな実生株です。パキプスは成長が遅く、ゴツゴツした太い幹になるまでは何十年もかかるもの。そんなパキプスを、長い目でゆっくりと育てていってみようと思っていたところ、、、。
枯れた!?パキプスの実生株
まず上のパキプスが我が家にやってきた時のもの。21年の秋頃でした。
冬の間はポロポロと葉が落ちていきます。情報によると冬の間は落葉するようなので、まあそういうものかと思っていました。
ところが、成長期である春になっても葉が出てきません。幹もなんだか、シワが入ってきたような感じに。「これは枯れたかも」なんて思って、ベランダの隅によけていました。いずれ処分するためですね。
なんと、いつの間にか葉が!
枯れてしまったと諦めていたパキプスの実生株。
秋に入り冬型の塊根植物が葉を出し始めました。そんな植物たちに水をやっていた時、ふと緑のものが視線の端っこに入ってきました。こんなところに植物あったっけなんて、その気になったものの方向へ目を向けます。
あっ!
あれ?枯れてなかった?なんと葉が出ています!きれいな緑の小さな葉っぱです。
これはびっくりしましたね。春から半年ほど放置しており、水もほとんどあげていない状態。葉が出ているのを見て、慌てて水をあげました。
去年のパキプス(左)と、再度葉が出てきた時のもの(右)を比較します。去年のものは幹が張ってツヤツヤしているのに、少し萎んでしわが入ってしまっています。この状態を見て、枯れてしまったと考えた次第です。
まとめ
枯れたと思ったオペルクリカリア・パキプスの実生株。放置していたら、いつの間にか葉が出てきていました。パキプスは枯れていなかったのです。春や夏の間も新芽を出すことはなく、ようやく秋に動き出したのです。その間は休眠していたということ?不思議ですね。
冬の間は室内の暖かい場所に置いていましたので、もしかすると管理場所の温度も関係するのかもしれません。
これからも大事に育てていきたいと思います。