ビザールプランツ。珍奇植物とも言われる一風変わった植物たち。塊根植物もその一種であり、愛好家が数多く存在します。所有している数はめちゃくちゃ多い訳ではありませんが、自分も愛好家の一人です。
そんなビザールプランツを集めた展示会が広島市植物公園で開催されるらしいので、行かないはずがありません。
ビザールプランツ展の様子をレポートします。
広島市植物公園のビザールプランツ展をレポート。ビカクシダがヤバい!
サボテン展や食中植物展は、色々な植物園で開催される定番の催しです。しかし、コーデックス展や珍奇植物展ってあまり見かけないですよね。まだまだマイナーな分野なのでしょう。
そんな珍奇植物を扱う展示会が、しかもよく行く広島市植物公園で開催されるのですから、行かない訳にはいきません。
エアプランツやブロメリアなどを扱うスピーシーズナーサリーさんと、ビカクシダがメインのバンダカプランツさんが協力されているようです。ブロメリアとビカクシダは見応えがありましたね。
立派なチランジアです。キセログラフィカは、花が咲こうとしていますね。
続いてブロメリア。
ブロメリアはまったく分からないのですが、中央に置かれた「ホヘンベルギア レオポルド ホルスティ」はカッコいいですね。
ちょこっとだけコーデックス。自分としてはコーデックスに期待したのですが、ここは残念。フニーバオバブとパキポディウム・デンシフローラムが展示されていました。
ケープバルブの仲間。ケープバルブとは、南アフリカの旧ケープ地方で自生する球根植物のこと。これまた個性的な植物が多いのです。
コーデックス好きにも人気の高いブーファン。立派な株ですね。
これはかなり惹かれる植物。
このあたりはウツボカズラなどの食虫植物です。
アリと共生するアリ植物も。
実際に木に着生しているようなジオラマ風にアリ植物が展示されています。これは面白いですね。
様々なビカクシダ
この展示会の見ものは、ビカクシダでしょう。珍しい種類のビカクシダが多数展示されていました。原種や交配種など、様々な種類のビカクシダがあって、非常に楽しめました。
吊り下げられているのは、「プラティケリウム マセラティ」です。
こちらはリドレイ。
これは普及種である「ネザーランド」です。我が家にもあります。
「モンキー・ノース」と言う品種。迫力がありますね。ウィリンキーとビーチーの交配種です。
葉先がカールしています。「フーンシキ」という品種。すごいカール具合。
右のは「サイケオ」。アンディナムとウィリンキーの交配種です。左は「ムース」という品種。
中央にあるのは、アンディナムとマダガスカリエンセの交配種。なんかすごいですね。
この大きいのは「ペガサス」です。ウィリンキーとディバーシフォリウムの交配種。ディバーシフォリウムとは、ビフルカツムとヒリーの交配種です。
これは「スペルブム」です。
ピンと上に伸びているのは「ヒリー」です。
これはすごいですね。「マウントルイス」です。
「ウィリンキー」です。「ナガバビカクシダ」という名前も。
「ビーチー」です。カッコいい。
これは「ヒリーミオ」という品種。
「ワンダエ」です。
「コロナリウム」。
「ステマリア」は葉が大きいですね。
「アルキコルネ マダガスカル」です。その名の通りマダガスカル原産です。
「アルキコルネ」です。
この巨大なのは「ビフルカツム」です。よくあるやつですね。
「マダガスカリエンセ」です。これはイイですね。
「エレファントティス」は象の耳のような葉が特徴。
「クアドリディコトマム」。レアな品種です。
最後に「アンディナム」です。太くて長く垂れる胞子葉が特徴。
まとめ
塊根植物好きからすると、少し寂しい展示会でしたが、ビカクシダの展示がかなり良かったですね。普及種からレアな品種、そして交配種から原種まであらゆる種類のビカクシダが一堂に会しており、見応えのある展示でした。
新たなビカクシダが欲しくなって来ますね。
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