寒くなってきましたね。気温が下がってくると、塊根植物好逆が頭を悩ませ始めます。
サボテンや塊根植物は気温の高い乾燥地帯が原産であり、日本の冬は気温が低過ぎて耐えることができません。寒い冬の間は暖かい室内に取り込まなければなりません。
そう、いつ家の中に入れるべきなのか。サボテンやコーデックスを育てていたら悩みますよね。
で、自分はどうしているのか。個人的な取り込みタイミング、つまり冬越しの準備のタイミングをご紹介します。
塊根植物を室内に取り込む理由
もちろん寒くなるからですね。その辺の事情を解説したいと思います。
塊根植物は寒さに弱い
日本の冬は寒くなります。真冬だと、平野部でもマイナスの温度になることがあります。
一方で塊根植物の自生地はどうでしょうか。たいていの塊根植物は南アフリカやマダガスカルの原産であり、南半球に位置します。日本が冬だとあっちは夏で、季節が逆になっています。とはいえ、当然冬の季節は存在し、グラキリスなどは気温が下がるその時期に休眠期を迎えます。
で、冬の気温はどこまで下がるのでしょうか。パキポディウムの原産は、マダガスカル島です。マダガスカルはかなり大きな島で、日本の本州よりも大きいくらい。南北にも長く、地域によって気候が異なります。日本だって、青森県と和歌山県の気候は違いますよね。
グラキリスの自生地の近辺を調べてみると、真冬(日本だと夏)でも最低気温が10度前後あります。緯度的に日本より赤道に近いので、暖かいですよね。ちなみに最高気温は20度以上あるようです。
元々こんな環境で自生している植物なので、当然そのような気温に適した体となっています。つまり耐えることのできる最低気温は、10度程度と考えた方が良さそうです。夜間の最低気温が10度を下回る程度になったら室内に取り込みましょう。
取り込みは早すぎるのもNG
ある程度寒さに当てることも大切です。寒くなると。パキポディウムは落葉し、休眠します。休眠中はほぼ成長しません。また暖かくなる夏前に葉を展開し始めて、成長を開始します。休眠中は水やりも必要ありません。根が枯れるのを防ぐため、1ヶ月に一度程度ごく少量の水をあげるくらい。
まず休眠させることが大切です。休眠しないまま、早めに暖かい室内に取り込んでしまうと、そのまま休眠しないまま冬を越すことになります。
外に比べると、室内は圧倒的に光量が少なくなります。光量が少ないと、徒長してしまう原因となります。また、ある程度寒さに当てて休眠させることで、翌シーズン成長する程度が大きくなるとも言われています。
どんなタイミングで取り込むの?自分なりの方法。
取り込むタイミングは、上でも書いた通り最低気温が10度を下回ったくらい。ただしこれは、グラキリスなどの夏型コーデックスの場合。
秋から春にかけて成長する冬型コーデックスは、もう少し寒さに耐性があるので、まだしばらく外に出しておきます。基準は5度。最低気温が5度を下回るくらいで、室内に取り込むことにしています。
夏型:最低気温が10度を下回るくらい
冬型:最低気温が5度を下回るくらい
時期的には、夏型だと11月中旬くらい。冬型は12月初旬くらいでしょう。ちなみに地域は広島県広島市です。北海道だともっと早い時期になるでしょうし、鹿児島だともう少し外に出しておけそうです。
寒くなりはじめの時期だと、1週間のうち1日だけ10度を下回るといった状況も考えられます。その場合は、まだ外に出しておきます。それは、なるべく外に出して寒さに当てて、休眠を促すため。そんな状況だと、10度を下回るといっても明け方の一瞬であり、10度を下回ったら絶対にダメということもありません。
ただ、10度を下回る日が多くなれば、室内に取り込みます。もしかするとまだ完全に落葉していないかもしれませんが、枯らしてしまうリスクも考える必要があります。1週間のうち3日くらい10度を下回るようになれば、室内へGOです。
まとめ
以上、塊根植物の室内に取り込む気温について解説しました。夏型だと10度、冬型は5度を目安に室内に取り込むことにしています。それは自生地の最低気温を考慮しての基準でした。あくまでも自分なりの基準ですので、もう少し早めに取り込んだり、
冬支度は塊根植物好きとって一大イベントですよね。室内の置き場の確保も必要です。家族に文句を言われながら、、、。
次は、我が家の冬支度について記事にしたいと思います。どんなところに置いているのか。水やりは?またご紹介します。