大好きな万物想。もう一個買ってしまいました。もちろんベアルート株。根が切られた状態で輸入された株です。
先日はアフロのように花柄が密接に絡み合った少し大きめの万物想を購入し、発根管理を開始しました。その様子はこちらの記事で。
今回は少し小さめの株を購入。我が家の2号機です。小さめなので、初号機の半分くらいの価格でした。
果たして無事発根してくれるのでしょうか。
購入した万物想を紹介
今回も前回と同様にヤフオクで購入しました。ヤフオクを見ていると、個人なのか業者なのか分かりませんが、輸入株をたくさん販売されている方がいます。一つの品種で一気に複数株出品されています。
何か欲しい品種を見つけたら、是非同じ出品者の方の出品一覧を見てみましょう。もっと形のいいものが見つかるかもしれません。
で、今回購入した万物想はこちら。
すいません。ダンボールですね。
開封しましょう。
こんな感じの株です。扇のような形です。まだ小ぶりなので、花柄も少なめですね。
以前購入したのはこちらの株。恐らく生育年数が結構違うのでは?こっちの方が倍くらいの価格になりました。
万物想の発根管理その2を開始
では早速発根管理の準備を進めましょう。
基本的な方法は前回と同じです。このような流れで作業を行いました。
1.根の先を少しカット
2.40倍のオキシベロンに8時間浸け込み
3.殺菌剤を塗布して乾かす
4.ルートンを薄く塗る
5.土に植え込み
6.1週間後にメネデールで水やり
万物想その1の発根管理では、根はほとんどいじらずに植え込みました。今回の万物想では実験的にちょっとカットしてみることに。
火で炙って消毒したハサミでカットします。ハサミでなくても、カッターでもOKです。断面をきれいにするため、切れ味の落ちてないものを使用しましょう。
ネットで見た情報によると、万物想に関してはあまり根はカットしない方が良いと見たことがあります。実際のところどうなのでしょうか。
カットした断面です。万物想って組織が赤いのですね。腐っている訳ではなさそうです。
根をカットしてから、オキシベロンに浸けます。オキシベロンは40倍に希釈。
バイエルクロップサイエンス 殺菌剤 オキシベロン液剤 500ml
前回は12時間浸けましたが、根をカットしているので8時間程度にとどめておくことにしました。
万物想に関しては、このオキシベロンも不要との意見もあります。
オキシベロン後は、殺菌剤を塗布します。毎回使用しているベニカXファインスプレー。スプレーなので、プシュッと吹きかけて終了です。
住友化学園芸 殺虫殺菌剤 ベニカXファインスプレー 1000ml
殺菌剤を塗布したあとは、十分に乾かします。水分が残っていると、植え込みした時に腐りの原因になってしまいます。
いや、よく考えたら、水やりしたらどうせ湿ってしまうのであり、ここでの乾燥に意味があるのでしょうか?まあ、念のためです。
乾燥後はこんな感じ。4時間程度は乾かしたと思います。
乾燥後はルートンでおしろい。粉なので筆で塗ります。
これはちょっと塗りすぎ。もう少し薄く塗りましょう。筆で不要なルートンを落としました。
ルートンを塗ったら、土に植え込みます。土の配合はグラキリスと同様です。というかサボテンやコーデックス全般この配合にしています。
赤玉土、鹿沼土、軽石、バーミキュライト、くん炭、ゼオライトを混ぜた土です。
植え込み後1週間は水やりを控えます。ただ、水分がまったくないのもどうかと思いますので、霧吹きで表面を湿らす程度に水やりをします。
植え込み後は?
最初の2週間は日光にあてずに日陰においておきます。2週間後は日光のあたる位置に鉢を移動します。
1個目の万物想では、しばらくの間上から不織布をかけておきました。直射日光を少し和らげる目的です。根がない状態で直射日光にあてると、株への負担が大きいかなと考えました。
今回は不織布をかけずに管理します。その代わり大きな株の影になる位置において、時間帯によって日陰にもなるし日なたにもなる位置です。
水やりは鉢が軽くなったら、メネデールを100倍に薄めた水溶液を与えます。鉢を持ち上げて、水分の重みを感じたら控えます。ずっと湿った状態だと、腐りに繋がります。水のやり過ぎは厳禁です。特に万物想は腐りやすいので要注意です。
続きはこちら。発根状況を確認した様子です。
まとめ
万物想が好きなので、もう一個買ってしました。しかも発根済みではなく、未発根のベアルート株です。
未発根株は発根せずに枯れてしまうリスクもありますが、自分で管理している感があって、一つの趣味としてありなのではと感じています。発根済みの株を買ってきて育てるのもいいですが、未発根だとさらに楽しいですよね。ドキドキもしますが。
この記事を書いているのは10月の中旬。これからは寒くなるので、発根管理は難しくなる時期です。また春になったら新たな株を手に入れて発根管理を開始してみたいですね。
この株の経過も追々記事にしていきます。
続きはこちら。
1個目の万物想。発根管理の記事です。
こちらはグラキリス。