イタリア料理を作るのになくてはならない道具といえば?包丁やまな板、アルミのフライパンはもちろんのこと、もう一つ忘れてはいけない道具が。
それはチーズおろし。グレーダーと言ったりしますね。何かとチーズを振りかけるイタリア料理。イタリア料理のチーズは、和食の醤油みたいな感じでしょうか。
チーズおろしは結構重要で、快適におろせるとイタリアンを作るのが大変楽しくなります。快適におろせるチーズおろしはイタリア料理になくてはならない道具と言えるでしょう。
そんなチーズおろしでおすすめなのが、Microplaneマイクロプレインの製品です。他のチーズおろしと使い比べてみると、驚くほどの性能の差があります。かなりオススメな逸品です。
マイクロプレインのチーズおろし。どんな製品?
アメリカの調理器具メーカーであるマイクロプレイン社。独自の刃を施したおろし金で有名です。少ない力で簡単に食品をおろすことができます。
マイクロプレイン社は、実はもともとが大工道具のメーカー。かんなやヤスリで使われる刃の技術が、おろし金にも使われているのです。
他のおろし金とはまったく違う使い心地であり、一度使うとほかのおろし金は使いにくくてしょうがないくらいに感じてしまいます。
マイクロプレインの優れているポイントをあげてみます。本当にそうなの?後で解説します。
・少ない力でスラスラおろせる
・フワフワな仕上がり
・食材が無駄にならない
・洗うのが楽
我が家のマイクロプレイン。プロシリーズを紹介。
こちらが我が家で使っているおろし金。プロシリーズのもの。マイクロプレインというと、こちらのような細長いタイプが有名です。
プロシリーズは幅広タイプ。一般的なおろし金と同じくらいの幅があります。
また、プロシリーズは刃のサイズにバリエーションがあります。我が家のものはもっとも細かい「MP-011」、その他に「MP-012」「MP-016」、平たく削れる「MP-014」、太く削れる「MP-013」などなど。
全体的にステンレスでできており、見た目もカッコいいですよね。細かい刃がたくさん並んでいます。
刃はこんな形状をしています。一般的なおろし金は、裏からボスッと穴を開けたような形をしていますが、マイクロプレインはまったく形状が異なります。一つ一つ刃が付いています。
この刃が優れもので、スルッと滑らかに食材を削ってくれます。
マイクロプレインでチーズをおろしてみます
では実際にチーズをおろしてみましょう。使うのはパルジャミーノレッジャーノ。定番のチーズですね。
もちろんおろせるのはチーズだけではありまけん。にんにくやしょうが、にんじんなど、いろんな食材に使用しています。
紹介するには比較対象が必要だろうということで、無印のチーズおろしと比較してみます。
個人的に無印良品が大好きで、調理器具も色々持っており、使いやすくて愛用しています。ただ、チーズおろしに関してはマイクロプレインの圧勝と言えます。
まず無印良品のチーズおろしで
まず無印のチーズおろしから。削る部分の形状は、ステンレス版の裏からキリなどで突き刺したような形。丸い穴が無数にあいています。
チーズを削ってみます。抵抗は大きめな印象。
おろしたチーズはこんな感じ。ボソボソした感じの削れ具合です。
問題はここ。おろし金の形状的に仕方がないのだと思いますが、このようにチーズで目詰まりをしてしまいます。結構な量のチーズが残ってしまっているのでは?飛び出た金属の隙間にチーズは入り込んでしまっています。
マイクロプレインはどんな感じ?
ではマイクロプレインでおろしてみましょう。
まずチーズの滑り具合(?)が全然違います。滑らかにチーズが削れていきます。無印のチーズおろしがヤスリだとしたら、こちらはかんなのイメージ。削るよりは細かくスライスする感じです。
下の写真は削った後。チーズがほとんど付着していません。無駄なく削ることができます。
削ったチーズはこんな感じ。フワフワです。一般のおろし金だとこうはなりませんよね。
削った後の裏面。チーズがたくさん残ってしまっている?
心配ご無用。手でパッと払えば落ちてしまいます。
洗うのも楽です。刃に刃向かうとスポンジがボロボロになってしまいますが、刃の向きに滑らせることできれいに洗うことができます。
おろし易さ、おろした食材の仕上がり、洗い易さ。マイクロプレインはかなり優れたおろし金です。
まとめ
以上マイクロプレインのおろし金をご紹介しました。Amazonの履歴を見ると、これを購入したのが2012年。もう10年近く使用しています。それでも切れ味が落ちた感じがありませんし、相変わらずチーズはフワフワにおろせています。
我が家ではチーズだけでなく、ニンニクやしょうがなどもこれでおろします。もし今使っているものがダメになったら、またまたマイクロプレインの製品を購入するでしょう。一度使うともう手放せません。とは言っても、ダメになる感じが全然ありません。
おろし金としては少し高価ですが、一度購入すると長く使えますし、何より使い心地が最高です。