植物は大好きなのですが、それは観葉植物やサボテン、塊根植物などが対象であり、「お花」にはまったく興味がありません。確かにサボテンに花が咲いたら、それは嬉しいことは嬉しいのですが、別に花を咲かせることが目的ではありません。お花畑より、緑一色の山の景色の方が好きです。
とは言え、お花メインの場所でありながら、結構楽しめるレジャー施設があります。それは「世羅高原農場」です。お花メインの農場であり、大量の花が植えられており、ここまで多いと結構楽しめます。「量」ってかなり重要な要素だと認識する次第です。
今回は秋口ということもあり、ダリアが満開。「ダリアとガーデンマム祭」に行ってきました。まあ、たまにはお花もいいもんですね。(いや、結構楽しいぞ)
世羅高原農場ってどんなとこ?
広島県の世羅町は、広島のちょっと右寄り、福山や府中、尾道に近いところにあります。内陸の方に上がっていったエリアに位置し、自然豊かな場所です。標高350m〜450mの世羅台地の上にあり、瀬戸内海に面する広島市と比較して年間の平均気温が3〜4度低くなっています。広島空港までの間は、自動車専用のフライトロードが途中まで繋がっており、比較的交通の便も良いです。避暑地としても注目を集めるエリアです。
農業が盛んであり、この農業を観光資源として活かす取り組みが盛んです。このエリアにはくだもの狩りのスポットも多数存在し、春はいちご狩り、秋はなし狩りやぶどう狩りの有名なスポットです。
そんな世羅で、やはり観光に特化した農園である世羅高原農場。お花がメインの農園です。広島では結構有名であり、開花のシーズンにはたくさんの人が訪れます。無数の花が並ぶ光景から、インスタ映えのスポットでもあります。
今回は9月ということもあり、ダリアのシーズンでした。
春はチューリップ祭。75万本のチューリップが咲き乱れます。
そして夏はひまわり。110万本のひまわりは、圧巻の光景です。
アクセス
車での訪問がオススメです。場所的に車でしか難しいでしょう。公共交通機関の場合、最寄駅からタクシーやレンタカーになります。ただ、広島交通がイベント開催時のみ広島バスセンターからの直通バスを運行しています。
広島市内から車で向かう場合は、まず山陽自動車道へ。広島空港最寄りの河内インターで降りて、そこからフライトロードを世羅方面に走行します。広島市内からだと、車で1時間半程度です。思ったより近くなのです。
駐車場は1,000台分が確保されており、シーズン中でも満車になることは少ないのでは。
世羅高原農場。ダリアとガーデンマム祭に行ってきました。
広島市内からだいたい1時間半。山陽道を河内インターで降りて、世羅方面にフライトロードを走ります。フライトロードはずっと繋がっている訳ではなく、途中から一般道を走行します。信号の少ない田舎道なので、快適なドライブです。
くだもの狩りでたくさんの人が訪れている世羅幸水農園を横目に、ひたすら田舎道を走行。賑やかなエリアからちょっと離れた場所に、世羅高原農場はあります。
入場料
大人:1,000円
子供(4歳〜小学生):500円
9:00〜18:00(最終入園17:00)
まずエントランス。ここでチケットを購入します。うちの子は4歳。だんだんとお金のいる施設が増えてきました。
中に入ったら、すぐ右に売店があります。花の苗などが販売されていました。
入ってしばらくは、なんだか寂しい感じ。それはお花が栽培される畑はそれぞれ別の場所になっており、エントランス入ってすぐの場所はシーズンオフのひまわり畑だから。
ダリアのエリアは小道を抜けていった先にあります。
この広い面積がすべてダリアです。所々、このようにちょっとした高台に展望台が設けられています。
ダリアって綺麗ですよね。満開でした。色んな品種が植えられており、カラフルなダリア畑が広がっています。
個々のダリアを見ていきましょう。紅白のダリア。
黒いダリア。ダークな雰囲気です。
綺麗なピンク。
オレンジ。まん丸でかわいいですね。
黄色いダリア。
白。花が大きいので、うつむいていました。
オレンジと白。なんだかすごい色ですね。
黄色に赤い筋が入っています。これもすごい色ですね。
こんな形のダリアも。
ミツバチがいました。かわいいですね。
なんかいる!と思ったらカエルでした。
様々な品種のダリアがあって、かなり楽しめました。どれも綺麗に咲いています。こんなに上手く花を咲かせるのって、かなり高度なテクニックが必要なのでは?
次はガーデンマムへ。
そもそもガーデンマムってなんだ?
調べてみるとキクの一種らしいです。ヨーロッパで改良された園芸品種であり、現地ではかなり人気があるそうです。下の写真のように、密集して咲く花が特徴的です。
まずは展望台から。
このように色とりどりのガーデンマムが植えられています。
グルメもあります
お花だけではありません。広大な敷地なので、歩き疲れたら軽食とともに休憩を。
園内にはレストランやカフェも併設されています。
農場レストランです。
オシャレなカフェも。店内では雑貨やお土産物も販売されています。
注目のグルメは「せらバーガー」です。世羅では町おこしの目的で、「せらバーガープロジェクト」の取り組みが行われています。きっかけはこの世良高原農場から。つまり、せらバーガーの元祖と言えるでしょう。
食べない訳にはいきません。
分厚いパテが入っており、非常においしかったです。お値段は850円です。
うちの子はソフトクリームを。巨峰のソフトクリームです。これも美味しかったですね。
園内の休憩エリア。せらバーガーやソフトクリームはこちらで販売されています。
まとめ
冒頭にも書きましたが、植物は大好きなのですが、お花にはあまり興味がありません。しかしここはお花がメインの観光農園。そんな自分でもかなり楽しめました。そう言えば、今回はダリアでしたが、子供がまだ小さい頃にはチューリップやひまわりのシーズンにも訪れていました。なんだかんだここに来てしまっています。それだけ楽しいのでしょうね。
やはり、量は正義です。多分ダリアをちょっとしたプランターで見ても何とも思わないのでしょうけど、これだけ量があってたくさんの種類があると、楽しまざるを得ません。
せらバーガーも美味しいですし、ぜひ一度訪れてみてはいかがでしょうか。