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岩国錦帯橋空港から飛行機に乗る!搭乗までの流れをご紹介します。

広島から飛行機で移動する場合、まず選択肢に上がるのが広島空港。東京、札幌、仙台、沖縄のほか、アジア方面への国際線が就航しています。

しかし、難点は遠いこと。山の奥の方にあって、アクセスが大変です。広島駅からリムジンバスが出ていますが、50分くらいかかります。鉄道で直接行けないのは残念ですよね。

実はもう一つの選択肢があります。それは岩国錦帯橋空港。山口県の右端にある岩国市。広島市内から近いです。東京行きが1日5便、那覇行きが1日1便就航しています。広島市民にとって、こちらの方が便利な場合も。

今回は岩国錦帯橋空港から那覇行きの便に搭乗しましたので、その様子をレポートします。実は岩国錦帯橋空港にはある噂が。その噂の検証も行ないました。

 

 

 

 

岩国錦帯橋空港について

まずは岩国錦帯橋空港についてのご紹介。

 

岩国錦帯橋空港って?

山口県岩国市にある空港です。岩国といえば、米軍基地を思い浮かべますよね。そう、岩国錦帯橋空港はアメリカ海兵隊の基地内で運営されています。軍民共用の空港なのです。海上自衛隊も基地を構えて、当空港の滑走路を使用しています。

岩国錦帯橋空港では、2012年より民間機の就航が開始されました。他にアメリカ軍基地に民間機が就航しているのは、青森県の三沢基地のみ。全国的にも珍しい空港なのです。

正式名称は「岩国飛行場」。米子鬼太郎空港や宮崎ブーゲンビリア空港のように、地方空港は地域の名勝や特産品を取り入れた愛称がつけられるのが一般化しています。岩国といえば錦帯橋は欠かせませんね。

 

現在の運行状況です。航空会社はANAのみです。

岩国→東京(羽田)
ANA632便 7:35→9:05
ANA634便 9:20→10:50
ANA636便 14:50→16:20
ANA638便 17:50→19:20
ANA640便 19:45→21:15

東京(羽田)→岩国
ANA631便 6:55→8:40
ANA633便 8:55→10:40
ANA635便 12:20→14:05
ANA637便 17:15→19:00
ANA639便 20:05→21:50

岩国→沖縄(那覇)
ANA1267便 11:2513:35

沖縄(那覇)→岩国
ANA1268便 15:20→17:05

 

 

アクセス

地方の空港ということもあり、車でのアクセスがやはり便利です。駐車場は、飛行機の利用者であればなんと5日間無料!なのです。広島空港周辺の駐車場はお金がかかるので、5日間無料は嬉しいですよね。駐車場は850台収容。十分な広さがあります。

最寄りのインターチェンジは、山陽自動車道の「大竹IC」か「岩国IC」「玖珂IC」です。それらのインターから、空港までのだいたいの所要時間は下記の通り。

・大竹IC 20分
・岩国IC 25分
・玖珂IC 30分

広島市内から向かう場合は、2号線のバイパスから廿日市ICで山陽道に入り大竹ICで降りるのが、時間的にも経済的にも最適でしょう。廿日市から大竹までの高速料金は730円。休日は360円です。

上記のルートで、だいたい1時間弱の所要時間です。大竹ICを降りた先の国道2号線が渋滞するといけないので、少し余裕を持って家を出るのがオススメです。2号線の渋滞ポイントである宮島口周辺は、山陽道でパスできます。

 

電車でのアクセスの場合は、JR岩国駅から直通バスを利用します。岩国駅から空港までの乗車時間は7分ほど。駅から結構近いのです。バスは飛行機の時間に合わせて運行されています。時刻表は以下の通り。

 

JR岩国駅→岩国錦帯橋空港
6:53→7:00 632便(羽田)7:35発
8:28→8:35 634便(羽田)9:20発
10:33→10:40 1267便(那覇)11:25発
13:58→14:05 636便(羽田)14:50発
16:58→17:05 638便(羽田)17:50発
18:53→19:00 640便(羽田)19:45発

帰りも同様に、飛行機の時間に合わせてバスが運行されています。

岩国錦帯橋空港→JR岩国駅
631便(羽田)8:40着 8:50→8:57
633便(羽田)10:40着 10:50→10:57
635便(羽田)14:05着 14:15→14:22
1268便(那覇)17:05着 17:15→17:22
637便(羽田)19:00着 19:10→19:17
639便(羽田)21:50着 22:00→22:07

JR岩国駅との区間のほか、広島バスセンターとの直通バスも1日1往復運行されています。

 

 

 

岩国錦帯橋空港のある噂について

今回初めて岩国錦帯橋空港を利用します。そこで確かめたかったのがある噂。

岩国錦帯橋空港は軍事基地の中にある空港。それもオープンな自衛隊ではなく、何かと厳しそうな米軍の基地の中。よく民間機が就航できたものだと思いますが、日米の連携の強さを表しているのでしょうか。

ターミナルから滑走路までは、当然基地の中を移動します。当然窓から基地内を眺めることが可能。そんな滑走路までの移動中は、「撮影NG」であるというのがその噂です。離陸に向けてターミナルを離れる際に、窓から撮影したらダメよという内容のアナウンスが流れるとか。

基地の中を通るなら、色々な軍用機も見られるはず。男の子ならワクワクしますよね。写真の一つも撮りたくなりますが、果たしてどうなのでしょうか。

 

 

岩国錦帯橋空港から飛行機に乗る!

前置きが長くなりました。それでは、実際に飛行機に搭乗した様子をレポートします。

 

まずは空港へ

広島市内から車で向かいます。まずは庚午から国道2号線のバイパスに乗ります。このバイパスがあるおかげで、市の中心部から五日市や石内、廿日市へスムーズにアクセスすることができます。

 

バイパスは廿日市まで。山陽道への分岐に入ります。

 

山陽道を少し走行し、大竹インターから一般道へ。廿日市の次は大野IC。その次が大竹です。

 

左側の車線へ進みます。

 

国道2号線を走行。インターを出た直後は2車線。先の大竹駅周辺は片側1車線になり、左側の車線がなくなります。早めに右側車線に寄っておきましょう。

 

岩国市内に入ってしばらく進むと、道幅が広くなり2車線に戻ります。「焼肉キング」が左に見えたら、昭和橋の交差点を左折。左折レーンがあります。

すぐさま右に曲がり、こちらの道に入ります。

 

川を渡ったら、左手にコスモスやセブンイレブンのある交差点が現れます。この交差点を左折。左折したらまもなく空港です。

 

まっすぐ行くと駐車場の入り口があります。途中、基地の入り口もあるので、間違って入らないように。

 

駐車場は広く、850台分あります。ただ、そこそこ埋まっている感じ。結構利用者が多いようです。とはいえ、運行している便も限られることから、満車を心配する必要はなさそうです。

 

ターミナルへ向かいます。駐車券は忘れずに持っていきましょう。駐車券がないと、駐車料金の割引が受けられなくなってしまいます。

 

岩国錦帯橋空港のターミナルです。就航しているのはANAのみですので、カウンターもANAだけです。

 

売店のほか、ちょっとしたフードコートがあります。ちょっとお昼には早いですが、錦帯橋ソラカフェで、ご飯を食べておきます。

 

ハンバーガーを注文。750円。思ったよりと言うと失礼ですが、美味しいハンバーガーでした。

 

フードコートはそこそこ席数があります。開放的な空間ですね。

 

お腹を満たして、いよいよ飛行機に乗ります。

 

 

いよいよ搭乗

まずは保安検査。1レーンしかないので、出発直前は混み合います。

アナウンスでも、なるべく早めに保安検査を済ませるよう促していました。

 

待合エリアでは多くの方が搭乗を待っていました。ちょうど1日1便の沖縄便の出発前。このように待合エリアもそれほど大きくありません。

待合エリアには売店はなく、自販機のみ設置されています。もちろんトイレはあります。

 

忘れてはいけないのが、駐車料金の割引適用。保安検査場を過ぎた待合エリアに、駐車場割引機が設置されています。飛行機に乗ってしまうと割引適用できる機会がないので、ここで忘れずに駐車券を機械に通して割引を受けておきましょう。あとは旅行中に無くさないように。

 

搭乗ゲートは1カ所のみです。搭乗ゲートを過ぎたら、エスカレーターで2階へ。小さな子供がいるということで、優先して搭乗ゲートを通してくれました。

 

いよいよ飛行機に搭乗です。通路には金魚の飾りがあっていい感じ。これは「金魚ちょうちん」です。岩国市に隣接する柳井市では、白壁の街並みが有名。そこでは民芸品である金魚ちょうちんが数多く飾られています。

 

 

あの噂は?

飛行機に乗り込みました。シートに座ったら、まずはシートベルト。

 

飛行機が動き出すと安全ビデオが流れます。うちの娘はなぜか安全ビデオが気に入った様子。家に帰ってからもYoutubeで何度も視聴。以前の歌舞伎バージョンも。ハイヒールを見ると、「スライドを破損する!」って言ってますw。

 

安全ビデオが終わると、機内アナウンスが。

「当機はアメリカ軍基地内を通過します。セキュリティ保全のため、ビデオや写真撮影は禁じられております。」

おっ、噂は本当だったようです。

ターミナルから滑走路までの間は、アメリカ軍海兵隊の基地内。F35やオスプレイなど数々の軍用機を見ることができ、マニアにはたまらない瞬間でしょう。しかし、撮影はNGのようです。見るだけで我慢です。

アメリカ軍は、陸軍、空軍、海軍、海兵隊で組織されています。アメリカ軍において海兵隊の役割は、災害や紛争に即応的に対応すること。陸海空すべての要素を統合的に運用することから、戦闘機も保有しているのです。岩国基地では、海兵隊の航空機が運用されています。

 

 

離陸しました!

岩国基地は広大な面積を有しており、ターミナルから滑走路までの距離が長い。離陸するまでに時間がかかります。

そしていよいよ離陸!

那覇空港までは1時間半ほどで到着します。

 

那覇空港に着陸!自衛隊の輸送機が離陸を待っていました。那覇空港も自衛隊と共に利用する軍民共用の空港です。那覇空港でも自衛隊の航空機を窓から眺めることができますが、撮影NGのアナウンスはありません。

 

めんそーれ

 

 

まとめ

今回は初めて岩国から飛行機に乗りました。広島市内から飛行機に乗るなら、広島空港と岩国空港の二つの選択肢があります。どちらが便利かというと、それは微妙なところ。所要時間は同じくらいかかります。ただ岩国の方は、駐車料金や高速料金が安く済みます。広島から行くなら、乗りたい飛行機の時間に合わせて、空港を選べば良いのではないでしょうか。

もう一つの目的が噂の検証。岩国空港では、飛行機の窓から写真を撮るのが禁じられているらしい。確かに、米軍基地のセキュリティ保全のため、撮影はNGでした。

 

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