冬型の塊根植物が好き。
冬型ってほかの植物とは一風変わった形をしており、それが人の心を魅了するのかも。
そう、また冬型塊根を購入してしまいました。最近は万物想(チレコドン・レティキュラータス)にハマっており、今回は同じチレコドン属である「チレコドン・ワリチー」です。某オークションで結構安く買えました。万物想に比べると、リーズナブルです。人気が落ちるのかも。
とは言え、塊根植物の本を見ると必ず載っているような、人気の冬型塊根の一つです。本を見るたびに、欲しくなるのでした。ゴツゴツした幹肌、そしててっぺんから勢い良く伸びるプニっとした葉がなんかいい感じ。
そんなチレコドン・ワリチーについてご紹介します。
ちなみに、ワリチーの和名は「奇峰錦」です。
チレコドンワリチーってどんな植物?
ベンケイソウ科チレコドン属に属するワリチー。ワリチーという名称は、ウォーリッチ博士というデンマークの植物学者に由来するそうです。
原産地は南アフリカの乾燥地帯。確か万物想もその辺りでしたね。
チレコドン・ワリチーは、先にも書いた通り冬型のコーデックスであり、涼しくなると成長を開始します。真夏の間は休眠期。夏場は葉を落として丸坊主。夏の終わり頃から多肉質の葉が伸び始めます。
特徴は幹肌ですよね。まるで小さなフジツボがついているようにイボイボしています。これは、実は葉が生えた跡。葉が落ちたあとにイボイボが残り、成長して大きくなるに連れてイボイボも増えていきます。面白いですよね。
そして、葉も面白い。幹の頭からピョンと多肉質の葉がたくさん飛び出しています。まるでスーパーサ○ヤ人の髪のようです。
面白い植物ですよね。
チレコドン・ワリチーの育て方は?
ワリチーの育て方を調べてみました。
水やりは?
冬型の塊根植物であり、秋から春にかけてが成長期です。ただ、水のあげすぎは徒長の原因となってしまうので、控えめにあげた方が良いです。鉢を持ってみて軽くなって、2〜3日たってからの水やりで良さそう。元々乾燥地帯で生息しているので、水は少なめで。1〜2週間に1回くらいでしょうか。
夏場は休眠期。葉を落としたら、水やりは控えます。この時期にたくさん水やりをしてしまうと、根腐れの原因となってしまいます。
置き場所は?
自生地は、1日中日光があたるような乾燥地帯です。1年を通して日光のあたる場所に置いてあげましょう。真冬以外は基本的に屋外での管理となります。
真冬は室内に取り込みます。なるべく日光のあたる窓際に。場合によっては育成ライトを使ってもいいかも。
温度は?
涼しい時期に成長する冬型の塊根とはいえ、日本の冬は寒すぎます。自生地の冬は、最低気温は5度くらい、最高気温は20度くらいになるようです。日本だと秋くらいの季節ですよね。
なので、最低気温が5度前後になったら、屋内に取り込んだ方が良いでしょう。
春になって最低気温が5度以上になったら、屋外での管理を開始します。
ただ、情報によっては、霜に当たらない場所であれば、真冬で屋外で管理可能というものも。ただ、自生地の気温を考えると、最低気温5度くらいで屋内に取り込んだ方が無難でしょう。
チレコドン・ワリチーの抜き苗を購入。鉢に植えます。
それでは今回購入したチレコドン・ワリチーをご紹介します。未発根株ではなく、発根済みの抜き苗を購入しました。発根済みなら安心ですよね。
表面の突起が少ないです。安く買えたのですが、イボイボの肌がワリチーの魅力なので、ちょっと残念ですね。
未発根株を植え付けるときは肥料は使いません。今回は発根済みなので、マグァンプKを少量入れておきます。
植え込み完了しました。ちょっと斜めになっちゃった?
植え込み後は早速水やり。未発根株の場合、いきなり本格的な水やりはせずに、1週間程度様子をみてから行いました。
このワリチーは根があるので、植え込み直後に本格的な水やり。底から濁った水が出なくなるまで、水やりします。微塵を洗い流すイメージ。
植えてから1週間は、室内で管理をすることにしました。鉢を温めることが大切なので、日光のあたる南向きの窓際に置きます。黒い鉢に植え、日光で鉢を温める算段です。
根があるとはいえ、一度土から抜いていますし、抜いてから植えるまで数日たってしまっています。ダメになった根も結構あるのでは?なので、発根を促すような管理が必要になるでしょう。
11月の初旬で、夜間は10度を下回ることも。念のためにまずは屋内で管理を。
1週間後、早速外へ。ベランダの植物棚に移動します。南向きのベランダなので、ほぼ1日中陽があたる場所です。
最低気温が5度を下回るくらいになったら、室内に取り込む予定です。
そういえば、上の写真。よく見たら冬型の塊根植物ばかり並んでいます。チレコドン・ワリチー、万物想(チレコドン・レティキュラータス)、亀甲竜(ディオスコレア・エレファンティペス)、観峰玉(フォークイエリア・コルムナリス)です。
まとめ
なぜか最近手を出すのは、冬型の塊根植物ばかり。ちょうど成長期という時期的な理由もありますが、やはりその独特なフォルムに惹かれます。
今回はチレコドン・ワリチーをご紹介しました。
植物を購入したら、随時記事にしていきたいと思います。次に欲しいのもやはり冬型。「オトンナ・ユーフォルビオイデス」とか「オトンナ・ヘレー」を狙っています。