家族でキャンプを始めて一年。もちろんキャンプすること自体も楽しいですし、何より様々な道具をフィールドに投入してみるのもこれまた楽しい。
始めるということは、道具を揃えなければならないということ。キャンプは何かと道具が必要なので、いざ始めるとかなり出費がかさみます。一年を通して、結構散財してしまいました。その道具を選ぶのも、またまた楽しいんですよね。
今回の記事は、キャンプ道具の紹介。初めてのファミリーキャンプから1年間。この間に色々な道具を使いました。もともと持っていたものもありますし、新たに購入したものも。
それらの中から、ファミキャンの現場にあって良かったと感じたアイテムをご紹介します。これが必須という訳ではなく、あくまでも個人的に持ってて良かったキャンプ道具たちです。10個ご紹介しましょう。
あって良かったキャンプ道具10選
それでは10個のキャンプ道具を紹介しましょう。
ほぼ今回新たに購入した道具ですが、一部は登山のテント泊にハマっていた時から使っているものもあります。
MSRドラゴンフライ
ファミリーでキャンプ。家族でアウトドア料理を作るのも楽しみです。ファミリーなら、ツーバーナーを選択される方も多いでしょう。いわゆる二口コンロです。
小型のシングルバーナーは、どちらかというとソロキャンプ向け。ファミリーキャンプでは、特に必要無さそうです。
しかし、実はそんなことありません。ファミキャンであっても、シングルバーナーは大活躍します。
「気軽さ」がポイント。小さいので、機動力が高いです。コーヒーを淹れたい時に、ササッと取り出してお湯が沸かせます。
また、お米を炊く場合、ツーバーナーを調理用として、シングルバーナーを炊飯専用としても大変便利です。
我が家で使用しているのは、プリムスのP153とMSRドラゴンフライの2つ。いずれも数年前に登山用として購入したものです。ファミリーキャンプでも大活躍中。
中でもドラゴンフライは、ホワイトガソリンを使用する液体燃料式。後で紹介するColemanの286Aと同様に、ポンピング等の作業が必要です。カチッとすれば火のつくガスと違って面倒ではありますが、それがまた楽しいのです。ガスのP-153よりもドラゴンフライの方が出番が多いです。
液体燃料式の難点は、火力の調節が難しいこと。しかし、ドラゴンフライは細かく調節が可能なのです。とろ火もできるので、ご飯を炊くこともできます。
欠点もあります。それは爆音。とろ火でもすごい音がします。早朝は使用を避けた方がいいでしょう。
そんな欠点があっても、このバーナーは魅力的です。所有しているキャンプ道具の中で、もっとも好きかもしれません。
Colemanタフスクリーン2ルームハウス
テント+タープという組み合わせもオシャレでカッコいいですが、我が家では2ルームのテントを選んで良かったと実感しています。
2ルームテントは、何よりもその合理性。テント一つ立てれば、リビングと就寝スペースの出来上がり。タープを立てる手間を省けます。とは言っても、2ルームテント+タープのグループも結構見かけましたね。大は小を兼ねると良く言いますが、2ルームテント一つで十分なスペースが出来上がりますし、タープを組み合わせて贅沢なサイトの使い方も可能です。
あと、もう一つの利点が。リビングを外からシャットアウトできること。夏の暑い時期は網戸にして虫の侵入を防ぐことができます。寒い時期はスクリーンを閉じて、ストーブで空間を暖められます。(一酸化炭素には要注意!)
我が家が購入したのは、コールマンのタフスクリーン2ルームハウス。キャンプ場でもっともよく見る2ルームテントでしょう。
スノーピークのランドロックなんかが有名ですが、いかんせん高価です。コールマンなら1/3程度。ファミキャン1年生には、十分過ぎるほどでした。
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Colemanファイヤーディスク
キャンプといえば焚き火。焚き火といえばキャンプ。焚き火はキャンプの醍醐味です。
田舎に行くと、おじいさんが畑や田んぼで何やら燃やしている光景をよく見かけます。火事か!って思うと、大規模なおじいさんの焚き火だったりします。
しかし、都市部に住んでいる我々にとって、ものを燃やすことはほぼ不可能。唯一キャンプだけが炎を眺める機会なのです。
バーベキューコンロだけでなく、是非とも焚き火台も持って行きましょう。
コールマンのファイヤーディスクを使っています。比較的安価ですし、何より使いやすい。掃除もラクチンです。
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Colemanヒーリングチェア
キャンプでこだわるべきこと。それは「椅子」。
のんびり過ごすこともキャンプの醍醐味の一つ。自然のなかで、長時間ボーっと過ごすのです。
それには座り心地の良い椅子が欠かせません。何度かキャンプをして、長時間座っていてもしんどくならない椅子は必須アイテムであると実感しています。
座り心地の良い椅子の代名詞と言えばヘリノックス。けど高いです。
そこでオススメなのが、コールマンのヒーリングチェア。ヘリノックスをオマージュしたような形です。だから座り心地がいい。アルペンのセールで、3,000円くらいでした。お手軽です。
難点は折りたたんでもそこそこ大きなサイズになるのと、立ち上がる際に前に倒れやすいこと。ただ、価格を考えると、かなりオススメの一脚です。
Colemanワンマントルランタン286A
キャンプサイトの夜を快適に過ごすには、それなりの光量のランタンが必要です。
最近はLEDのランタンが主流ですが、オススメは燃焼系のランタン。マントルを燃やすことで、かなりの光量を発します。
燃焼系のランタンは2タイプ。ガスを燃やすものと、液体燃料を燃やすもの。紹介するColemanの286Aは、液体燃料式のランタンです。主にホワイトガソリンを使用します。
液体燃料と聞くと、ちょっとハードルが高い気がします。しかし、実際に使ってみるとそんなことはなく、むしろ楽しいのです。
液体燃料式は、あたりを照らすまでに儀式が必要です。
まずマントルをライターであぶって燃やします。すると、灰のようになって縮みます。ガス式のものも同じ作業が必要ですね。
次にホワイトガソリンをタンクに注入。缶から直接注ぐのはほぼ不可能です。大半が溢れるでしょう。専用の漏斗があります。
そして、ポンピング。ポンプを押したり引いたりして、タンク内部の圧力を高めます。重くなるまでポンピング。バルブを開けると気化した燃料が吹き出しますので、火をつけます。
しかし、まだ終わりではありません。炎がボワっと上がりますので、安定するまでポンピングを行います。
このように少々面倒な作業が必要です。しかしキャンプでは、この面倒な作業が楽しいのです。
また、光量のあるランタンを使用する利点がもう一つあります。テントから少し離した場所に設置すれば、サイト全体を照らせるほか、虫もそちらにおびき寄せることができます。虫が明るいランタンに集まりますので、テントに近づく虫が少なるのです。
FEUERHANDベイビースペシャル276
雰囲気重視ですね。オイルランタンです。光量はロウソクよりちょっと明るい程度。これ一つでは、不十分です。
しかし、小さな炎がゆらゆら燃えている様子が、なんだかいいんですよね。決して機能的ではありませんが、キャンプには欠かせないアイテムです。これがあるだけで、何だか嬉しくなるのです。この言葉にあらわせない魅力は、一体何なんでしょう。
夕食の時、テーブルに置いておけば、ほんわりと手元を照らしていい感じですよ。
SOTOスライドガスマッチ
便利です。このライターを買う前は、チャッカマンを使っていました。ただ、チャッカマンって結構すぐガスが無くなるんですよね。スライドガスマッチは、よくあるCB缶からガスを補充することができます。
この商品の特徴は、火口がスライドできること。持ち運ぶときは短くしてコンパクトになりますし、伸ばせばランタンの着火に大変便利です。
クイックキャンプ 車中泊マット ダブルサイズ
テントの床は薄い布があるだけ。ごつごつして到底寝られません。マットが必要となります。
ファミリーキャンプでは、ダブルサイズがオススメ。小さな子供は寝相が悪いですから、シングルサイズのマットでは転がり落ちてしまうでしょう。大きなダブルサイズが適しています。
このクイックキャンプの車中泊マット。車中泊マットという名称ですが、もちろんキャンプでもOKです。中にはウレタンが入っており。バルブを開けると自動的に膨らみます。
ダブルサイズのマットの難点は、空気を入れるのが大変なこと。このマットを使う前は、ウレタンの入っていないエアーマットを使用していました。自転車の空気入れのような手動式ポンプを使っていたので、真夏のキャンプなんて過酷な重労働でした。汗だくになってパンパンにしたのものです。
このマットはある程度まで自動で膨らむので、最後は空気を吹き込んで好みの硬さにします。
そしてなにより、寝心地がいい!硬すぎず柔らかすぎず、ちょうどいい硬さなのです。
たたむのが大変なのが難点ですね。収納サイズも大きいです。
Coleman寝袋 ファミリー2in1 C5
封筒型のダブルサイズの寝袋です。小さい子供がいる場合、このタイプの寝袋が最適でしょう。さすがに家族3人は厳しいですが、我が家では奥さんと子供がこの寝袋で一緒に寝ています。5度以上が、快適温度となっています。ただ、実際に5度で使用すると寒いでしょうから、春~秋までの使用が良いでしょう。
この寝袋のいい点は、洗濯機で丸洗いできること。高価な寝袋はダウンを使っているので、家で洗濯するのは難しいです。これは中綿がポリエステルなので、洗濯が簡単です。気にせず洗濯機にポイでOKです。
キャプテンスタッグ 七輪 炭焼き名人万能水冷式
アウトドアと言えばバーベキュー。自然の中で炭火で焼いたお肉は最高ですよね。
BBQコンロを使用するのが一般的ですが、七輪もオススメなのです。グループでバーベキューをするなら、一度にたくさん焼けるBBQコンロが最適です。しかし、家族だけなら、大きなコンロは必要ありません。コンパクトな七輪の方が、使い勝手が良いのです。
このキャプテンスタッグの七輪は、スチール製なので割れることがありません。それに、下部に水を入れられるようになっており、テーブルが熱くなりにくいです。大きさも、家族で食べるだけなら十分でした。
番外編・・・荷物の乗る車
ファミリーキャンプは 、とにかく荷物の量が増えます。それだけの荷物を持ち運べる車も必要です。コンパクトカーでは無理でしょう。
ソロなら小さな車でもOKです。座席は運転席さえあいていればいいので、その他は荷物の置き場として活用できます。
しかしファミキャンだと、家族が乗車するので座席にはたくさんの荷物を置けません。だから、大きな荷室が必要になります。ミニバンやSUV、ステーションワゴンなんかが選択肢となるでしょう。500リットル以上の荷室容量が必要であると実感しています。
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まとめ
ファミリーキャンプを始めて1年間。何度かキャンプを経験して、これは持ってて良かったと感じたキャンプ道具を紹介してきました。あくまでも、あって良かったものであり、これが必須という訳ではありません。他にも面白くて役に立つアイテムはたくさんあります。
そう、キャンプ道具って無数にあります。その中から選んで、実際にキャンプ場で使ってみるのがこれまた楽しいですよね。道具選びもキャンプの醍醐味と言えるでしょう。
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