中四国の最高峰といえば、鳥取県の大山です。1709mの標高があり、日本百名山の一つです。独立峰のような見た目から、「伯耆富士」とも呼ばれています。
西日本で山登りするなら、誰もが目指すのが大山。初心者のステップアップに最適な山です。「近所の山に何度か登ったので、そろそろ大山にチャレンジだ!」といった感じで。西日本の登山者の誰もが通る道、いや山が大山なのです。
そう、うちの娘にとっても。小学1年生の娘と始めた登山。いよいよ大山に挑戦してみることに。果たして無事に登頂できたのでしょうか。
大山夏山登山コースについて
大山のもっともポピュラーなコースが夏山登山コースです。登山の難易度はそれほど高くなく、初心者でも登ることができます。今回登った際も、お子さんを連れた家族連れがたくさん山登りを楽しんでいました。
夏山登山コースは、大山寺周辺に登山口があります。登山口ですでに標高約800m。山頂は1709m。山頂までの標高差は900mほどです。
登山道はかなりきれいに整備されており、危険な箇所は少ないです。初心者にも安心ですね。とはいえ往復の所要時間は6時間ほどであり、ある程度低い山を登ってからチャレンジするのが良いでしょう。
娘と大山にチャレンジ!
6歳の娘と大山に登った様子をレポートします。無事登れた?
スタート前に定番のスポットで記念写真。この橋の上からの眺めが絶景です。
道路脇に登山口があります。いよいよ登山開始!時間は10:30でした。本当はもう少し早い時間に登り始めたかったのですが、毎度のことながら狙った時間に家を出れないのが我が家の問題なのです(笑)。
一合目にはすぐに到着。この辺りはまだ散歩道のような雰囲気。この付近には大山寺の阿弥陀堂があります。阿弥陀堂は重要文化財に指定されています。
登山道はかなり綺麗に整備されています。階段が多いですね。
三合目に到着。まだ元気です。
四合目。やはり階段。階段は歩きやすいのですが、地味に足にきますよね。
そして階段を。というか階段を。
五合目まで来るともはや元気が、、、。もうちょっと頑張れば六合目。
12:10六合目に到着です。六合目には立派な避難小屋があります。ただ、トイレはありません。ここで長めに休憩をします。元気が復活した?
七合目です。六合目で休憩したからか元気を取り戻した様子。
七合目を過ぎると、少し道が急になります。しんどくはなりますが、このような絶景が広がり始めます。遠く弓ヶ浜が見えますね。
階段の段差も大きくなるので、小さな足では登るのが大変。
標高1600mの看板が!あと100mちょっと。この辺りまで来ると、大きな木がなくなり、視界が広がります。その代わりに直射日光がガンガンに当たるので、帽子などあった方が良いでしょう。
実はこの辺りで心が折れそうになっていたようですが、すれ違うたくさんの人に「すごいねー」と声をかけていただいて、かなり上機嫌になった様子です。
下界の米子の街を眺めながら、気持ちのいい道を歩きます。
大山登山のクライマックスといえば、この木道ですね。ここまで来ればもう少しで頂上です。
この辺りには「ダイセンキャラボク」が群生し、特別天然記念物に指定されています。この植生を守るための木道ですね。木道から外れてはいけません。
この木道。地味にしんどいのです。山頂に向けて勾配がついているため、足を削っていきます。早く頂上に到達したいのに、なかなか着きません。
13:35 ようやく山頂に到着です!3時間くらいかかりました。何とか小学1年生でも大山の頂を踏むことができました。
遅くなりましたが、山頂でお昼ご飯をいただきます。1時間ほどのんびり過ごしました。
頂上の小屋は工事中でしたが、中に入れました。暑い時期は小屋の中で休憩するのが良いかもしれません。とにかく直射日光が降り注ぎます。
小屋には売店があります。そういえば自分が米子に住んでいた約10年前には、売店はありませんでした。便利になりましたね。
14:20 それでは下山開始!まさに天空の道という感じですね。めちゃくちゃ気持ちいい道です。
ダイセンキャラボクが生い茂っています。大事にしたい自然ですね。
かっこいい山肌。まるで北アルプスの山みたい。
山頂から六合目くらいまでがちょっと急な道が続きます。慎重に下っていきます。
特に下りは階段が歩きやすいですね。うちの子も怖がることなく、スイスイ降りていきます。
16:45 登山口まで無事に到着しました。何とか往復することができました。大山ナショナルパークセンターにコインシャワーがあるので、汗を流して帰ります。周辺には温泉もあリます。
まとめ
2年間米子に住んでいたことがあるので、大山は馴染みの山です。何度も登りました。ただそれは独身の頃の話。子供ができて、子供と一緒に登る大山はまた新鮮な感じがしました。
娘との大山登山。小学1年生の女の子でも、無事に登頂することができました。
危険を感じる場所はあまりなく、ゆっくり登れば小学校低学年でも問題なさそうです。ただ、靴は登山用のものを使うのが、安全のためにも望ましいでしょう。
今回の大山登山で、また一つ大事な思い出ができました。次は白山に登ってみたいですね。