広島市内の観光名所と言えば、原爆ドームが有名ですね。もう一つ忘れてはならないのが広島城です。広島に住んで9年になるのに、まだ広島城には訪れたことがありませんでした。あの近辺にはよく足を運びますが、なかなか広島城までは行かないんですよね。
ということで、娘を連れて行ってきました。広島城ってどんなとこ?上からの眺めはどんな感じ?広島城をご紹介します。
広島城について
別名鯉城とも呼ばれる広島城。白の周りのお堀には、たくさんの鯉が泳いでいます。広島市内も、広島東洋カープを筆頭に鯉だらけですよね。
広島城は1589年に毛利輝元によって築城されました。代々毛利氏、福島氏、浅野氏の居城とされてきました。名古屋城、岡山城と並んで、日本三大平城の一つとされています。
残念なことに、戦時中まで当時の天守が残っていましたが、原爆により倒壊してしまいました。今の天守は鉄筋コンクリートの復元で、1958年に建てられたものです。
3月〜11月:9:00〜18:00
12月〜2月:9:00〜17:00
大人:370円
シニア(65歳以上):180円
高校生:180円
中学生以下:無料
広島城へGO!
実際に広島城へ訪れた様子をレポートします。
広島城の近隣は美術館や大きな病院、役所関連の施設が集まっており、都心部にありながらも落ち着いた雰囲気です。
奥に新スタジアムが見えていますが、試合のある日はかなり賑やかになるのでしょうね。
橋を渡って大きな門をくぐります。この橋は御門橋で、門は表御門。まあそのままの名称ですね。
表御門を抜けた先には二の丸があります。お堀の内側は、大小2つの島で構成されています。天守のある大きな島と、この二の丸の小さな島。橋で繋がっています。
門をくぐって右手の長い建物が二の丸です。中には歴史的な資料が展示されています。二の丸の前は広場になっており、毎週日曜日には「安芸ひろしま武将隊」のステージが行われています。
天守に向かう途中にあるのがこのユーカリの木。原爆に耐えた被曝樹木なのです。
堀の向こうに新しいサッカースタジアムが見えます。「エディオンピースウイング広島」です。サンフレッチェ広島のホームスタジアムになります。
石垣の間を進みます。いい感じですね。
石垣を抜けると広島護国神社があります。
天守の方に向かいます。
天守に向かう途中に石でできた大きな基礎の跡がありました。明治時代に作られた大本営の跡です。日清戦争の頃には、広島に大本営があったのです。建物が原爆により倒壊し、基礎のみが残ります。
やってきました広島城。間近で見るとカッコいいですね。
入り口の左側にチケット売り場があります。
チケット売り場を過ぎてすぐの階段です。これはいい感じの雰囲気ですね。
ただ、第1層に入ると現代的な感じ。外観は古いお城な感じですが、中は鉄筋コンクリートの現代的な建物ですね。
天守閣は第5層まで。第1層から4層までは、広島城にまつわる様々な資料が展示されています。5層は展望台です。
しろうニャさん
庶民の生活の様子が再現された展示。
甲冑や刀剣などもたくさん展示されています。かっこいいですよね。
実際の刀の重さを体験することができます。振り回すのが大変そうな重さでした。
鹿の角を模した兜です。安土桃山時代のものだそうです。こういうのをかぶると目立って狙われそう。
最上階の第5層まで登ってきました。ちなみにエレベーターなどはなく、階段のみです。
外のベランダ?に出てぐるっと巡ることができます。窓がお寺の窓のような形ですね。華頭窓といいます。
殿様になった気分で、周囲を眺めましょう。北側の白島方面です。
南の紙屋町方面。
建設中のサッカースタジアムです。
階段がちょっと急なので、気をつけて下ります。
まとめ
広島の観光名所の一つ広島城をご紹介しました。あの毛利氏により造られた由緒あるお城です。戦争により当時の建物が失われたのは残念ですよね。
ただ、当時の建物を模した鉄筋コンクリート製とは言え、完成してから80年近くになりますから、それなりの歴史のある建物と言えるかもしれません。
最上階に上がると、広島の町を眺めることができます。平地に建つ平城で周囲にビルの方が高いので、めちゃくちゃ遠くまで見渡せる訳ではありません。ただ、当時のお殿様は、遠くまで(おそらく海まで?)城下を見渡せたのでしょうね。