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広島の憩いスポット「縮景園」は、4歳児にとっては探検スポットでした!

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広島の憩いのスポットと言えば「縮景園」。都心の真ん中に広大な日本庭園が広がり、外国人観光客も多く訪れる観光スポットでもあります。様々な植物が植えられており、四季折々で楽しむことができます。都会のど真ん中にありながら、そんな喧騒を感じられない貴重な場所なのです。

日本庭園と聞くと、どちらかというと年齢層が高めの方が対象であり、子どもはあまり楽しめないイメージ。

この縮景園。実はそんなことありません。子どもだって大いに楽しめます。うちの子も縮景園が大好きなのです。

その理由は「広さ」。広い日本庭園では、「探検」が可能。大人にとっては何でもなくても、小さい子どもにとってはちょっと大変。まさに非日常の探検です。

うちの子の探検任務の様子をレポートします。

 

 

 

 

縮景園とは?どんなとこ?

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そもそも縮景園ってどんなとこ?まずは縮景園の概要から。

約4.76ヘクタールの広大な日本庭園。海や山を縮めた景色を眺めるという意味で「縮景園」と名付けられたそうです。確かに海や山を縮めた箱庭のようになっており、中央の大きな池(濯纓池 たくえいち)の周りを、まるで山中のようなアップダウンのある小径を巡ります。

庭園というと眺めて楽しむものというイメージがあります。しかし、縮景園はそうではありません。庭園に入り込んで、庭園そのものを楽しむことができます。だからこそ、子どもも楽しめるのです。

縮景園は2020年に400周年を迎えました。江戸時代初期、広島城に入場した浅野氏により造成が始まりました。池の中心に架けられた園のランドマーク的な存在である跨虹橋(ここうきょう)は、江戸時代に作られたものです。

400年もの歴史はありますが、その当時のものは少ないです。というのも戦時中に落とされた原子爆弾により、縮景園も大きな被害を受けたから。復興するまで30年ほどの年月がかけられました。庭園の完成には植えられた植物が成長する必要があり、それだけの時間がかかってしまうのでしょう。

中央の池(濯纓池)には、鯉がたくさん生息しています。しかし、淡水ではありません。池の水は近くの京橋川から引かれています。京橋川は海から近いため、淡水と海水の混じった汽水域です。池の水も汽水となっており、淡水魚の鯉だけでなく、海水魚のボラも生息しているようです。確かに時々魚がバシャっと飛び跳ねることがありました。鯉が跳ねているのかな?と思っていましたが、縮景園のWEBによるとボラが跳ねているとのことでした。

園内には野鳥の姿もたくさん見かけました。梅林にはメジロの姿も。庭園なので人工的なものではありますが、都会の真ん中で自然を感じられる縮景園はおススメのスポットです。

 

営業時間

4月1日~9月30日 : 9:00~18:00(入園は17:30まで)

10月1日~3月31日 : 9:00~17:00(入園は16:30まで)

休園日 : 12月29日~12月31日

 

入園料

一般 : 260円

高・大学生 : 150円

小・中学生 : 100円

 

隣接する県立美術館とのお得なセットもあります。

一般 : 610円

高・大学生 : 350円

(高校生以下は美術館が無料です)

 

アクセス

都心部にあるので、アクセスはしやすいですね。

車はちょっと大変です。縮景園に駐車場はありますが、止められる台数が少ないので満車であることも。周辺にコインパーキングは多数ありますが、そこも満車であることが多いです。特に県立美術館で人気の展覧会が開催されたら、ほぼ駐車できないでしょう。

広電で行くのが最適です。あと、個人的におススメなのは自転車。県立美術館の駐輪場にとめることが可能です。駐輪は無料です。

 

 

駐車料金

1時間360円 以降30分ごとに180円

 

 

 

縮景園を探検!

優美な日本庭園である「縮景園」。探検ってどういうこと?

もちろん大人にとっては、都会の喧騒を忘れさせる落ち着く空間。探検的な要素などありません。

しかし、子どもにとっては?そう、都会の真ん中にある探検スポットなのです。2つの顔を持った日本庭園。それが縮景園なのです。

うちの子が縮景園を探検した様子をレポートします。今回の任務は、「鯉の楽園」を発見しエサをあげること。果たして、無事任務を終えられるのでしょうか。

 

いざ縮景園へ!入って右に行くと、チケット売り場があります。

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鯉のエサが売っていました。

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結構量が入っています。「鯉の楽園」まで無事届けられるでしょうか。

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縮景園の入り口付近。右へ行きます。まずは反時計回りに。

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いきなり難関が!落ちないように恐る恐る進みます。池を見ると鯉が泳いでいます。エサをあげながら橋を渡ります。

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石橋もありました。

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石段を登ります。よいしょ。

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東屋がありました。「悠々亭」といいます。ここは土足厳禁。靴を脱いで上がりましょう。

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悠々亭から庭園を眺めます。真下に鯉が泳いでますので、エサをあげます。

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落ちないように。

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石製のアーチ橋である跨虹橋が近づいてきました。渡ってみたいけど怖そうです。横に迂回ルートも設けられています。

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跨虹橋にチャレンジ。登りは良くても、下りが怖い。もちろん一人では下りられません。しかも階段は若干下向きに傾斜がついており、滑りそうな感じがします。雨の日や滑りにくい靴ではない場合は、渡らない方が良さそうです。

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跨虹橋周辺には鯉がたくさん集まっていました。

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鴨もいます。

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アオサギも休憩中。

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先へ進みます。

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下りがちょっと怖い。

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浅瀬のようになっているところも。鯉にエサをあげていると、ハトに襲われました。

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京橋川から取り入れた水が、池に流れ込みます。まるで渓流のようです。

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渓流を渡ります。おっとっと。

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とうとう発見しました!鯉の楽園です。これまでとは比較にならないくらいのたくさんの鯉がいました。ちょうど京橋川の水が池に注ぎ込むあたり。新鮮な水が流れてきますので、居心地の良いのでしょうか。

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えさをすべてやり終えました。任務を果たしたので、鯉の楽園を後にします。渡れるかな?

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帰りにもう一度跨虹橋を渡ります。結構気に入った?橋の手前には、「滑りやすいので注意!」の注意書きが置かれています。

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訪問したのは2月。ちょうど梅の花が満開でした。

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赤い梅の花。

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白い梅の花。梅の花は色んな色があるんですね。メジロも見かけました。

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まとめ

以上無事縮景園で任務を遂行し、帰還しました。エサをあげながらだったので多少時間がかかりましたが、だいたい一回りして1時間くらい。くまなく回るともっと時間がかかるでしょう。

2月だったので梅が満開できれいでした。春になると桜、夏や秋も季節の花が楽しませてくれます。まるで植物園のような一面も。

日本庭園というと子どもは退屈そうですが、縮景園は一味違います。子どもがたのしめる要素がたくさん散りばめられています。もちろん意図してそうなった訳ではありませんが、結果として子どもにとってのアトラクションと化しています。

子どもも大人も楽しめる施設ですし、料金もリーズナブル。是非一度訪れてみることをおススメします。

 

植物公園もかなりおススメなスポットです。こちらも是非。

www.sunomono19.com