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ゴルフやAクラスのCセグメントってファミリーカーとして使える?4年間使ったので結論を出します。

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昨今のキャンプブーム。我が家もご多分に漏れず、ファミリーキャンプを始めたのでした。ソロキャンプならまだしも、ファミキャンとなるとテントも巨大になり、大量の荷物を持ち運ばなければなりません。そして、キャンプに行くたびに新たなアイテムが増えるのです。だんだんと車の荷室を圧迫します。

荷物の多さから限界を感じて、Cセグメントの車から大型のSUVへと買い替えました。荷室の容量不足も理由の一つですし、そろそろ車検というタイミングでもありました。それならいっその事ということで、ディーラーに向かったのでした。

以前乗っていたのがミニのクラブマン。Cセグメントの車格に属する車です。結婚する前に購入しましたので、かれこれ4年近くファミリーカーとして使ってきました。

ファミリーカーと言えばミニバンが定番です。スライドドアで、たくさん荷物が積めて、たくさん人も乗れるミニバンは、ファミリーカーとして最適な乗り物です。子供が生まれたからステップワゴンにしよう!という家庭は多いと思いますが、ゴルフに買いかえようという家庭は少数派です。

しかし、ミニバンは背が高いので、駐車場が制約されることもあるでしょうし、運転して楽しいかと言われると、ハイとは言えません。クルマは楽しくあるべき、という方は一定割合存在しており、自分もその一人であります。そんな人たちが家族を乗せる車を選ぶにあたって、楽しい車種の多いハッチバックやCセグメントの車って、結構上位の選択肢に上ってくることでしょう。

でも、やはり小さいので、ファミリーカーとして使えるか不安です。

約4年間ファミリーカーとして使用しました。その経験を踏まえて使えるのかどうか検証します。

 

この記事の内容

・Cセグメントとは?そもそもセグメントってなに?

・Cセグメントをファミリーカーとして使用する際のメリットとデメリット。

・Cセグメントは、ファミリカーとして使える。経験に基づいたその理由も。

 

 

 

 

Cセグメントってどんなクルマ?

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まずCセグメントってどんな車なのか。〜セグメントってヨーロッパで主に使用されている車格を表すカテゴリーです。AからFくらいまであって、以下のように分かれています。くらいと書いたのは、業界団体やメディアによって分類が異なるからです。

 

Aセグメント

ミニカー

軽自動車、フォルクスワーゲンUP!など。

主に都市内を移動するための車で、かなり小さい規格ですね。

 

Bセグメント

コンパクトカー

トヨタヤリス、日産マーチ、ホンダフィット、プジョー208、フォルクスワーゲンルポなど。

かなり激戦のカテゴリーです。主にタウンユースですが、遠出するにも問題ないサイズになります。

 

Cセグメント

少し大きいコンパクトカー

トヨタカローラスポーツ、日産ノート、フォルクスワーゲンゴルフ、メルセデスベンツAクラス、BMW1シリーズなど。

最も激戦のカテゴリーです。プレミアムブランドも、このカテゴリーからラインナップしてきます。Bセグメントと比較して、少し大きくなるので、室内や荷室が広くなります。使い勝手の幅が広がります。

最近はこのクラスでも、幅1,800mmを超えて大型化しています。これくらいの大きさで十分という方も多いでしょう。

 

Dセグメント

トヨタクラウン、日産スカイライン、メルセデスベンツCクラス、BMW3シリーズなど。

高級車になってきました。いわゆるサルーンですね。プレミアムブランドの売れ筋でもあります。

 

Eセグメント
メルセデスベンツEクラス、BMW5シリーズ、アウディA6など。

Dセグメントまでなら、サラリーマンでも頑張ればなんとかという感じですが、Eセグメントになると役員や小金持ちが買う車となります。大きめのサルーンです。アッパーミドルです。

 

Fセグメント

メルセデスベンツSクラス、BMW7シリーズなど。

ここまでくると1,000万円を超えるような価格帯となります。車体もかなり巨大になります。ラグジュアリーですね。

 

車のセグメントについて、簡単に説明してきました。今回焦点を当てるのが、Cセグメント。日本ではハッチバックなんて言ったりしますね。多くの方にとって、選択肢となり得る車格です。車体の大きさ、価格帯、使い勝手など非常にバランスの良いカテゴリーです。夫婦二人で使用するなら、Cセグメントで必要十分でしょう。

果たして子供がいる場合は?

 

車のサブスク【SOMPOで乗ーる(そんぽでのーる)】

 

 

4年間ファミリーカーとして使用感じたメリットとデメリット

ここからは、実際に4年ほどファミリーカーとして使用した経験から感じたメリットとデメリットを紹介します。

上でも書いたように、乗っていたのはミニのクラブマン。荷室の扉が観音開きになっているのが特徴です。

 

家族構成は?

まず、我が家の家族構成を。重要な要素ですよね。子供が一人か二人かによって、車の使い勝手は大きく変わります。

うちは3歳の子供一人の3人家族です。子供が生まれる前からクラブマンに乗っており、新生児から3歳半になるくらいまで使用してきました。

子供が一人ということもあり、キャンプを始めるまではほぼ不満なく使用できました。

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メリット

ではまずメリットから考えていきましょう。

 

駐車場の心配が無い

背が低いので、機械式も問題ありません。どこでも気にせずに止められます。

横幅だって、一般的な機械式は1,850mmまで。ほとんどの車がその幅に収まります。

 

子供が乗り降りしやすい

ファミリーカーとしてミニバンが選択される理由って、赤ちゃんをかがまずにチャイルドシートに乗せられるという点もその一つでしょう。確かにミニバンに比べると背が低いので、乗せる際にかがむ必要があります。

しかし、そのうち子供は大きくなります。そうすると自分で乗り降りできるようになりますし、したがります。そうなれば背が低い車の方が、小さい子供にとっては乗り降りしやすくなります。

最近買いかえたランドクルーザープラドだと、まるで自分の背より高い岩場をよじ登るように、乗り込んでいきます。降りるのはちょっと怖いようで抱っこです。

 

走りが楽しめる

独身時代にスポーツカーを経験していたら、ミニバンでは少し物足りないのでは?

BセグメントやCセグメントでは、走りに主眼をおいたモデルが多数販売されています。例えば、ルノーのメガーヌ。RSというスポーツモデルが販売されています。

トヨタのカローラスポーツもスポーティでカッコイイですよね。カローラって地味なおじさんの車というイメージが一新しました。

ゴルフだってGTIがリリースされていますし、BMWの1シリーズなんてそもそもがスポーティです。

自分のミニクラブマンはクーパーS。スポーツの方向性に振ったクラブマンです。運転していてかなり楽しめました。こんなモデルが多数ラインナップされているのも、Cセグメントの魅力ですね。

 

燃費が良い

車体重量が軽いので、燃費もいいです。ミニの場合、車に表示される燃費計では、リッター15km程でした。15kmってかなりいいですよね。遠距離の移動で高速道路の走行が多かったというのも理由ではあると思います。

ただ、輸入車だったので、燃料はハイオクでした。燃費が良くても、ガソリン代がそもそも高いので、どうなんでしょう。レギュラーガソリンやディーゼルのモデルならOKですね。

 

輸入車の選択肢が多い

ヨーロッパの大抵のメーカーは、このカテゴリーに商品を投入しています。やっぱり売れるカテゴリーだからでしょう。日本にも色々と輸入されており、選択肢が幅広いです。アルファロメオジュリエッタといったイタ車も選択できます。このカテゴリーの王道は、フォルクスワーゲンゴルフですね。

 

人とは違った選択

ファミリーカーというと、その便利さからミニバンという選択肢が最有力ですし、実際そのように選択されている方が多いです。

そこで人とはちょっと違った選択をしたいというこだわりさん(あまのじゃく?)には、Cセグメントは最適な選択肢であると思います。もちろんCセグメントだけでなく、ステーションワゴンなんかも候補になりますが、Cセグメントは車種が豊富なのでこだわる方にはうってつけです。

 

 

デメリット

ではファミリーカーとして使用するにあたってのデメリットを考えてみましょう。

 

荷室があまり大きくない

個人的には、これが一番のデメリットでした。荷室の容量は360リットル。普段の買い物やちょっとした旅行でスーツケースを乗せるのであれば、まったく問題ありませんでした。

ただ、キャンプを始めてしまったので、車に求める積載容量が大きくなります。ファミリーキャンプだと収納した状態のテントも巨大です。キャンプに行く都度、備品も増えていきます。本当は欲しいが、荷物が乗らないから今はやめとこうというアイテムもあります。例えば大型のクーラーボックスやテーブル類ですね。

家族で色々とアクティブに活動しようとすると、Cセグメントでは積載量の壁にぶち当たることでしょう。

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スライドドアではない

子供がある程度大きくなると、自分でドアを開けたがります。しかし狭い駐車場で勢いよく開けられると最悪です。スライドドアであれば、そんな心配はありませんよね。

子供が座る側のドアは常にチャイルドロックをかけていました。ただ、チャイルドロックをかけると内側からは開けられなくなる訳で、いざという時は心配です。

 

実はそれほどコンパクトではない

最近の車は大きくなっています。Cセグメントも例外ではなく、大型化の波を受けています。

全長はそうでもありませんが、横幅が広くなってますね。例えばゴルフ7だと1,800mm。ミニクラブマンも1,800mmでした。Aクラスも1,800mmです。横幅1,800mmというと、今となっては当たり前の幅ではありますが、ひと昔前だと結構大きな車です。実はDセグメントに属するトヨタのクラウンの幅は1,800mmです。横幅に関して言えば、高級サルーンであるクラウンと同等なんですね。

とは言っても、これまで運転してきた感想としては、横幅を意識することはほとんどありませんでした。運転しやすかったと思います。

今は1,885mmのランドクルーザープラドに乗っていますが、さすがにデカイなと感じる場面がありますね。

 

 

結論。Cセグメントはファミリーカーとして使える?使えない?

これまでCセグメントをファミリーカーとして使用するにあたってのメリットとデメリットを考えてきました。

では、ファミリーカーとして問題なく使用できるのかどうか。

結論:使える!

です。もちろん使用用途によるという条件付きですが。

我が家でもキャンプを開始する前は、まったく問題なく活用していました。結構気に入ってましたし、長く乗るつもりでした。キャンプをしないのであれば、今も継続して所有していたと思います。

ファミリーカーとして重要な要素は、もちろん乗り降りのし易さや乗車定員もあると思います。その中でも重要なのが、家族が全員乗車した上で、荷物が必要なだけ乗るかどうかでしょう。

その点Cセグメントであれば、デミオ(マツダ2)やヴィッツ(ヤリス)といったBセグメントの車より100リットル近く広い荷室を備えており、そこそこの量は積めます。我が家では子供が生まれた時から使用しており、当時はベビーカーやおむつ、ミルクや離乳食の用意などで、帰省するにもかなりの荷物量となったものです。それに加えて大人二人分の着替えなどの荷物があります。

荷室は満載になりますが、何とか乗り切ることができました。もし荷室から溢れる場合は、子供のチャイルドシートの足元という手もあります。まだ足が短いので、床まで届きません。なのでここも結構大きな荷物スペースになるんですね。また、我が家は3人なので、一人分の座席も荷物スペースになりました。

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では子供が2人になって4人家族となった場合はどうでしょうか。その場合、お父さんが運転するとしたら、助手席はお母さん、後席に子供二人という乗り方になります。座席に荷物を置けなくなりますね。そんな場合でも、子供がまだ小さいのであれば、後席二人分の足元のスペースがありますし、チャイルドシートとチャイルドシートの間にもそこそこのスペースが確保できるでしょう。ただいずれにしても、小物はそこらにつめ込めるでしょうが、大きなものは積めません。

キャンプといった道具をたくさん使うような趣味をしないのであれば、Cセグメントでもファミリーカーとして活用できるでしょう。反対に、そうした趣味があったり、車で長期間旅行したりということがある、あるいは近い将来に始めたいと考えているなら、ミニバンやSUV、ステーションワゴンなどを検討した方がいいでしょう。

 

 

まとめ

Cセグメントのカテゴリーに属するミニクラブマンをファミリーカーとしてしばらく使ってきた経験から、ファミリーカーとして使えるのかどうか考えてきました。

結論を簡単にまとめると、荷物が少ないのであれば全然OK、趣味などで荷物が多いのなら無理でしょうということです。まあ当然と言えば当然の結論ですね。

車選びって楽しいですよね。まずどんな形の車を選ぶのか悩みますし、ボディタイプを選んでからもどの車種にするのか悩みます。結構楽しい時間でもあります。そんな車選びの参考になれば幸いです。

 

ミニクラブマンについては、こちらの記事で4年以上乗り続けたからこそ分かるレビューを書いております。

www.sunomono19.com

 

 

 

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