以前自動車の所有についての記事を書いたことがあります。
こちらの記事ですね。
最近またまた車について考える機会がありました。そう、車を買い換えようと思い始めたのです。今の車もかなり気に入っているのですが、荷室があまり広くないため、荷物の積載量に不満を感じ始めました。走りの方は文句ないんですけどね。
車って移動するための道具ではありますが、生活や思い出の中にプライスレス的な要素をもたらすことができる道具でもあります。
小さい頃我が家には車はありませんでしたが、親戚のおじさんの車で出掛けたことはよく覚えています。車って思い出の中に登場してきますよね。
なのでどんな車を所有するのかということも、より幸せな生活を過ごすことができるきっかけになるのではと考えます。
まず今回の記事では、車の買い替えを検討し始めた経緯と、我が家にとっての幸せの車選びの条件とは何なのか考えてみました。
幸せな車の条件とは?
結論から言うとその人や家族のライフスタイルによって違ってきます。一人暮らしの方と子供がいる家庭では、車の選び方が違って当然ですよね。一人暮らしだと、2ドアのスポーツカーなんて選択肢があり得ますが、家族がいると毎日のように小言を言われることでしょう。
今自分は生まれて初めて家族を意識した車選びを始めています。今までは自分の趣味趣向に合えばそれでよかったのですが、家族のためという条件が加わってきました。
自分のためから、家族のための車選びへ。とは言っても180度車の選び方を変えなければならないかと言うと、そうではありません。お父さん、安心してください!
世の中に車の種類って無数にありますから、お父さんも楽しいし、家族も楽しい、そして使い勝手も良いという最大公約数的な車選びは十分可能です。みんなが幸せになれる車を選びましょう!
家族というと真っ先に思い浮かぶのがミニバンです。車内が広いですし、荷物もたくさん乗ります。シートを倒せば、ホイールを外さずに自転車だって積めます。スライドドアなので、子供がドアを勢い良く開けて隣にぶつける心配もありません。子供がいる家庭にとって、ミニバンは最適な選択肢のひとつでしょう。
しかし、安易にミニバンを選択したくないというのが、夫婦揃っての共通認識でした。子供がいる家はどこもミニバンですし、何より運転があまり楽しくなさそうです。(あくまでも個人的見解です)あまり他の家と同じような選択をしたくないという思いでした。あまのじゃくな感じです。ただ、購入した車に満足するかどうかって、結局はそうした感情面も大きな要素になると思います。
では、どんな車を選ぶべきなのか。我が家基準で、幸せな車の条件を考えたいと思います。
我が家の使用条件について
・家族3人で乗る たまに祖父母も
・子供が小さいのでチャイルドシートを使用
・マンションの駐車場は平面
・通勤には使用せず、週末のみ
・車で遠出することも多い
・キャンプに行くので、積載量が必要
幸せな車の条件は?
上にも書いたように、あくまても我が家基準の条件です。うちの使い方から、こんな車にすれば幸せになれるだろうという独断と偏見の条件です。
・経済的
ある程度燃費が良くないと、ガソリン代が気になってお出掛けを躊躇してしまいます。車で色々と出掛けて、幸せな日々を過ごしたいのに、燃費のせいで躊躇してしまうとなると本末転倒です。
また、我が家もそうなのですが、子供がいる家庭だと住宅ローンを抱えていることが多いのではないでしょうか。住宅ローンと車のローンの二重の支払いは大変です。なるべく車のローンの支払いは低く抑えたいところです。
とはいっても長くその車に乗るつもりであるなら、残価設定のローンはあまりおすすめしません。
車は金食い虫です。ガソリン代だけでなく、税金や保険、車検などこの社会には車の所有者からお金を吸い取る仕組みが出来上がっています。単純に経済面のみを考えると、所有はせずにレンタカーやカーシェアが有利です。
それでも車を所有する理由は、その利便性もさることながら、自分の車がもたらす楽しみを享受したいということもあるでしょう。
その楽しみに少しでもお金を使えるよう、車費用はなるべく抑えたいですね。
・広い
チャイルドシートは後席に設置しますので、奥さんも一緒に後席へ座ることが多いです。
また、何て言う名前が分かりませんが、助手席のヘッドレストにかけて使う、赤ちゃんグッズを入れるポケットがいっぱいついたやつも使いますので、前席と後席の間はできるだけ広い方がいいのです。
・荷室も広い
これが今回買い替えを検討したもっとも大きな理由です。
最近家族でキャンプを始めました。ソロキャンプであれば、大きな車でなくても十分荷物が乗るスペースがあるのですが、ファミリーとなると一気に荷物が大きくなりますし、当然家族が乗るのでシートに荷物が置けません。
現状では無理矢理荷物を詰め込んで、後席では奥さんが寝袋を抱えるような感じで座っています。寝袋が安いやつなので、これがまたかさばるのです。
これでは2泊するようなキャンプだと厳しいですし、キャンプしてからそのまま観光するとなると、お土産を置くスペースがありません。
今の車は走りも楽しくて、かなり気に入っているのですが、ただただ荷室の容量が足りません。キャンプをしなければ全然問題ないのですが。
やりたい事を実現するために必要なのが車ですから、車によってやりたい事が制限されるのも嫌でしたので、泣く泣く買い替えを検討することにしました。
・長距離が楽
実家が大阪ですので、年に何回かは車で帰省します。それに、九州や四国方面へと遊びに行くこともあります。九州や四国のキャンプ場にも行ってみたいですね。
近頃は県を跨いだ移動の自粛で遠くには行けていませんが、そろそろ自粛も緩和されていくでしょうから、車で遠いところへ旅行に行きたいものです。
長距離を運転することが多いので、なるべく長距離でも疲れにくい車がいいですね。自動運転とは言わないまでも、レーダークルーズコントロールがついていて欲しいところです。
・何か特徴がある
ここ結構重要だと思います。何か特徴のある車の方が、思い出に残りやすいのではと考えるからです。
特徴といっても何でもいいんです。例えば、サンルーフがある、SUVで背が高い、マニュアル、速い、シートアレンジが多彩、リアハッチが観音開き、かっこいい、サスペンションがすごく硬い、たまに変なとこが故障するなどなど。故障は余計かもしれませんが、車に何らかの特徴があれば、家族の思い出の一部になりやすいのではないでしょうか。
・運転していて楽しい
ハンドルを握る人もやはり楽しくなくては。ドライビングプレジャーなんて言ったりしますが、車はただの移動のための道具ではなく、楽しさをもたらす道具でもあります。ただの移動の道具なら、ドライブが趣味なんてことはありえないことでしょう。
もちろんスピードを出すのも楽しいでしょうが、ゆっくり走っても楽しい車もあると思います。言葉にするのは難しいですが、なんだか楽しいという感じです。今のBMW製ではなく、ミスタービーンがのるあの小さいローバーミニって、決して速く走るための車ではありませんが、なんだか楽しい車ですよね。
長距離を走ることも多いので、運転していて楽しいということも求めたい要素ですね。
というより、車が好きなんです!
現在の我が家の愛車は?
現在はミニのクラブマンが我が家のマイカーです。いわゆるCセグメントの車ですね。フォルクスワーゲンのゴルフ、メルセデスベンツAクラス、マツダ3などと同じくらいの大きさです。
5年ほど前、独身のころに購入しました。その前はセダンタイプのスポーツカーに乗っており、そこそこ高い金額で売却できたことから、思い切って外車にしてみたのでした。
購入した頃はまだ奥さんには出会ってない時期ではあったのですが、家族向けの車を買わなければという予感が何故かよぎったのです。
ミニクラブマンは、ミニのシリーズの中でも大型で、家族向けの用途にも十分な大きさです。ステーションワゴンのような形態で荷室の容量もミニのなかでは大きめに取られています。後席もそんなに狭くなく、大人4人プラスチャイルドシートでも特に問題ありませんでした。
その予感があたり、納車直後に奥さんと出会い、そして結婚、子供もできてしまいました。予感がずばり的中したのでした。
しかし所詮子供を持ったことがない者が考えたファミリーカーです。子供がいるとどれだけの荷物量になるかなんて想像もつきません。子供が成長し旅行に出掛けられるようになると、積載量が気になり始めます。子供が小さいと、着替えやおむつ、ベビーカー、ミルクなど荷物がかなりかさばります。大人以上の荷物量です。
現在うちの子は3歳で、ベビーカーが必要なくなりましたし、もちろんミルクも必要なくなりました。ようやく荷物の量が減り始めました。荷物の多い時期が過ぎましたので、この車でも大丈夫とおもった矢先のことでした。
キャンプを始めてしまったのです。ファミリーキャンプとなると荷物がこれまでと比べものにならないくらい増えました。荷室から溢れて、シートも荷物が占領することになりました。
ミニクラブマンは、ミニのシリーズだけあって、山道などかなり楽しく走行できます。クーパーSなので、馬力がありそこそこ速さがあります。いわゆるDINKSのような子供のいない家庭にとっては、最高な選択肢の一つになるでしょう。なんと言ってもオシャレですし。
ガソリンはハイオクですが、燃費がいいです。リッター15kmくらいはいくので十分です。
どこが不満?
これまでも書いてきたように、荷室の容量が少ないことが一番です。容量は後席を立てた状態、つまり5人乗りの状態で360Lです。同じカテゴリーのゴルフは380L、マツダ3は334L、スバルインプレッサSPORTは385L、メルセデスベンツAクラスは370L、BMW1シリーズで380Lです。一見外からだと荷室が広そうな形をしていますが、ライバル車と比較するとそれほど広い訳ではないことが分かります。マツダ3は美しいスタイルを優先したためか、少し狭いですね。
もちろん荷室に求める容量って人によって違います。うちもキャンプをしなければ、クラブマンで十分でした。旅行の際にもう少し荷室が広ければと思う場面はありましたけど、何とかなっていましたし。普段の買い物はまったく問題ありません。
アウトドアをしないということであればおすすめの車です。
細かい不満はある?オートライトとナビの時間
大きな不満点は荷室容量でした。他の細かい不満点をあげるとすると、まずはオートライトがあげられます。周囲の明るさによって自動的にヘッドライトをオンオフするオートライトの機能は、ミニクラブマンにもついています。トンネルなんか便利ですよね。
ただこのミニのオートライト、すぐに消えないのです。トンネルに入るともちろん点灯します。トンネル出口を過ぎて消灯すると思いきや、これがそのまま点いたままなのです。ディーラーで聞いてみたところ、3分くらいは消えないとのことでした。
トンネルを出てもヘッドライトが点いたままだと、なんか消し忘れみたいでかっこ悪いです。なのでオートライトの機能は使わずに手動でオンオフしています。
もう一点あげるとすると、ナビに表示される時間ですね。何故か遅れるのです。合わせても合わせても遅れます。現在うちの車は30分くらい遅い時間を示しています。車でゆっくり過ごしましょうという仕様なのでしょうか。これもディーラーに聞いてみましたが、対処方法が無いということでした。ミニに乗る時は腕時計をしましょう。(スマホは危ないですし)
幸せな車を選ぶために
ミニクラブマン自体はかなり気に入って乗っています。奥さんと出会ったときから乗っている車ですし、家族でたくさん思い出を作ってきた車でもあります。
しかし、子供が大きくなるに連れて、家族のライフスタイルも変化していきます。家族でキャンプに行き始めると、どうしても荷室容量の大きさから制限が出てきてしまい、変化した家族のスタイルに車が合わなくなってきました。ライフスタイルに車を合わせるべきであり、車にライフスタイルを合わせるのは本末転倒です。泣く泣く買い替えることにしました。
次回以降の記事では、我が家のライフスタイルに沿って幸せをもたらしてくれそうな車選びについてより詳しく書いていきます。
次回の記事です。ボディタイプについて検討しました。