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車の所有はすべき?所有すべきでない?所有賛成派が所有することのメリットついて考える

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カーシェアや配車アプリなど、自動車を所有せずに利用する方法が注目を集めています。今までは車に乗るためには、車を購入して所有するのが一般的であり、持っていない人はたまの旅行などの機会にレンタカーを利用します。

もちろん今でもこのような利用形態が一般的です。ただ、10年後車の利用方法ってどうなっているでしょうか。もしかすると車を所有するのは、車好きの趣味になっているかもしれません。最近は、MaaSという言葉を日々のニュースで耳にします。タクシー、ライドシェア、鉄道などあらゆる交通機関が一つのアプリでつながり、自由に移動できるようになることも近い将来に実現されるかもしれません。

自分自身は車が好きなこともあり、所有する派に属します。車を所有するのってどうななんでしょうか。持つことの利便性や経済面について、この記事で考えてみたいと思います。

 

 

 

車は所有すべきかどうか

将来的にはMaaSやライドシェアなどが社会に浸透し、自家用車を持つ家庭は減少していくことでしょう。そもそも日本人の可処分所得が減少傾向にあるなか、車の値段はどんどん高くなっています。車を所有するのは経済的にも大きな負担となります。果たして車は持つべきなのでしょうか。

車を持つデメリットはもちろん費用面のことがあるでしょう。ただ、この社会においてこれだけ自動車所有が当然のことのようになっているのは、多くの人が費用負担のデメリットより自動車を持つメリットに価値を見出しているからでしょう。自動車のメリットは、車の運転自体が楽しいこともあるでしょうけど、やはりその利便性がもっとも大きいと思います。利便性>費用と考える人が多いということです。

 

結論!住む地域と家庭の状況による

いきなり結論です。ずばり人による!です。読んでいただいている方から怒られそうな結論ですが、よくよく考えるとやはりこの結論に至ります。そりゃそうだろって言われそうですが、住む地域とそれぞれの家庭の状況によって自動車所有のメリットは大きく違ってきます。

 

・地方であれば持たざるを得ない

東京や大阪の大都会であれば、車を所有しなくてもそれほど不便は感じないでしょう。自分も大阪市出身ですが、家には車がありませんでした。お出かけの時はいつも地下鉄に乗ることから始まりました。

現在は広島市に住んでおり、やはり大阪に比べると公共交通機関が少ないです。広島市内ですので、路面電車やバスがあるので車無しでもどうにかなりますが、やはり車があると便利です。地方都市はどうしても公共交通機関を使うよりは、車の利用を前提とした街づくりとなっている感があります。地方で人が集まるところといえば、車で行くショッピングモールでしょう。駅前よりショッピングモールの方が断然人が多い感じがします。広島も同様に車社会です。市内でも都心部から少し離れたところだと車無しでは厳しいでしょう。郊外だと下手な駅前よりは、国道沿いのロードサイドの方が色々なチェーン店が出来ており、全国どこに行っても同じ景色に見えるというネガティブな意見もありますが、それはそれで車社会の地方が便利になった結果でもあります。

地方では車社会である以上、車を持つコストは都市部より安く上がります。ガソリン代や税金、保険代などはどこで所有してもかかるコストは同じですが、駐車場代が大きく異なります。広島市内でも中心部は維持できないほど駐車場代が高いですが、中心部から自転車で20分ほど離れたくらいの住宅地でも、そんなに高くない金額で借りることができます。逆に駐車場代の高い地域に住むと、自動車所有のメリット<費用となります。費用が高すぎて、メリットを超えてしまいます。そのメリットを超えてしまう駐車場代は、2万円くらいでしょうか。もちろん収入によりますが。

時間という点においても地方では車を所有した方が有利になります。上記でも書いたように、地方都市は公共交通機関がないことはないですが、便利に利用できるほど本数が走っていなかったり路線が少なかったりします。自分が住む広島市について言うと、広電の沿線に住めばかなり便利な都市であると思います。しかし、時間帯によってはなかなか電車が来なかったり、待ち時間を考慮すると自転車で行ってもそんなに時間が変わらなかったりします。路面電車ですので、信号などで地下鉄などに比べてどうしても時間がかかります。広島市よりさらに小規模な都市であれば、家の近所に駅が無くて駅に行くまでも時間がかかるでしょうし、駅についてもさらに電車の待ち時間があります。1時間に2~3本というような駅であれば、電車の時間に合わせて少し早めに家を出るなどしなければなりません。バスも同様です。

このように地方で公共交通機関のみで移動しようとすると、多大な時間を要してしまいます。車の所有にはそれなりの維持費がかかります。それでも地方でみなが車を所有するのは、タイムイズマネーというように時間のメリット>費用と合理的に選択した結果なのでしょう。それにより街自体もさらに自動車社会に適した形に変化していくでしょうし、利用者が減る公共交通機関はさらに利便性の悪いものになってしまうというサイクルが出来てしまっているようです。

つまり地方では車は所有せざるを得ないと言っても過言ではないでしょう。

 

・子供がいれば車は必須アイテム

ベビーカーに乗った赤ちゃんを連れての買い物やお出かけ。車が無いとその目的地まで公共交通機関を利用する必要があります。しかし、様々な見ず知らずの人が集まる車内。子供が泣くのは当然のことですが、それを面白く思わない人がいて、心無い言葉を投げられることがあるかもしれません。それに、双子用のベビーカーを押すお母さんが、バスへの乗車を断られたニュースを目にしたこともあります。子育てにもっと優しい世の中になってほしいですが、すぐに状況が変わることもむずかしいでしょう。

家から微妙な距離にあるスーパー。自転車ならすぐですが、歩くと少し遠い。子供が小小さいと、自転車に乗せられません。車が無ければ、ベビーカーを押して歩いていくしかありません。帰りは購入した荷物を持って、またベビーカーを押して歩かなければなりません。

赤ちゃんを連れての旅行。おむつやベビーカー、着替え、それにミルクのセットなど乳児のころは何かと荷物がかさばります。スーツケースの中身はほとんど赤ちゃんのものにという状況になります。おむつはたくさん必要ですし、おしりふきも持っていかなければなりません。おむつを捨てるための袋もいります。ミルクにしても哺乳瓶が必要ですし、お湯を入れるための水筒も必要です。何かと持っていかなければなりませんから大荷物になります。

もちろん車無しで何とか出来ている家庭もあるでしょうけど、個人的には子供が小さいうちは必要なアイテムであると思います。上記のように小さな子供を連れていると、移動に制限が出てきます。なかなか思いたった時にお出かけといったことができなくなり、行動範囲が狭くなってしまうでしょう。個人的にはベビーカーよりも車の方が役に立ったかもしれません。

 

けれども、車の所有にはお金がかかる

当然車を持つためには色々と費用がかかります。金食い虫と言われるくらいです。購入時には車両の販売金額以外にも自動車取得税や消費税といった税金がかかります。大きなお金を出して購入してからは、維持費がかかります。車検・点検、オイル交換、タイヤ交換、保険、ガソリン代、高速代、そして税金とめまいするほど色々お金がかかります。あまり乗らなくても所有するだけで、税金や保険代は支払わなければなりません。

では車を維持するためにはどんな費用がかかるのでしょうか。簡単にではありますが、車を維持する費用について下にまとめました。あくまでも維持費であり、購入時の費用には触れていません。

 

・税金

 毎年春になると自動車税の納付書が送られてきます。普通車であれば自動車税、軽であれば軽自動車税です。自動車税は都道府県に、軽自動車税は市町村が徴収します。

自動車税は排気量によって税額が決まります。うちの車は2リッターですが、たいてい排気量は少し小さめになっており、正確には1998ccです。1500cc~2000ccの税率が適用され、39,500円の税額です。2000ccを超えると45,000円になります。最高では6,000cc超で111,000円になります。実は、2019年10月1日以降に新車登録された場合は、自動車税が引き下げられており、自分と同じ1500cc~2000ccでは36,000円になります。消費増税の景気対策の一環ですね。

車検の時には自動車重量税がかかります。その名の通り、車体の重量により金額がかわってきます。0.5トン刻みで設定されています。また、エコカーに該当するかどうかで税額が変わります。自分の車は1600kgくらいです。エコカーでなければ継続検査時には32,800円の税額ですが、エコカーに該当しますので20,000円の税額です。最新の燃費基準を達成している場合は、免税となる場合もあります。

また、ガソリンにも税金がかかります。もちろん購入時の消費税がかかりますが、それ以外にもガソリン税と石油税がガソリンの価格に含まれます。ガソリンの価格の結構な割合がガソリン税です。

 

・保険

車を公道で走らせるには、保険への加入が必須です。車の保険には、大きく分けて自賠責保険と任意保険の2種類あります。自賠責保険は強制加入で、任意保険は名前の通り任意ですが、こちらも加入が必須と言ってもよいでしょう。

自賠責保険料は車検時に更新します。有効期限のある自賠責の証明書がないと車検を受けられません。保険料は一律で決まっており、普通車の場合は2年で25,830円です。

任意保険は保険会社や保証内容によって保険料が違ってきます。事故時の対応を期待して大手の損害保険会社から選んでもいいですし、保険料の安いネット系を選んでもいいでしょう。保険料は運転者の年齢や事故歴で大きく変わります。就職してから自動車を購入し、初めて自分の名義で任意保険に加入しました。若いと高いです。車両保険にも入ったこともあり、年間で20万円近い保険料を支払っていました。現在はぐんと安くなって4万円台です。車両の保証をつけなければ、もう少し安くなります。それでも年間で2~3万円くらいの保険料がかかります。

 

・車検・点検、消耗品

2年に1回車検を受けなければなりません。これがまた結構な費用がかかります。だいたい15万円前後みておいたほうがいいでしょう。そのうちのいくらかは、上で説明した重量税や自賠責の費用が含まれています。それ以外は、車検時の点検の作業代や手数料などです。車検はディーラーなどにお願いするのが一般的ですが、ユーザー車検といって自分で陸運局に行って受ける方法もあります。ディーラーに払う費用が抑えられます。大学生のころに何度がユーザー車検を通した経験がありますが、結構楽しかったと記憶しています。

車検と車検の間には点検のお誘いがきます。これは特に義務ではないのですが、安心して乗るためになるべく受けておいた方がいいでしょう。

車検や点検に出すと、オイル交換やブレーキパッドの交換、タイヤ交換などを勧めてきます。新車から4~5年くらいたつと色々と替えなければならない消耗品が出てきます。

 

・ランニング費用

車を走らせるには当然ガソリンや軽油がいります。高速道路を利用すると、これまたお金がかかります。高速代って結構高いですよね。

また、自宅に駐車場が無ければ、駐車場も借りなければなりません。マンション住まいであれば、たいてい駐車場代も別途必要になるでしょう。

 

・結局年間にどれくらいかかる?

自家用車は2リッターで年間に10,000キロ走行すると仮定します。燃費はリッター15㎞走れるとしましょう。任意保険は年間で4万円とします。2年に1回の車検のほかは、年に1回点検を受けるとし、オイルも交換します。3万円くらいでしょうか。駐車場代は1万円とします。ガソリン価格をリッター150円としました。

計算すると2年間に70万円の出費となりました。1年にすると35万円です。毎月の費用は3万円くらいになります。結構しますね。この費用にはタイヤやブレーキパッドなどの消耗品は含まれていませんし、高速道路を使用すればもちろんその料金も上乗せとなります。ローンで購入すれば、さらに毎月の支払いが追加です。

最近は若者の車離れがどうのと言われていますが、こんなに費用がかかることを考えると、そりゃそうだという感じです。若いうちはそもそも給料が低いですし、給料もなかなか上がらないうえ、少子高齢化の影響から将来の負担増も容易に想像できる状況です。スマホ代も必要です。車持てないですよね。

 

自動車所有のメリット

費用は結構かかることが分かりましたが、それ以上にメリットを見出せることからこれだけ自家用車が普及したのでしょう。車を持つことのメリットってなんでしょうか。考えてみたいと思います。

 

・行動範囲が広がる

車があるとどこでも行けます。もちろん飛行機で行くような長距離はしんどいですけど。自分は生まれも育ちも大阪で、実家には車がありませんでした。自分が生まれる前は所有していたようですが、大阪市内ですので無くても便利なので手放したようです。

就職して2年目くらいで新車を購入しました。実家にいましたので、駐車場代が不要でした。ただ、ローンで購入した上あまり燃費のよい車でもなかったので、お金が貯まらない最大の原因になりました。金食い虫にどんどん食われてしまいました。

車を持つことでお金は貯められませんでしたが、反面行動範囲が広がることで色々と楽しい経験ができたのも事実です。例えば、ラーメンにハマっている時には、年に2回くらいは九州まで車をとばしていました。東京で開催される音楽のイベントに当日の午前中に行こう!と思い至り、近所のローソンでチケットを買ってそのまま幕張まで車を走らせたこともありました。登山にハマった時期もあり、夏山のシーズンには月に2回くらい大阪から北アルプスまで車で通っていました。

車がなければ、ここまで色々と動いていなかったと思います。楽しい思い出作りの一助になるのではないでしょうか。

 

・思い立ったらどこへでも

上に書いたことと被る部分もありますが、思い立ったらどこでも行けるのも車を持つ利点です。特に子供がいると、動物園や植物園、水族館、春になればいちご狩り、秋になればぶどう狩りと、休みの日にはどこかに行きたくなります。広島市の場合、動物園や植物園にしても、公共交通機関では少し行きにくい街中から離れたところにあります。車を持っていないと、なかなか行こうという気にならないでしょう。

「今日どこ行きたい?」「動物園!」「よしっ行こう!ブーブーで。」

 

・とにかく便利

小さな子供がいると、特に実感します。地方都市は多くの人が車で移動することから、都市も車で動くことに最適化されています。都心部であれば、たいていの道路に歩道がありますが、少し郊外になると歩くのが怖い歩道があるのかないのか分からないような道路がたくさんあります。そんな道路を動き回る子供を連れては歩けません。

我が家も普段の買い物はイオンやゆめタウンといったショッピングモールが多いです。こうしたショッピングモールはやはり車での来店に最適化されています。かつてダイエーは駅前メインに出店し、イオンはモータリゼーションの波が来ることを見越して、広大な駐車場が確保できる郊外の安い土地をメインに出店しました。結局ダイエーは現在イオングループの傘下に入っています。たくさんの食糧品やトイレットペーパーを持って帰るには、やはり車が便利です。

 

特に共働き家庭の場合、平日はなかなか買い物に行けませんから、週末に食品や日用品を買いだめすることになります。小さい子供がいる場合、たくさんの荷物と一緒に自転車や徒歩は厳しいでしょうから、共働き家庭ほど車の便利さを享受できることでしょう。

 

・運転が楽しい

自分で運転することの楽しさ。当然自分で運転しないと味わえません。郊外のワインディングロード。くねくね道。運転って楽しいですね。

後席の子供が喜ぶ音楽をかけてあげましょう。最近ではパプリカですかね。子供が大きな声で歌っても周りに気兼ねする必要がありません。車は動くカラオケボックスです。

 

・趣味の要素になる

知り合いの釣り好きの車を見せてもらったことがあります。ワンボックスの車でした。荷室に釣り竿のラックなどをDIYで取り付けてありました。

サーフィン好きの車にはサーフボードが乗せてありました。キャンプ好きは、車中泊ができるように工夫しているでしょう。

そうした趣味の道具としての車ってかっこいいですよね。上にも触れましたが、登山にハマった時期があったのですが、車無しではあそこまでのめり込むことも無かったでしょう。

最近はキャンプがブームとなっていますが、公共交通機関で行くキャンプってあまり無さそうです。

アウトドアの趣味は、車の所有が前提といっても過言ではないでしょう。

 

カーシェアやレンタカー、その他のサービスは?

車所有のことを書いてきましたが、レンタカーやカーシェアはどうでしょうか。最近ではカーシェアの台数も増えてきており、より便利なサービスとなっています。カーシェアであれば、レンタカーのように窓口での手続きが不要ですので、好きな時に車が利用できるのがメリットです。それに月額の会費以外は、使用した時間により請求されますので、使わなければほとんどお金もかかりません。所有すると乗らなくても維持費がかかりますので、金額面では大きな違いです。

カーシェアは仕事でもたまに利用しますので、その利便性は認識しているのですが、普段の生活で使う上には問題があったりします。

使いたいときに使えるのがカーシェアの利点ですが、自分が使いたい時は他人も使いたい時間帯であり、結構空いていないことがあります。仕事で使うときも、駅の近くの便利な場所はすでに埋まっており、しばらく歩かなければならないステーションしか空いてないことがよくあります。利用するためには前もって予定を決めて予約しておかなければなりません。なかなか使いたい時にパッといって使うということにはなっていないのが実情です。

普段の生活で使用したいにしても、近所にステーションがないかもしれません。近所にあっても台数が少ないと、少ない台数を取り合いするようなことになります。ただ、台数はどんどん増えていっていますので、便利さはこれから増していくことでしょう。

また、マンションによっては、決められた車両しか敷地内に入れないところもあります。レンタカーなどで買い物に行き、大きな荷物を抱えて帰ってきても、建物のすぐ下まで車をつけることができず、入り口から建物までの間を歩かなければなりません。大規模なマンションで敷地が広いと大変です。

子供がいるとチャイルドシートが必要ですし、子供がジュースをこぼしてしまうかもしれません。ゴミなんかもいっぱい出ます。子供の小物類を入れるような、車用の便利グッズを取り付けたりもするでしょう。

個人的な結論としては、独身あるいは子供が大きくなればカーシェアなどの利用もお勧めですが、子供が小さい家庭は車を所有した方がいいでしょう。

 

まとめ

自分は車を所有する派ですので、その立場から説明してきました。ただ、将来的には状況が大きく変わり、自動車を購入して所有するのは例えば大型バイクのように趣味の人だけになるかもしれません。自動車自体はエンジンからモーターになってもこれからもずっと人々の足として生活を便利にしていくでしょうが、「持つ」から「利用する」へと変わっていくことが予想できますし、現に色々なサービスが生まれつつあります。

現時点では持つ方が便利な状況です。カーシェアなどのサービスの利用者はそれほど車の使用頻度の高くない人が多いと思いますが、日々の買い物やちょっとしたお出かけでもストレスなく使えるようになった時が、「持つ」から「利用する」への転換期になるのだと思います。

トヨタ自動車はそのような将来を見越して、車のサブスクリプションや街づくりまで始めようとしています。

自分は車が好きですので、今後も所有したいところですが、はたしていつまで所有を続けることになるのでしょうか。