明太子パスタは邪道なのか。パスタはもちろんイタリア料理。しかし、イタリアに明太子パスタはありません。日本オリジナルの料理なのです。本場のものを求める層にとっては、邪道な料理と捉えられるかもしれません。
同じように邪道?なパスタと言えば、ナポリタンがありますよね。ケチャップで炒めたパスタは、当然ナポリのご当地グルメではありません。とはいえ、昔からあるこの料理は、日本人なら誰もが一度は食べたことがある、もはや国民食と言っても過言ではないでしょう。カレーもそうですよね。日本人は各地の料理をそれこそ料理して、独自のグルメを追求してきました。
そして、明太子パスタも日本で独自の進化を遂げた料理の一つですよね。カリフォルニアロールに日本人が違和感を覚えるように、イタリア人から見ると「そんなのパスタじゃない!」なんて思われるかも。とは言え、お寿司にアボガドが入ってようが、パスタをケチャップで炒めようが、美味しいのは間違いありません。本場にあろがなかろうが、美味けりゃいいのです。
どうでもいい前置きが長くなりましたが、スーパーで明太子を見た瞬間にうまい明太子パスタを作りたい!という想いが沸き起こり、何度か試行錯誤した上でこんなレシピを考えてみました。もちろん自分の完全オリジナルというわけではなく、YouTubeやネットなどを見ながら、良さそうな要素を取り入れたレシピです。目指したのは、和風パスタでありながら、より本格的な作り方を取り入れたもの。イタリアと日本の間くらいを狙ったパスタです。
「俺の明太子パスタ」のレシピを紹介します
早速レシピをご紹介しましょう。
まずは材料から。特別な材料は使用していません。明太子も福さ屋や稚加榮といった博多の有名なものである必要はありません。近所のスーパーのパックでOKです。
パスタの材料について(二人分)
パスタ:180g
明太子:100g
にんにく:1片
イタリアンパセリ:適量
バター:20g
しょうゆ:大さじ1
塩:少々
昆布水:100mlくらい
EXバージンオリーブオイル:適量
作り方を解説します
「俺の明太子パスタ」。その作り方を解説しましょう。まずはだいたいの流れをご紹介し、それから各工程ごとの詳細を解説します。
①昆布水を準備する
②明太子をほぐして、にんにくとイタパセをみじん切り
③明太子とバターの半分を大きめのボウルに入れておく
④フライパンにオリーブオイルを入れて、にんにくを炒める
⑤にんにくが色づいてきたら、パセリとバターを投入。昆布水としょうゆも
⑥パスタを1%の塩水で茹でる
⑦茹で上がったら、フライパンにあげて絡める
⑧パスタをボウルに移して、明太子と絡める
⑨お皿に盛り付けて完了
慣れてきたら、パスタを茹でるタイミングを早めることで、より短時間で作ることができます。
①昆布水を準備する
小さめのお鍋に水と昆布を入れて火にかけます。沸騰する前に火を止めます。時間があれば水につけておくだけでもOK。
明太子と昆布は相性抜群です。昆布水をパスタに入れることで、グルタミン酸の旨みを追加することができます。
②明太子をほぐして、にんにくとイタパセをみじん切り
皮からつぶつぶを出しておきます。包丁の背でこそぐといいでしょう。
にんにくをみじん切り。明太子と一緒にパスタに絡めたいので、スライスよりはみじん切りが良いですね。
イタリアンパセリもみじん切り。
③明太子とバターの半分を大きめのボウルに入れておく
後でパスタを入れて混ぜるので、ボウルは大きめの方が使いやすいですね。バターの半分も一緒に入れておきます。このバターはパスタの熱で溶かすことになります。
④フライパンにオリーブオイルを入れて、にんにくを炒める
アルミのフライパンににんにくとオイルを入れてから火をつけます。オイルが冷たい状態からじっくりとにんにくを炒めます。ずっと弱火で。
⑤にんにくが色づいてきたら、パセリとバターを投入。昆布水としょうゆも
うっすらとキツネ色になるまでにんにくを炒めます。細かいので、すぐに火が入ります。
イタリアンパセリとバターのもう半分を投入。
バターが溶けたら、昆布水を入れます。昆布水は少し多めに。後からパスタを絡めても、水分が少し残る程度が理想です。
しょうゆも入れましょう。少し煮立たせてから、パスタの茹で上がりまでにまだ時間があれば、煮詰まりすぎないよう火を止めておきます。
⑥パスタを1%の塩水で茹でる
茹で汁の塩分濃度は1%がバランス良いと思います。ちょうど良い塩味がつきますね。
⑦茹で上がったら、フライパンにあげて絡める
茹で上がりの1分前くらいから、フライパンの火をつけておきましょう。パスタが茹で上がったら、フライパンに入れて昆布水と絡めます。水分が少なくなったら、茹で汁を入れても良いと思います。
一度味見をしてみて、少し物足りなければ塩を少々追加しましょう。明太子に塩分があるので、ここで塩味を決める必要はありません。
⑧パスタをボウルに移して、明太子と絡める
フライパンである程度絡めたら、火を止めてパスタをボウルに移します。ボウルの中で明太子と絡めます。明太子とパスタをボウルの中で絡めるのは、明太子に火を通さないため。
⑨お皿に盛り付けて完了
ボウルからお皿に盛り付けます。残ったソースも上からかけましょう。これくらい水分が残るのが理想ですね。
まとめ
「俺の明太子パスタ」のレシピをご紹介しました。一般的な明太子パスタは、フライパンを使わずに茹でたパスタをそのままボウルの中で絡めるものが多いです。また、大葉を使うレシピも良くみますよね。このレシピは、良くある明太子パスタよりイタリアンっぽいものを目指しました。イタリアンといえばにんにく。やはりにんにくは使いたいところ。明太子パスタとペペロンチーノの融合みたいな感じ?
明太子の量は増やせば増やすほど美味しいでしょう。また、レモンを絞ってもいいかもしれませんね。
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