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工進の加圧式灯油ポンプ「ポリオート PK-21」がかなり優れものである件について。キャンプにも最適!

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ずっとマンション住まいなので、暖房器具はエアコンがメイン。実家は一軒家ですが、やはりエアコンとガスファンヒーターがメインの暖房でした。石油ストーブを使う機会がほとんどなかったのです。いなかの祖父母の家に行った時くらいでした。

そんなこんなで、今回キャンプ用に石油ストーブを購入することになりました。久しぶりに石油ストーブに触れます。

石油ストーブについて色々調べて感じたのが、シュポシュポの進化。あの赤いポンプの昔ながらのものしか知りませんでした。ホームセンターに行ってびっくり。電動式など、時代は変化していました。

我が家が購入したのは、工進の加圧式ポンプポリオート。たまたまホームセンターで見かけて購入しました。これがまたかなりの優れもの。めちゃくちゃ便利でした。

そして、キャンプに持って行く灯油ポンプとして、これが最も適しているのでは、と考えた次第です。

 

この記事の内容

・加圧式灯油ポンプポリオートの紹介。加圧式とは、ポリタンク内に空気を溜めて、空気圧で灯油を押し出す仕組み。

・加圧式灯油ポンプポリオートのメリットを5つ

・具体的な使用方法を紹介。

・キャンプに適している理由は、密閉されるとこ、灯油が垂れないこと、そして電池が要らないこと。

 

 

 

 

工進の加圧式灯油ポンプ ポリオート PK-21について

よく見るあの赤いシュポシュポは、サイフォンの原理を利用して灯油を汲み上げる仕組みです。また、最近よく見かける電池式は、ポンプを動かして灯油を汲み上げます。

この加圧式は、それらの2種類のポンプとは異なる仕組みです。

手でポンプを押すことで、ポリタンク内に空気が入ります。空気が溜まっていくと、ポリタンク内の圧力が高まります。その空気の圧力で灯油が押し出される仕組みとなっています。ポリタンクの中に空気が溜まっていくと、微妙に側面が膨らむのが分かります。

圧力が高まった状態でノズルのレバーを引くと、ノズルから灯油が出てストーブに注入することができます。

電池も不要で、非常に便利な代物です。

価格的にも高くはありません。アマゾンでは、だいたい1,200円弱で販売されています。

このように灯油缶の口に設置して使用します。

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ポリオートを使うメリット

では、この加圧式のポンプを使用することで、どんなメリットがあるのでしょうか。電池不要なのに簡単に灯油を補充することができ、しかも手が汚れないし灯油も垂れにくい。こんなメリットがあります。

 

手が汚れずに、簡単に使える

一般的な灯油シュポシュポの場合、使用後はポリタンクから抜いて納めなければなりません。当然ポンプに灯油が付着しています。作業後はどうしても、あの灯油の臭いが手についてしまいます。

このポリオートであれば、使用後はそのままポリタンクに取り付けたままにしておけますので、手が汚れる心配がありません。ノズルは付属のケースに納められます。

 

灯油がこぼれにくい、垂れにくい

上記の通り、使用後はそのままポリタンクに装着したままにできます。毎回取り外す必要がありません。ノズルをケースに収めて終了です。

また、灯油シュポシュポの場合、どうしてもポンプ内に灯油が残ってしまいます。その残った灯油が使用後に垂れてきたりして、床を汚してしまうこともあります。

このポンプは、ノズルのレバーを押すと灯油が出てきます。つまり、レバーを押さなければ口が閉じた状態であり、たとえ少量の灯油が残っても、口から出てきません。

 

ポリタンクに設置したまま移動できる

しっかり装着していれば、ポンプとポリタンクは密閉されます。でないと、加圧した際に空気が漏れてしまいますよね。

ということは、ポンプを装着した状態でも、漏れないということ。車に乗せても、揺れで漏れることはありませんでした。

石油ストーブに灯油を補充する際、一般的にはストーブのカートリッジをポリタンクを置いた場所まで持っていきます。反射式ストーブやファンヒーターなど、タンクが別になっているものならそれでも問題ありません。しかし、キャンプでよく使用されるような、タンク一体型のストーブだと、ストーブ本体を移動させなければなりません。ポリタンクを動かした方が楽ですよね。

このポンプであれば、ポリタンクを動かしても漏れませんし、垂れにくいことからリビングで補充することもできます。

ただ公式では、漏れる可能性があるので、車に乗せる際には取り外してポリタンクの蓋を締めるよう推奨されています。自己責任ですね。

 

密閉されるので、臭いが漏れない

上記の通り、加圧しても空気が漏れないよう、ポンプが装着された状態でも密閉されています。ノズルもレバーを握らない限り、蓋がしっかりしまっています。

それにより、ほとんど灯油の匂いがすることはありません。

 

電池が不要

手動でポスポスとポンプを押しますので、電池が必要ありません。言ってみれば単純な構造。壊れにくいのではないでしょうか。いや、圧力がかかる仕組み上、漏れが発生することもあるかも。まだ、買ってから間もないので、様子を見ていきたいと思います。

電池式は確かに便利なのですが、それは電池残量がある場合のみ。電池がなければ使い物になりません。

使いたい時に電池切れだと最悪ですね。コンビニに買いに走るか、寒いのを我慢しなければなりません。

 

 

ポリオートの使い方を紹介

具体的な使い方を紹介しましょう。使い方は簡単。押して押してプッシュして、そしてジャー。写真で紹介します。

 

灯油の入ったポリタンクに、ポンプのこちら側を入れます。

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スクリューをしっかり閉めます。これで装着完了です。

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まずこの白いスクリューを時計回りにしっかり閉じます。圧力を解放する弁の役割をします。空気が漏れないように、弁を閉じるのです。

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頭のこの部分を押し込みます。何度か押します。それほど回数を重ねる必要はなく、10回程度でOK。内部に圧力がかかり、ポリタンクがなんだか丸っこくなります。

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この状態でノズルのレバーを握ると、灯油が流れ出してきます。

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灯油が出ると、当然内部の空気圧が下がります。満タンになるまでに出なくなった場合、追加でプッシュしてあげましょう。空気圧を追加することで、さらに流れ出てきます。

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ストーブへの補充が完了したら、白いスクリューを緩めて、内部の圧力を抜きます。

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圧力を抜いたら、ノズルを上に向けて、レバーを握ります。ホース内の灯油をポリタンクに戻すため。圧力がかかった状態でこれをすると、えらいことになります。

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ポリタンクは二つ口のタイプがおすすめ

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ポリタンクには、口が一つのものと、上の写真のように二つあるものがあります。

断然おすすめは、二つ口のタイプ。装着したままでもOKというのが、このポンプの特徴です。それなら、ずっと着けたままにしておきたいですね。

一つ口だと、灯油を買いに行くたびに、ポンプを外さなければなりません。手が汚れるし、床に灯油が垂れるでしょう。

二つ口なら、片方はポリオートを装着したまま、もう片方の口から灯油が補充できるので、大変便利なのです。

 

 

ポリオートはキャンプギア。なぜキャンプに適しているのか。

これまで紹介してきた特徴から、キャンプでストーブを使用する際のお供にも、このポンプは最適なのです。

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まず密閉されること。車で持ち運びますので、前後左右にチャプチャプ揺れます。車の中で漏れると大変です。

そして、ストーブへの注入時に、手が汚れないこと。キャンプではシュポシュポではなく、ゾウさんの鼻のような短いホースをポリタンクに直接取り付けることが多いようです。

しかしこれって、使用後は紙などで拭かないと、灯油が垂れてきます。ゴミが出ますし、手に灯油がついてしまいます。それに、ホースの中には少量でも灯油が残るので、車の中が多少灯油臭くなります。このポンプなら、そんな心配はいりません。

さらに、電池が要らないこと。キャンプ場で電池切れとなったら最悪です。たいていのキャンプ場では、売店でランタン用に電池を販売していますが、無いこともあるでしょうし、普通より高いかもしれません。手動であれば、電池切れを気にする必要がありません。行く前に電池をチェックすればいいのでしょうけど、いちいち気にしなければならないのも面倒です。

そして、ポスポスと押す行為。このちょっとだけ面倒な作業が、なんだかキャンプっぽい感じがしますよね。

色は紫しかありません。この点が残念ですね。

 

 

まとめ

たまたま目に入った工進の加圧式ポンプを使用してみて、その使い勝手が優れものであることに感動し、こんな記事を書いてみました。

いちいち押すのが面倒と感じる方もいらっしゃると思いますが、結構早く内部に圧力がかかりますので、それほど作業は苦になりません。むしろなんだか楽しいです。

石油ストーブを使用される方に、おすすめです。

 

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