みんな大好き水族館。中国地方には、広島の宮島水族館、島根のアクアス、そして今回ご紹介する下関の海響館と3カ所の大きな水族館があります。
えっ?大阪?大阪にあるのは海遊館。下関は海響館です。
海遊館より多少規模は小さくなりますが、それでも大きな水族館ですし、関門海峡に面した下関ならではの工夫を凝らした見応えのある展示がされています。そして、ロケーションが最高なのです。
今回の記事では、海響館の魅力をお伝えしたいと思います。
・海響館の概要、場所のこと
・展示内容を紹介 ー ふぐのかわいさを実感しました
海響館ってどんなとこ?
正式名称は、下関市立しものせき水族館。愛称が海響館です。2001年にオープンして、20年目を迎えます。
約550種約35,000点のお魚たちを飼育しており、「関門海峡」「ふぐ」「ペンギン」がメインの展示となっています。
下関といえばふぐ。いや、「ふく」ですね。ふぐの本場ともあって、さすがふぐの展示は圧巻です。常時100種類以上の世界中のふぐが展示されています。ふぐに関しては、世界でも有数の規模です。
色鮮やかな珍しいふぐは、長い時間見ていても飽きません。見応えがあります。
そして、ペンギン。なぜペンギン?下関市は、古くからペンギンと深い関わりがあり、市の鳥にもなっています。そんなゆかりもあり、ペンギンの展示に力を入れているようです。確かにたくさんの種類のペンギンがおり、上から下からとペンギンが泳ぐ姿を眺められるよう、展示方法も工夫されています。
また、施設内にはフンボルトペンギンの繁殖施設が設けられています。フンボルトペンギンの本場であるチリの国立公園からも、地域外の繁殖施設として認定されているようです。
また、ショーにも要注目。アシカとイルカがコラボした、珍しいショーを観覧することができます。これも楽しいですよ。
大人(高校生以上):2,090円
小・中学生:940円
幼児(3歳以上):410円
下関市民の方は割引が適用されます。市民を証明するもの(免許証など)が必要です。
大人(高校生以上):1,040円
小・中学生:470円
幼児(3歳以上):210円
料金の支払い方法
支払いは現金だけでなく、クレジットカードや電子マネーの利用が可能です。カードが使えるのは嬉しいですね。
クレジットカード:VISA、Master Card、JCB、American Express、Diners Club、銀聯
電子マネー:QUICPay、WAON
アクセス
下関の唐戸地区に位置しており、有名な唐戸市場に隣接しています。お昼にお寿司を食べてから、水族館に向かってもいいでしょう。歩いて行けます。
海響館と唐戸市場の間には、カモンワーフというショッピングモールがあり、たくさんの飲食店が入っています。山口名物の瓦そばのお店もあります。食事に困ることはないでしょう。
海を眺めると、すぐ近くに対岸が見えます。北九州の門司港ですね。関門海峡の狭さを実感することができます。この狭い海峡を、たくさんの船が往来していました。
最寄り駅はJR下関駅ですが、2㎞ほど離れており徒歩で20分程度要します。
下関駅から路線バスが出ています。「海響館前」のバス停で下車します。バスでだいたい7分ほど。
また、門司港から連絡船でもアクセスすることが可能です。
船乗り場が水族館のすぐ横にあります。
なんと、ここからあの巌流島にも行けるようです。
今回我が家は車で訪問しました。実は行ったのが平日。駐車場は混んでいませんでしたが、休日ともなると唐戸市場が近いこともあり、なかなか駐車できないこともあるようです。
今回は海響館の目の前にあるみらいパークに駐車しました。最大料金800円です。
館内をツアー
では館内を巡っていきましょう。
まずはチケットを購入。水族館ってやっぱり高いですよね。維持費がかかるので当然なのでしょう。
エントランスから奥に進み、エスカレーターで上の階へ。
関門海峡の生物
エスカレーターを上がると、4階に出ます。目の前の水槽には、見たことある魚がたくさん泳いでいます。
まずはウミガメがお出迎えです。
関門海峡に棲息する魚が展示されています。ブリ?やマダイ、スズキが泳いでいます。釣りでお馴染みの魚ですね。
大きな真鯛です。
3階に降りると、関門海峡と日本海の魚たち。
イワシの群れです。きれいですね。
美味しそうなアジ
ふぐゾーン
ここのメイン?であるふぐゾーンです。様々な種類のふぐが展示されています。大小色とりどりのふぐが泳いでいます。こんなにたくさんの種類がいるんですね。マンボウやカワハギ、ハリセンボンもふぐの仲間のようです。
釣りでは外道のふぐ。猛毒も持っています。しかし、こうして見ると、ふぐってかわいいってことが分かりました。
ふぐは砂に潜るようです。
エンボス加工?がすごいですね。
すごい模様のふぐです。
ウーッ!
人間を観察中です。
ハリセンボン
休憩エリア
3階には関門海峡を見渡せる休憩室があります。関門橋も近くに見えます。
こんなクレーンゲームが。500円しますが、取れるまで何度もプレイできます。ペンギンをゲットしました。
世界の海、スナメリ、アザラシなど
休憩エリア横のエスカレーターで2階におります。エスカレーターの横には、大きなシロナガスクジラの骨格標本が飾られています。
まず右手見えるのが、スナメリの水槽。見た目はイルカですが、背びれがないのが特徴です。また、口も尖っていません。
2匹仲良く泳いでいます。かわいいですね。
スナメリの隣には、アザラシがいます。うまく顔だけ水の上に出しています。
イカ。幻想的です。
サンゴ礁の生物
アマゾン川の魚。デカイです。
テッポウウオ
カブトガニは結構早く走れることが分かりました。
シーラカンスの標本です。日本初上陸のシーラカンスらしいです。
ペンギンエリア
この水族館では、ペンギンの展示にも力を入れています。
ガラスの向こうにたくさんのペンギンがいます。よく見ると色々な種類がいます。一時期CMで話題になったイワトビペンギンもいます。
ちょうどお食事タイム。結構大きな魚をまるごと飲み込みます。
ペンギンのヒナが生まれたようです。お母さんが守っています。
ペンギンプールは奥まで続いており、トンネルをくぐることができます。
写真は「ペンギン大編隊」のイベント中で、群れで泳ぐ様子を見ることができます。
トンネルの中では、下からペンギンを見ることができますし、実は足元も水槽になっており、下をペンギンがすごいスピードで通過していきます。鳥なのに、泳ぎが早いです。
アクアシアター(イルカとアシカのショー)
イルカ4匹とアシカ1匹がコラボしてショーを見せてくれます。
アシカがイルカに指示したり、逆にイルカがアシカに指示を出したり、そしてイルカとアシカがチューしたりと楽しませてくれます。
観覧席から、関門海峡を挟んで九州が見えます。
アシカも芸達者です。すごいバランス感覚。
イルカのジャンプ
その他の施設
水族館といえば最後のショップも楽しみです。海響館にももちろんミュージアムショップが併設されており、様々なグッズが販売されています。
レストランもあります。レストランに行くためには、一旦出口から出なければなりません。手にスタンプを押してもらうと、再入場できます。
まとめ
以上海響館をレポートしました。中国地方では有数の規模の水族館です。展示方法が工夫されており、楽しめました。色々な種類のふぐは、ずっと見ていても飽きません。
何よりロケーションが素晴らしいですね。すぐそばが関門海峡。目と鼻の先に九州があります。水族館の裏の海岸線は遊歩道になっており、水族館を出た後は散歩してもいいでしょう。
今回訪れたのは、平日の月曜日。有給を使って行きました。
隣に唐戸市場があることもあり、休日は駐車場が満車になるそうです。平日はガラガラでしたし、水族館もかなりゆとりがありました。
人が多い水族館って、一つの水槽を長い時間眺めることができませんから、なんだか満足できていない状態で建物を出ることになりますよね。もっとゆっくり見たかったのにって。是非、有給を取って平日に行ってみましょう。
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