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つみたてNISAだけじゃ不十分?特定口座でも投資をする理由。実際に投資中の投資信託も紹介。

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以前つみたてNISAで積み立て中の3つのインデックスファンドをご紹介しました。こちらの記事ですね。

つみたてNISAは、まさにお国のお墨付きがある資産運用手段であり、20年間非課税で運用することができます。取り扱われている商品も、金融庁がOKしたコストの低い商品であり、消費者が不利になりやすいものではありません。投資をするなら、つみたてNISAを使用するべきでしょう。

しかし、つみたてNISAにも問題がない訳ではありません。問題というか、不十分なのです。

その不十分さにより、つみたてNISAにプラスして特定口座でも積み立てをすることにしました。あくまでもメインはつみたてNISAですが。

つみたてNISAだけでなく特定口座も活用する理由、そして現在実際に積み立て中の商品をご紹介します。

 

 

 

 

つみたてNISAじゃ不十分?特定口座を使う理由。

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特定口座だと税金がかかってしまいます。つみたてNISAで投資しているのに、わざわざ特定口座を使う理由はあるのでしょうか。

そう、あるんです。多少税金がかかったとしても、特定口座を使うメリットを見出したからこそ使用しています。

では、そのメリットとは?つみたてNISAだけでは不十分だと考える理由と交えて説明します。

 

毎月33,333円までしか投資できない。投資金額を増やすため。

つみたてNISAは、年間40万円までと投資できる枠が限られます。月にすると33,333円が上限金額です。なんだか中途半端な金額ですよね。

頑張って資産形成するなら、月5万円は積み立てたいところ。つみたてNISAには上記の上限額があるので、それ以上を投資するには他の口座を使うしかありません。特定口座を利用することになります。

例えば月に4万円積立投資をするなら、つみたてNISAで上限いっぱいの33,333円まで利用し、残りの6,667円は特定口座を利用します。月に5万円まで投資するなら、特定口座は16,667円の投資額となります。

あくまでもメインはつみたてNISA口座ですが、上限が決まっているので、仕方なく特定口座でも投資を行います。つみたてNISAの枠がもっと広がればいいですね。

 

投資額が増えるほどリターンも大きく

運用額が増えるほど、将来の資産額はより有利になります。毎月もうちょっと頑張って積み立て額を増やしたら、それだけ大きなリターンとなって戻ってくるのです。

下のグラフは、毎年5%のリターンと仮定して、月に3万円積み立てた場合と、5万円に増やした場合の資産額の推移をあらわしています。

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このように、毎月2万円の差額ですが、20年間の運用となると資産額の差がどんどんと開いていきます。毎月3万円積立の場合、20年後は12,225,960円。5万円の積み立てだと、20,376,712円となります。800万円以上の差額となります。大きいですよね。

毎月の投資額をつみたてNISAの上限である33,333円までで抑えてしまうと、将来大きな資産を形成することが難しくなります。投資額を増やすため、特定口座も活用するのです。

 

株式しか投資できない。債券もポートフォリオに組み込むため。

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つみたてNISAのラインナップは、株式のみ。もちろん株式のなかでも、先進国株やアメリカ株、新興国株、全世界株など海外株式の投資信託や、日本株でも日経225に連動するものや、TOPIXに連動するものなどなど、様々な種類がラインナップされています。

とはいえポートフォリオは株式100%となってしまい、変動幅が大きくなります。

近頃は、債券のパフォーマンスが良くないので、債券は入れなくても良いという意見もあります。株式は10年単位で持てば損をする確率がかなり少なくなるという過去の実績もあり、長期投資なら株式100%で良いという考え方もあります。

自分もつい最近までは、債券を入れるとポートフォリオ全体のリターンが悪くなるので、株式100%にすべきと考えており、実際にそうしていました。

今も基本的には株式メインにすべきであると考えていますが、少しだけでも債券を入れた方がいいのではと考えるようになりました。

現在毎月5万円を積み立てていますが、そのうち1万円は債券とすることにしています。

 

債券は暴落時に株式を購入する原資となる

債券を入れる理由。簡単に言えば、株式と債券は一般的には逆相関の関係にあり、株式が上昇したら債券は下がり、株式が下落したら債券は上昇すると言われています。

つまり株式が暴落するような局面があれば、債券は価格を維持する可能性が高く、もしかすると上昇する場合だって考えられます。

そこでポートフォリオに債券を入れておけば、暴落時にそれを売って株を購入する原資となり得るのです。株が暴落して債券の比率が高くなったら、高くなった分を売って株に振り向けることで、より高いリターンを求めることができます。

日本の年金基金も、大きな投資家として有名です。ポートフォリオは50%が株式、残りの50%が債券となっています。50:50です。まあ、個人の場合は50%も債券を入れてしまうとリターンが下がるので、20%くらいでいいのではと考えています。

 

NISAだとリバランスしにくい。

せっかくのつみたてNISA口座。一度買ったら20年間持ち続けたいところ。途中で売ったからといって、売った分別の商品が買えるようになる訳ではありません。一度購入すると、枠を使ってしまい戻りません。

投資にはリバランスが重要だと言われます。リバランスとは、当初定めた投資比率に戻すこと。長年投資をしていると、どうしてもポートフォリオのこっちが上がってこっちは下がって、比率が崩れてきます。上がった方を売ったり、下がった方を買い増したりして、当初の比率に戻すのです。そうすれば、割安になった資産をより多く買うことになるため、最終的なリターンが増える可能性があります。

特定口座なら、NISAの枠を気にせずに売り買いすることが可能です。売った時点で税金は取られてしまいますが。

 

 

つみたてNISAと特定口座。何を買っているの?

ではどんな商品につみたて投資をしているのか。自分のポートフォリオをご紹介します。現在毎月5万円を積み立て投資に回しています。少し前までは4万円。新たに債券を1万円分追加したのでした。

 

つみたてNISA  毎月33,333円

1.SBI・V・S&P500インデックス・ファンド(米国株)

 →28,733円

2.eMAXIS Slim 国内株式(TOPIX)(日本株・TOPIX)

 →2,300円

3.eMAXIS Slim 新興国株式インデックス(新興国株)

 →2,300円

 

特定口座 毎月16,667円

1.SBI・V・S&P500インデックス・ファンド(米国株)

 →4,267円

2.eMAXIS Slim 国内株式(TOPIX)(日本株・TOPIX)

 →1,700円

3.eMAXIS Slim 新興国株式インデックス(新興国株)

 →700円

4.ニッセイ外国債券インデックスファンド(先進国債券)

 →10,000円

 

2つの口座を合計すると?それぞれの投資割合も。

1.SBI・V・S&P500インデックス・ファンド(米国株・S&P500)

 →33,000円 66%

2.eMAXIS Slim 国内株式(TOPIX)(日本株・TOPIX)

 →4,000円 8%

3.eMAXIS Slim 新興国株式インデックス(新興国株)

 →3,000円 6%

4.ニッセイ外国債券インデックスファンド(先進国債券)

 →10,000円 20%

合計50,000円

 

このようにメインは米国株S&P500がメインです。6割以上がS&P500です。過去の実績などを見る限り、米国株が最強です。やはりメインに据えるべきでしょう。米国株100%のポートフォリオも考えましたが、これからも米国株の好調が続くとは限りません。ただ、新たなサービスや製品を生み出す力はアメリカが強いと思いますので、これからも伸びる可能性が高いでしょう。でも、さすがにすべてを米国株もどうかと思ったので、日本株や新興国株も加えることにしました。

 

 

まとめ

以上つみたてNISAだけでなく、特定口座も活用して投資信託を積み立てている理由をご紹介しました。つみたてNISAは素晴らしい制度ですが、より大きくより効率的に投資するには不十分な制度です。その不十分な部分を特定口座で補う形です。要するに、つみたてNISAがメインで、特定口座は補助的に使うようなイメージです。

また、自分が実際に積み立てている投資信託とその割合もご紹介しました。これは人によって大きく異なると思います。あくまでも自分次第。人のポートフォリオは参考にするに留めて、自分で考えて決める必要があります。どれに投資しようか考える時間も楽しいですよね。