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これは便利!SOTOスライドガスマッチがキャンプに必需品である理由。

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キャンプの必需品。

テントや寝袋はもちろん必要です。寝心地の良いマットや座り心地の良いチェアも必需品ですね。

そしてご飯を作るもの。焚き火やバーベキューコンロ、フライパン、食器類も必需品です。では、ご飯を作る時に必要なものは?

それは「火」ですね。火がないとご飯が作れません。キャンプ=火を使うことと言っても過言ではないでしょう。日常の生活では、ガスコンロは使うものの薪や炭を燃やして料理をすることはできません。ガスではないリアルな「炎」(ガス火もリアルですね)を駆使するのもキャンプの醍醐味です。

火を起こすにはライターやマッチがあれば便利です。特にライター。燃焼系のランタンを着火するのにも使ったりしますので、ライターはこれがなければキャンプができないというくらいの必需品の一つでもあります。

今回はオススメのライターの話。SOTOのスライドガスマッチです。火口が伸び縮みするのが最大の特徴で、この特徴ゆえにこのライターがオススメなのです。

 

 

 

 

SOTOスライドガスマッチってどんなライター?

キャンプ道具で有名なSOTO(新富士バーナー)が販売しているライターです。SOTOといえばバーナーが有名ですね。中でもカセットがすが使用できるレギュレーターストーブST-310は多くのキャンパーが愛用している名品です。我が家でも使用しています。また、ホワイトガソリンとガスの両方を使用できるバーナーなんかも。そんな火を扱う製品を得意とするSOTOのライターです。

 最大の特徴は、火口が伸び縮みできること。チャッカマンなど、火口の長いライターは昔から存在していました。チャッカマンといえば旅館の小鍋ですね。周囲にお経のような文字の書かれている小型のコンロ。中心に固形燃料が置かれ、中居さんがチャッカマンで火をつけてくれます。当然通常の100円ライターでは届きませんし、マッチだと燃えかすが邪魔になる。チャッカマンが最適なのです。

このように細長い火口のライターは昔からニーズがありましたが、それはキャンプの場面でも同じです。ガソリンやオイルといった燃焼系のランタンには、ガスランタンのように着火装置がついていません。ライターで点火しなければなりません。

ただ、ライターを通す隙間が狭いことが多く、一般的なライターでは到底不可能です。チャッカマンのような細長い火口のライターが大活躍するのです。

 

収納時の状態。

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ビヨーンと伸びます。

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オイルランタンは、細い隙間から着火しなければなりません。

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じゃあチャッカマンでいいじゃないかと思ってしまいます。自分も当初はそういう考えでチャッカマンを購入していました。スライドガスマッチは1,000円以上しますが、チャッカマンなら安いですし。

でもそうじゃないんですね。スライドガスマッチの良いポイントをご紹介します。

 

 

SOTOスライドガスマッチの良いポイント

チャッカマンではなく、このスライドガスマッチをオススメする理由をご紹介します。

 

収納がコンパクト

伸び縮みできるようにしたのは、収納時のサイズをコンパクトにするためですよね。チャッカマンはあの長い火口がちょっと邪魔になります。持ち運び時はコンパクトになるので、キャンプだけでなく登山でも活躍するかもしれません。

 

CB缶から充填できる

チャッカマンは使い捨て。思ったより早くガスがなくなります。2〜3回キャンプで使用したらガスが空になってしまいます。

スライドガスマッチは、ライター用のガスだけでなく。CB缶つまりカセットガスからも充填が可能です。これはありがたいですよね。さすがカセットガスのバーナーを製造しているSOTOの製品です。

価格は約1,500円と一般的なチャッカマンの10倍くらいの価格ですが、容易に充填できることからすぐに元が取れるのではないでしょうか。

窓からガスの残量をチェックできます。

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お尻からガスの充填が可能です。

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バーナーではなく、普通の火であること

同じくSOTOの製品に、スライドガストーチというものがあります。同じように火口がスライドできますが、トーチというだけあってブォーとバーナー状の火が発せられます。炭など燃えにくいものへの着火に適しています。

一方このスライドガスマッチは一般的なライターと同じような火です。当然これだけでは薪や炭などに直接着火はできません。

ただ、柔らかな火であることから、ガソリンランタンに最適なのです。我が家のメインのランタンは、コールマンの286Aです。ホワイトガソリンを使用するランタンです。燃焼系のランタンなので、マントルを使用します。

一度燃えたマントルはかなり脆くなります。ちょっと触ると崩れてしまいます。崩れたまま使用すると、周囲のガラスが割れてしますのです。

ガソリンランタンは、隙間からライターを差し込み、マントルに火を近づけた状態で栓を開けることで、圧力で気化したガソリンに着火します。バーナーの勢いのある炎だと、脆いマントルを壊してしまう恐れがあります。なので、ガソリンランタンを使うには、トーチよりマッチの方が適しています。

 

安全装置が使いやすい

当然持ち運び中に誤って火がつかないよう安全装置がついています。

黒いボタンを押し込むことで着火します。ただ、下の写真の状態だと、安全装置が解除されてないので押し込むことができません。押し込めないのでガスが出ませんし、もちろん火も出ません。

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下の写真は押し込めるつまり着火できる状態。黒いボタンが外側にスライドしているのが分かります。

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つまり、黒いボタンが外側にスライドしていると着火が可能、内側に閉じていると着火不可であり、安全装置が働いている状態です。

これが反対じゃなくて良かったですね。外にスライドした状態がロック状態だと、持ち運び中に内側に押されてロックが解除してしまう可能性があります。

着火用の黒いボタンをスライドさせるだけなので、使い勝手も悪くありません。

 

 

まとめ

以上SOTOのスライドガスマッチをご紹介しました。

中にはバーナー状の火が出る方が使いやすいのではとおっしゃる方もいらっしゃるでしょう。確かに火力が強くなりますし、何より風にも強くなります。アウトドアでは常に風の中にいますから、耐風性の高いものの方が便利です。

自分もそのように思いますし、スライドガストーチの方が使い勝手がいいかもしれません。しかし、自分の場合はガソリンランタンに使用する目的がありましたので、このマッチが最適であったのです。

まあ、それぞれ1本ずつ持つのがいいかもしれませんね。

 

ソト(SOTO) スライドガスマッチ モノトーンモデル ST-407MT

 

ソト(SOTO) スライドガストーチ ST-480C ブラック×オリーブ 幅3.8×奥行1.8×高さ11~18.5cm