キッチンのデッドスペース。
それを埋める最適解が、無印良品の「ステンレスユニットシェルフ」でした。
この商品の最大の特徴は、パーツで販売されていること。サイドの帆立や棚板、引き出しなど数あるパーツを組み合わせて、自分の生活に合った棚を作ることができます。
今回はキッチン用の棚として購入しましたが、例えばハンガー用のバーを組み合わせればワードローブとなります。パーツを組み合わせて、様々な用途に用いることができるのです。
なぜこの棚を選んだのか。どのパーツを購入したのか。そして、組み立ては難しい?ステンレスユニットシェルフについて、レポートしたいと思います。
・無印のステンレスユニットシェルフはパーツを組み合わせることで、様々な用途に適した棚を組み上げることが可能。
・我が家の条件への最適解が、ステンレスユニットシェルフであった。
・付属の六角レンチ以外の工具は不要。簡単に組み立てられるが、一人で作業するのは結構苦労する。
どうして無印良品の「ステンレスユニットシェルフ」選んだのか
まず大前提として、キッチンのデッドスペースを埋めるという目的がありました。我が家のキッチンは、食器棚と冷蔵庫の間にゴミ箱を置いています。高層ビルの間の一軒家みたいになってしまい、ゴミ箱の上の空間がデッドスペースとなっていました。なんとかこのスペースを有効活用すべく、棚の購入を検討した次第です。
こんな感じでゴミ箱を二つ並べて置いていました。
そして前提条件。ゴミ箱は引き続きここに置きたいのです。ゴミ箱がこの位置にあると、邪魔にならないですし使い勝手も良い。別の場所には置けません。
では、それを踏まえた上で今回の棚選びの条件を。検討するにあたって必須とした条件です。
・棚の下部は棚板を取り付けなくても使用できる。(ゴミ箱を置くため)
・隣の食器棚とマッチするもの。(ウォールナット)
・幅は60㎝以下。(食器棚と冷蔵庫の間の限られたスペース。将来的に冷蔵庫を大きくすることも考慮し、なるべく幅が広くないものがよい)
色々探してみたところ、下部に棚板を取り付けなくてもよい棚がなかなかありません。あるとしたら、洗濯機のスペースに置くような鉄パイプ製の棚。当然キッチンには合いません。
または、もともとゴミ箱を置くように設計された食器棚。すでに持っているので、食器棚を買い替える訳にはいきません。
無印の「ステンレスユニットシェルフ」が最適解だった
出会ったのが無印良品のステンレスユニットシェルフ。上記3つの条件にすべて適合します。まさに最適解でした。ただ、ちょっと値段が張るのがネックでしたが。
パーツを組み合わせて、様々な形の棚を組み上げることが可能
まず一つ目の条件。ステンレスユニットシェルフはパーツで販売されており、それらを組み合わせることで様々な形態の棚を作ることができます。そのパーツの一つに、コの字型の「帆立補強パーツ」があります。
下にも棚板が無いと、棚の強度が心配です。恐らくあまりこういった棚が無いのも、強度に問題があるからではないでしょうか。無印のステンレスユニットシェルフは、このような補強パーツがラインナップされており、下に棚板が無い形で棚を組むことが可能です。
7種類の棚板が選べる
二つ目の条件。7種類も棚板がラインナップされており、ウォールナット材の棚板も選択できます。このような組み立てのオープンラックで、色々な棚板を選べるものってほとんどないでしょう。ましてウォールナットを使っているものは、あまり見かけませんでした。
ウォールナットの棚板なので、隣の食器棚とマッチしそうです。
選べる棚板は、以下の7種類。
1.ステンレス
2.タモ材
3.ライトグレー(スチール製)
4.ダークグレー(スチール製)
5.オーク材
6.ウォールナット材
7.ステンレスワイヤー
キッチンでステンレスだと、プロっぽさが出ていいかもしれませんね。
幅は4種類から選べる
3つ目の条件は、横幅が60㎝以下であること。ステンレスユニットシェルフは、4種類の幅から選ぶことができます。それは棚板のサイズが、4種類あるということ。好みのサイズの棚板を選んで、その左右に帆立を取り付けます。
1.42㎝
2.56㎝
3.84㎝
4.112㎝
もちろん56㎝の棚板を購入しました。あくまでも棚板のサイズなので、左右の帆立の幅を入れると、棚自体の幅は58㎝となります。60㎝以下が条件なので、最適なサイズです。
ちなみに帆立は5段階の高さから選べます。一番大きい212.5cmを購入しました。
1.46㎝
2.83㎝
3.120㎝
4.175.5cm
5.212.5㎝
今回購入した組み合わせは?
今回購入したパーツをご紹介します。
組み立てに必要なネジは各パーツに付属しています。
以下のパーツを購入しました。
1.追加用帆立・特大(税込7,490円)×2
2.追加棚・ウォールナット材 幅56cmタイプ用(税込2,990円)×4
3.帆立補強パーツ幅56cmタイプ(税込1,990円)
4.ステンレスクロスバー・小 幅56cmタイプ用(税込1,190円)
合計30,120円
パーツ一つ一つはそんなに高くなくても、合計するとそこそこの金額になりました。
帆立は当然左右に1本ずつ必要です。必ず2本買いましょう。今回購入したのは特大サイズの帆立。
棚板の枚数を決める前に、前もって用途を考えておかなければなりません。棚板を増やし過ぎると、背の高いものが置けなくなってしまいます。
下に棚板をつけないのであれば、補強パーツは必須です。また、背部をばってんで補強するクロスバーも必須です。高さは2m以上。クロスバーをつけないと、結構グラグラします。
ステンレスユニットシェルフが届いたので、早速組み立てました。
大型商品になるので、前日にお届け時間帯を電話で知らせてくれました。10時から12時の間とのことでしたが、10時ジャストに届けていただきました。早めに届けてくれるのはありがたいですね。
実際に組み立ててみて感じたのは、組み立て方法は簡単だが、一人でやると苦労するということ。工具も付属の六角レンチ一つで組み上げられます。ただ、棚板1枚で約3kgと結構重たいので、二人以上での作業をオススメします。
まずは開封。帆立はでかいダンボールに入っています。
すべて取り出しました。さすが無印良品。パーツもシンプルです。
棚板を取り付けていきます。上の写真のように、4隅の金具にはプラスチックのカバーがついているので、これを外します。上向きにスポッと抜けます。付属の六角レンチで、ボルトを緩めておきます。
このように、金具のU字部分を帆立の棒にはめ込みます。はまったら、軽めに六角ボルトを締めておきます。
この写真のように、帆立を床と並行に置いて作業するのがオススメ。なぜなら、4か所のボルトを締められるから。これを90度倒すと、片側のボルトが隠れてしまいます。
ボルトは素早く4か所を軽めに締めましょう。ボルトが閉まっていない状態は、U字の金具が金属の棒にはまっているだけであり、非常に滑りやすいです。スライドしてバタンと倒れてしまいます。ここが組み立ての際にもっとも苦労する点でした。
3枚ほど棚板を取り付けたら、立てた状態で作業しました。立てる前に、足となるアジャスターの取り付けを忘れずに。
帆立補強パーツも取り付けます。これも簡単に取り付け可能です。
一番上の棚板も取り付け。
後ろのクロスバーも忘れずに。これがないと結構ぐらつきます。
完成したので、置いてみます。ちょっと背が高すぎましたかね。もう一段低いものでもよかったかもしれません。
下にゴミ箱が置けます。ただ、幅が狭くなるので、以前のように二つは置けません。細いものに買い替える予定です。
うれしい発見が一つ。横棒にフックを取り付ければ、色々ものをかけられそうなこと。早速奥さんが鍋つかみを収納していました。
棚にはトースターのほか、これまでキッチンカウンター上に置いていた細々したものを収納する予定です。
まとめ
無印良品の家具が好きです。シンプルなデザインで、非常に部屋に合わせやすいですし、ウォールナット材がラインナップされているのが嬉しいですね。あの濃いめの茶色がたまりません。
今回購入したのは、ステンレスユニットシェルフ。パーツを組み合わせて、自由に自分好みの棚に仕上げられるのが特徴です。迷わずウォールナット材の棚板を選択しました。
棚の下に空間を設けて、無事ゴミ箱を設置することができました。まさに我が家にとって、最適解な棚でした。
無印良品。やっぱりいいですよね。カレーもうまいし。