「無印やっぱり良いわ」
シンプルで使いやすい。それにリーズナブル。それは、リュックも同じでした。
4月から大阪へ単身赴任をすることになりました。基本的に週末は家族の住む広島で過ごしたいと考えています。広島と大阪の2拠点生活。長距離の移動が大変。
そこでまず必要性を感じたのがリュック。容量の大きい旅行カバンといえば、スーツケースが思い浮かびます。しかし、スーツケースって結構邪魔ですし、扱いに困ることがあります。リュックなら楽ですね。
最近ビジネスシーンでは、スクエア型の黒いリュックが流行っています。最近はPCを持ち運ぶことが多く、手提げのバッグでは重くて辛くなってきました。みんなリュックを持つのも納得です。
自分もリュック派の仲間入りを果たすべく、色々調べて目をつけたのが無印良品のリュックでした。何か欲しいものが出てきたら、まずは無印をチェックすればたいてい好みのものが揃ってますね。結局身の回りのものは無印ばかりに。
そんなこんなで無印のリュックを買ってきましたので、レビューをしたいと思います。実際に旅行でも使ってみました。(2022.6更新)
無印良品「大きく開くリュックサック」ってどんなの?
こんな感じのよくあるリュックです。リュックにデザインとかオシャレとか求めてないので、こういうシンプルなデザインがいい感じです。
その名も「大きく開く」リュックサック。ファスナーが下リュックの底まで続いており、全開にしたら開くというより展開することが可能です。
サイズ:縦47cm 横30cm マチ18cm
容量:約22L
重量:635g
ブラック
ミディアムグレー
7,990円 (税込)
リュックの細部を見てみましょう
このリュックを細かく見ていきましょう。収納など細部をご紹介します。
ファスナー
このように止水ファスナーとなっています。完全な防水ではありませんが、雨天時の水の侵入を防いでくれます。
パソコンを入れたりするので、これは嬉しい配慮ですね。
また、このファスナーはリュックの下まで続いており、全開にすることでばかっと展開することが可能です。
上蓋
上蓋にはポケットがついています。財布なんかを入れる感じでしょうか。新書を入れてみました。上蓋のポケットのファスナーは、カバーがついているので止水タイプではありません。
本体の内部
リュックの内部は、このように背中側にパソコンを入れるポケットがあります。側面にはクッションが入っていますので、衝撃からパソコンを保護してくれます。
ポケットは結構大きく、モバイルPCであれば余裕です。このように2台入りました。
ポケットはマジックテープで蓋ができます。下に落ちたものを拾うときに、蓋の開いたリュックから中身がドサッとこぼれ落ちることがありますよね。特にPCは滑りやすいです。PCの飛び出しを防いでくれますので、これはありがたいですね。
前面のポケット
最前面はこんな感じ。イヤホンといった小物を入れるのに適しています。今なら予備のマスクを入れておいても良さそうですね。
前面にはもう一つポケットがついています。こちらのポケットは結構大容量。仕切りがついているのも嬉しいですね。
仕切りには、モバイルバッテリーやメガネケースを入れようと思います。
こちらのポケットは、止水ファスナーとなっています。カバーがなく、直接雨があたるファスナーには、止水タイプが採用されています。
サイド
両サイドにもポケットがあります。タリーズの缶を入れてみました。ちょうど入りました。500mlのペットボトルでも大丈夫でしょう。
飲み物やスマホを入れておくのに良いですね。
背中
背中はこんな感じ。メッシュになっていますので、夏でも快適に使えそうです。
このように基本的な収納は備えています。PCやスマホの充電器の持ち歩きといった現代のニーズは、十分満たしてくれそうです。
撥水加工や止水のジッパーが嬉しいですね。PCを持ち運ぶので、水は大敵です。今なら大丈夫と自転車を漕ぎ出した途端に雨が降るものです。どこまで撥水性があるのか分かりませんが、今のカバンよりマシなはず。
売り切れになっていることが多いかも
在庫状況は無印のWEBでチェックすることが可能です。ネットストアの在庫だけでなく、実店舗の在庫もチェック可能。人気商品なのか、在庫が激しく変動している様子です。購入前に必ずチェックしておきましょう。
自分が購入した時は、ネットストアはすでに売り切れ。近所のお店が残りわずかとなっていました。在庫のあるお店にめがけて出かけましたが、どこを探しても目当てのリュックがありません。すかさずスマホで無印のサイトをチェックしたら、在庫のある店舗から今いるお店が消えてしまっていました。行く直前に売れてしまったのでしょう。在庫をチェックしてから行くべきでした。
別のお店には在庫がありましたので、無事購入することができました。
早速旅行で使ってレヴューを
単身赴任の下見と称して、大阪と京都へ出掛けてきました。もちろん荷物はこのリュックに入れて。
ただ、家族3人分はさすがに入らないので、手提げのバッグも持ちます。いつもは車ですが、今回は電車移動がメイン。スーツケースは邪魔になると考えて、持っていかないことにしました。
荷物を詰めると、パンパンに。結構重くなりました。
会社用と自分用の2台のパソコンも持ち運びます。これだけで2kg以上の増加。さらにモバイルバッテリーや着替えなどを入れて、トータル10kgくらいになったと思います。手に持ってみると、ズシッした重さを感じます。
この重量の荷物を背負ってみて、リュックの使い勝手を検証してみます。果たして、、、。
今回の行程
今回の旅行の行程です。基本的に移動中や観光中は荷物を預けずに、ずっとリュックを背負って行動しました。
1日目
・新幹線で広島から新大阪へ移動。
・地下鉄を本町で下車して、なんばまで心斎橋筋をぶらぶら散歩。そして阿倍野区の実家へ。
2日目
・大阪から奈良へ移動。
・東大寺や興福寺周辺をぶらぶら。鹿せんべいを2つ購入。
・奈良から近鉄で京都に移動。
3日目
・四条烏丸から梅小路公園の京都鉄道博物館まで徒歩で移動。
・京都鉄道博物館を見学。
・京都からJR在来線で新大阪へ移動。新幹線で広島へ。(今回は赴任下見として会社から往復運賃が出るので、広島新大阪間しか新幹線を利用できません)
旅行で使ってみてどうだった?
トータルで10時間以上は、リュックを背負った状態で徒歩移動を行いました。時には眠たくなった子供を抱っこして歩くことも。
そんな感じで使ってみた感想は、「どちらかというとタウンユース向きで、重い状態での長時間使用には向いてなさそう」でした。
「肩の負担を軽くする」と銘打っていますが、さすがに1日の終わりには肩に痛みを感じました。
登山用のリュックサックなど長時間重い荷物を背負うことを前提としたものは、胸や腰の部分にもベルトがついています。それにより肩への負担が分散されます。特に腰にベルトがあるリュックサックは、極力肩への荷重を減らして、重さのほとんどを腰にかけるよう設計されています。リュックは肩に負担がかかるものというイメージがありますが、多い荷物を運ぶ前提で作られたリュックは実はそうではないのです。
無印のリュックは胸や腰にベルトはありません。全てを肩ベルトで受け止めることになります。ただそれは、このリュックが良くないということではなく、コンセプトの違いなのです。
あくまでも通勤や通学のタウンユースを目的としたリュックなので、今回のように旅行でたくさんの荷物を運ぶためのリュックではありません。
今回このリュックを購入した目的は、広島大阪間の移動用。単身赴任の帰省用です。荷物は今回の旅行と比べて、ちょっと少なくなるくらい。恐らくパンパンに近いくらいは中身が詰まっていると思います。
しかし、帰省時は今回の旅行と違ってリュックを背負ったまま長時間歩行する訳ではありませんから、このリュックで十分という判断に至りました。また、肩ベルトは若干ユルイかな?というくらいの方が楽に感じました。最初は結構キツめにしており、肩が痛くなってしまいました。ベルトを緩めにして、リュックの底が腰にあたるようにすることで、重さが分散されるのか肩への負担が軽くなったように感じました。
普通に仕事などで使うには、価格もリーズナブルですし、機能性も十分。デザインも落ち着いていますから、かなり出番の多いリュックになるはずです。
まとめ
旅行で重い荷物を長時間背負うには、さすがにちょっと厳しい面がありました。しかし、そこそこな容量を備えているので、1泊2日程度なら問題無さそうです。
今回購入した目的は、単身赴任の帰省用。この用途なら問題無さそうなことを、実際に旅行で使用し確認できました。
ビジネス等でのデイリーユースなら、かなり活躍してくれそうです。PC用のポケットが大きめに取られており、モバイルPCなら2台入るのが嬉しいですね。それに、前面ポケットにある仕切りも使い勝手が良さそうです。
何より嬉しいのが、カバーのないファスナーは、すべて止水タイプになっていることですね。ビジネスで使うなら、パソコンや書類を入れるので、嬉しい配慮です。他の似たような形のリュックを見てみましたが、止水になってないものも結構多いんですよね。さすが無印です。