住のもの (すのもの)

地方都市でマイホームを購入し、家族の幸せを追い求めるブログ

沖縄の焼き物「やちむん」。やちむんの里ってどんなとこ?レポートします。

有田焼や萩焼など、日本全国に焼き物の産地があります。沖縄にも焼き物の産地があるのをご存知でしょうか。読谷村にあるやちむんの里です。沖縄では焼き物のことをやちむんと言います。厚みがあって丈夫、そして鮮やかな彩色が用いられているのが特徴です。沖縄のお土産としても最適でしょう。

やちむんの里に訪れて、焼き物を購入してきました。その様子をレポートします。

 

 

 

 

やちむんの里について

那覇市の国際通りから少し歩いたところに、壺屋やちむん通りと呼ばれる場所があります。やちむんを扱うお店が並び、観光スポットとしても有名です。

琉球王朝時代。この場所に窯元が集められ、「壺屋焼」の生産がおこなわれていました。現在やちむん通りに訪れてみると、那覇の中心部に近い場所でもあり、住宅が密集した地域になっています。ここに登り窯もあったというのですから驚きですよね。さすがに都市の真ん中でガンガンに薪を燃やす登り窯を使うのが難しくなり、1970年代に現在の読谷村の地に移り始めたのでした。アメリカから返還された広大な土地の活用もその理由だったとか。

佐賀の有田のように昔からこの地で焼き物が作られてきたのではなく、やちむんの里自体は比較的新しいです。しかし、琉球の焼き物「やちむん」には歴史があり、その歴史を受け継いだ焼き物がこの読谷村の地で作り続けられています。

やちむんの里では、19の工房が営業しています。ショップを巡ってお気に入りの食器を探すのが楽しいですね。やちむんの特徴は踏襲しつつ、色付けなどで各工房の個性が光ります。

また、那覇のやちむん通りに比べて、少しリーズナブルにやちむんが買えるのが嬉しいところ。

 

那覇からやちむんの里に向かうなら、レンタカーを借りて国道58号線を北上しましょう。那覇から車で大体50分ほど。国道58号から近いので、観光途中で立ち寄りやすいですね。

 

 

やちむんの里に行ってきました!

沖縄のメインストリート国道58号線を北上。那覇から40〜50分程度で読谷村。やちむんの里の看板がみえてきます。

 

里の入り口あたりに無料の駐車場があります。

 

駐車場の近くに、ハブに注意!の看板が。

 

適度な広さのエリアに、たくさんの窯元が並んでいます。窯元付近にも車を停められるスペースはありますが、天気の良い日はのんびり歩いた方が楽しめるはず。

 

横田屋窯さん。ちょっと奥まった場所にあり、行っていいのか不安になります。

野趣あふれる感じの窯元。屋外に展示されています。デザインはまさにやちむんのイメージ。小さな小物入れがかわいかったですね。


こちらは北窯さんです。数名の陶工が共同で運営されています。

お値段は比較的リーズナブルです。普段の生活で使いやすいデザインのものが多いイメージ。

こちらではお皿とお椀を購入。

 

大嶺工房さんのギャラリーです。やちむんの里でも人気の窯元らしく、確かにシンプルながらも素敵なデザインの器が展示されていました。

 

玉元工房さんのギャラリー。やちむんらしい絵柄で、使いやすそうな器。お値段も比較的リーズナブルでした。

 

陶芸工房ふじさんのギャラリーです。やちむんの里を開いた人間国宝の金城氏をルーツに持つお店とのこと。金城氏が多く用いた魚をモチーフとしたお皿がたくさん展示されていました。

 

まらなたさん。一度にたくさんの器を見たいなら、こちらのお店でしょう。シーサーも豊富に取り扱われています。

 

このやちむんの里では、猫をたくさん見かけました。道路の真ん中で居眠り。

入ってくるんじゃねーぞとこちらを睨むネコw

 

この記事でご紹介した他にも、魅力的なギャラリーがたくさんあります。時間をかけて回ってみるのもおすすめです。

 

 

購入したのはこちら

大量生産品ではないやちむん。一つ一つの器は安くはありません。とはいえめちゃくちゃ高いわけでもなく、今回の旅行では6点お買い上げしました。(大きなお皿は高いので、手が出ません)

 

玉元工房さんで購入した茶碗です。サイズが色々とありましたので、食べる量に合わせて選べるのが嬉しいところ。やちむんらしい力強い柄と素朴なドット柄の茶碗を購入。
このような茶碗を沖縄では「マカイ」と言います。一般的な茶碗に比べて高台の幅が広くて安定感があります。

 

北窯さんで購入したお皿とお椀です。特にこのお椀がお気に入り。かなり厚みがあって小さいながらもずっしりとした重さ。色合いといい重厚感があってお気に入りです。

お皿は一般的な平皿より深さがあって使い勝手が良さそうです。

 

 

まとめ

今回はやちむんの里をご紹介しました。沖縄旅行の際に立ち寄りました。今度の旅行では、必ずここに寄ろうと決めていたのでした。

やちむんの里は北部の美ら海水族館へ向かう途中に位置し、有名な景勝地である残波岬から比較的近い場所にあります。

やちむんは他の日本の焼き物とは一風変わった鮮やかで力強い彩色が特徴的。一つ手に入れると、他の食器もやちむんで揃えたくなります。独特の魅力をもったやちむん。沖縄のお土産としても喜ばれるでしょう。