流しそうめん。そもそもどうして水に流してしまったのか。よくよく考えると面白い食べ方ですよね。そうめんは「涼」を感じるための食べ物であり、それなら水に流せばすっごく「涼」じゃんといった感じで流しそうめんは生まれたのでしょうか。(勝手な想像です。)
流しそうめんには、2つのタイプがあるようです。一つはテレビなどでよく見る半分に切った竹を繋いで上から下へ一方通行で流すもの。そしてもう一つが、流れるプールのように円状の容器の中を流れるもの。よく家庭用として見かけるタイプですね。
そのクルクル流れるタイプの発祥とされている場所が、鹿児島の指宿にあるのです。その名も「指宿市営唐船峡そうめん流し」です。なんと市営の流しそうめんです。これは気になりますよね。
唐船峡そうめん流しについて
鹿児島県指宿市にある渓谷「唐船峡」では、1日に10万トンもの水が湧出しており、日本の水100選に選ばれています。その豊富なおいしい水を使って、流しそうめんができたら最高ですよね。
最初でもご紹介した通り、ここ唐船峡はその場でくるくる回る回転式流しそうめんの発祥の地とされています。場内にはたくさんの流しそうめん器が並んでおり、一年中流しそうめんが楽しめます。
また、綺麗な水を活かして鯉やチョウザメが飼育されています。鯉のあらいや鯉こくもここの名物です。
営業時間:4〜10月10:00〜15:30(LO 15:00)
(夏場は20時まで営業)
11〜3月11:00〜15:30(LO 15:00)
定休日:年中無休
定食メニュー:A定食(そうめん、マス塩焼き、鯉こく、おにぎり、鯉あらい)
1,680円(税込)
B定食(そうめん、マス塩焼き、鯉こく、おにぎり)
1,370円(税込)
いなり定食(そうめん、マス塩焼き、鯉こく、いなり寿し)
1,470円(税込)
ハーブ焼き定食(そうめん、マスハーブ焼き、鯉こく、おにぎり)
1,370円(税込)
その他単品メニューもたくさんあります。
唐船峡そうめん流しへ行ってきました
先日唐船峡そうめん流しを訪れ、流しそうめんを楽しんできました。実は訪れたのはこれで2回目。そうめんが美味しくて、いつかまた来たいと思っていました。鹿児島の観光スポットとして、ここはオススメです。
駐車場は正面の他、少し離れた場所にもあります。(470台分あり)今回は運良く入り口の近くに駐車できました。
唐船峡そうめん流しの入り口です。
渓谷の底にそうめん流しがあります。階段を降りていきます。
名水100選の碑がありました。確かに美味しい水でした。
大きめの池があり、周囲を散策しても楽しめます。鯉が泳いでいます。
鯉だけではありません。何とチョウザメも泳いでいます。キャビアはチョウザメの卵です。
至ることから水が湧き出ています。
横の溝にも鯉が泳いでいます。
早速そうめんを食べに行きましょう。今回はせっかくなのでA定食を頼むことにしました。
まず始めに①食券売場で食券を購入します。
食券を買ったら、まずはテーブルを選びます。309番のテーブルを選択しました。
テーブルを選んだら、②食券受付へ。食券を渡す際に、テーブル番号を係の人に知らせます。選んだテーブルで待っていると、料理を運んでくれます。
水も湧き水。美味しい水でした。
A定食がやってきました。いやー美味しそうですね。
まずは鯉のあらい。生の鯉なんて、ちょっと臭そうなイメージがあります。しかし、まったく臭みはなく、みずみずしい感じ。酢みそにつけていただきます。
マスもしっかりと塩が効いて美味しかったです。焼いた川魚って美味しいですよね。
では、メインのそうめんを。これがそうめん流しの機械。流れるプールのように、そうめんが流れます。一方通行のそうめんと違って、そうめんが無駄になりにくいのが良いですよね。
ザルに人数分のそうめんを入れて、真ん中に置いてくれます。
そうめんを取るのは簡単です。まずは箸を持って、、、。
水の中に突っ込むと、自然と箸にそうめんが絡まります。
すかさずすくい上がればOK。簡単ですね。
このそうめんつゆもかなり美味しいのです。カツオがしっかりと効いためんつゆ。ちょっと甘みもある感じ。市販のめんつゆとは一線を画した味です。このつゆだけでも買って帰りたいくらい。
食べているとどんどん薄まってきますが、多めに持ってきてくれますので、どんどん継ぎ足せます。
まとめ
鹿児島県指宿市の唐船峡そうめん流しをご紹介しました。美味しい水を使用した流しそうめんは絶品です。めんつゆもかなり美味しい。鯉こくやあらい、塩焼きも美味しいので、定食で注文するのはおすすめです。
このそうめん流しには年間20万人も訪れるのだとか。その人気は当然でしょう。普段では体験できないような食のエンターテイメント。楽しいだけでなく、かなり美味しい。鹿児島へ訪れた際には、是非立ち寄ってみてはいかがでしょうか。