週末のキッチンは自分の場所。単身赴任先から帰ってくる週末は、自分が料理当番。今週の週末メニューをご紹介します。
今週はカポナータ。茄子やズッキーニなど夏野菜をトマトと一緒に煮込んだ料理です。先週紹介したのは麻婆茄子。そう、余った茄子を消費するために作りました。
今週の週末メニュー「カポナータ」を作った様子をご紹介します。
カポナータって?
カポナータと似たものにラタトゥイユという料理があります。どちらも野菜とトマトを煮込んだ料理ですが、製法が少し異なります。
ラタトゥイユは茄子やズッキーニ、トマトといった夏野菜をまるっと鍋に入れて煮込みます。一方でカポナータは、入れる野菜はほぼ同じですが、野菜をオリーブオイルで炒めながら投入していきます。野菜が油を吸うことで、よりコクのある味わいに仕上がります。
また、発祥の地方も異なります。ラタテュユはフランスの料理ですが、カポナータはイタリア料理なのです。
カポナータを作りました。レシピを紹介。
週末に作ったカポナータのレシピを紹介します。
材料(2〜3人分)
まずは準備した材料をご紹介。大体2人分だと少し多いくらいの分量です。
茄子 2本
ズッキーニ 1本
玉ねぎ(小) 1個
パプリカ 1/2個
ベーコン 50gくらい
ニンニク 1片
トマト缶 1缶
オリーブオイル(エキストラバージン) 適量
塩 小さじ1
黒コショウ 少々
ローリエ 1枚
旬の夏野菜を豊富に使うカポナータ。味付けはかなりシンプルです。ほぼ塩とコショウのみ。
本来のカポナータにはベーコンは入れないのですが、冷蔵庫に余っていたので入れてしまうことに。ベーコンの旨味が加わります。肉分は入れておきたいところ。
カポナータを作ります。
では、実際にカポナータを作った様子をレポートします。
まずは玉ねぎをカット。1cm角程度の大きさにカットします。
なすとズッキーニもカット。玉ねぎと同じくらいの大きさに。
パプリカも1cm角くらいにカットします。
ニンニクはみじん切り。ベーコンもカットしておきます。ベーコンはだいたい5mm角程度の大きさに。
フライパンに少し多めのオリーブオイルを入れて、ナスとズッキーニを炒めます。少しだけ塩も振っておきます。
ほんのり焦げ目がつくくらいまで炒めます。
鍋にオリーブオイルを入れて火にかけます。まだオイルが温まる前にニンニクを入れて、じっくりと火を通します。
ニンニクの香りが立ってきたら、ベーコンを入れます。ベーコンもじっくりと火にかけます。
玉ねぎを投入。玉ねぎを入れたら、少し塩を振ります。水分が抜けやすくなり、早く火が通ります。
玉ねぎが少し透き通ってきたら、パプリカも鍋に投入し炒めます。
ここでローリエも入れてしまいましょう。
トマト缶をドバッと1缶すべて投入。トマトを入れてから、事前に炒めておいたナスとズッキーニも投入します。しばらく煮込みましょう。
トマトが半分くらいになるまで煮詰めていきます。時間は10分くらいでしょうか。火は中火で。強くするとトマトが焦げてしまいます。
水分はトマトのみ。水を入れる必要はありません。味見をしながら、塩とコショウを加えましょう。塩の分量は小さじ1としていますが、あくまでも目安です。味見をして、好みの塩分に。
ある程度煮詰まったら、火を止めてエキストラバージンオリーブオイルをひと回しほど加えます。
器に盛って出来上がり。最終的なトマトの水分はこれくらいに。
これにチーズをかけても美味しいでしょうね。
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まとめ
夏はナスやズッキーニ、トマトが旬を迎えます。スーパーで安く売ってますよね。この時期におすすめなのがカポナータです。夏野菜をたっぷりと使ったイタリア料理です。
決め手は、ナスとズッキーニを油で炒めておくこと。油を吸ったナスやズッキーニは最高に美味しいです。油は悪物にされがちですが、やはり美味しいのです。
同じく夏野菜であるとうもろこしや、豆類、キノコを加えても美味しいでしょう。鶏肉を入れても良さそうですね。また、今回はトマト缶を使いましたが、フレッシュなトマトを用いても美味しいでしょう。色々と応用ができる料理ですね。