住のもの (すのもの)

地方都市でマイホームを購入し、家族の幸せを追い求めるブログ

隠れた大阪名物「とん蝶」をご存知?素朴で美味しいおこわです。

大阪の定番お土産と言えば?

まず思い浮かべるのが551の豚まん。誰もが納得する大阪土産の定番です。新大阪駅のお店にはいつも長蛇の列ができています。あと、りくろーおじさんのチーズケーキ。こちらも新大阪で長い列ができるお店の一つ。あっさり味のチーズケーキが美味しいですよね。他にも、堂島ロールやええもんちいなんかも有名ですね。

さてみなさん。「とん蝶」をご存知でしょうか。実は隠れた大阪名物なのです。絹笠という鶴見区の老舗和菓子店が製造する「おこわ」です。そう、お菓子ではなく、おこわなのです。食事ですね。

我が家ではこの「とん蝶」がマイブーム。広島に帰る際、新大阪で見かけたらついつい買ってしまいます。5歳のうちの子もパクパク食べてしまいます。

そんなとん蝶をご紹介します。

 

 

 

 

大阪名物「とん蝶」とは?

とん蝶。不思議な名前ですよね。調べてみるととんぼと蝶の掛け合わせで、ふるさとの風景をイメージさせるネーミングのようです。

とん蝶はまさにふるさとの懐かしさ(都会育ちなのであくまでもイメージですが)を感じさせる素朴な味。なんと60年近くレシピが変わっていないとのこと。

とん蝶はおにぎりのような軽食に近いもの。優しい味付けのおこわです。蒸したもち米に塩昆布や大豆を散りばめて、三角形に形成されています。しっかりとした歯応えですが、もち米なので噛むともっちり。おこわならではの食感です。

消費期限は製造日の当日まで。日持ちがしないので、大阪でしか買えないのです。レアな大阪名物と言えそう。早速食べてみましょう。

1個350円(税込378円)です。

 

パッケージはこんな感じ。三角形で分かりやすいパッケージですね。懐かしさを感じさせるデザイン。

 

裏面には消費期限と原材料等の表示が。製造日は7月8日、消費期限は7月8日の22時。製造日当日限り。日持ちしないのです。

鳥取にいた頃、「モサエビ」を食べたことがあります。めちゃくちゃ美味しいエビなのですが、鮮度の劣化が早すぎて輸送ができず、地元でしか食べられない幻のエビです。とん蝶は、まさに大阪のモサエビです(違うか)。

 

笹の葉のようなパッケージは、本物の笹の葉ではなく紙製です。

ちょうどとん蝶のロゴのところが赤くなっています。もちろんサインペンなどではなく、梅干しの色素が染み出したものです。

 

これがとん蝶。三角形のおこわの上に、梅干しが2個乗せられています。梅干しはカリカリタイプ。

 

カリカリ梅

 

このところどころ散りばめられた茶色で丸いのは、大豆です。これが良い感じの存在感なのです。

 

味の決め手は塩昆布。塩昆布のみでシンプル味のおこわ。しかし、これが素朴な感じで美味しいのです。

 

 

とん蝶はどこで買える?

鶴見区の本店のほか、阪神百貨店や京阪百貨店、高島屋、近鉄百貨店、阪急百貨店などのデパートに出店しています。また、新大阪駅や大阪駅など主要駅で購入できます。

通販では買えません。

特に新大阪では、色々な店舗で販売されています。アントレマルシェやおみやげ街道などなど。改札内のお弁当店でも見かけました。ただ、日持ちがしないのと、1日の生産量が限られますので、早めの時間でないと売り切れてしまう可能性があります。

詳しくは絹笠さんのホームページをご確認ください。

店舗案内 | 御菓子司 絹笠

 

 

まとめ

隠れた大阪名物「とん蝶」をご紹介しました。素朴な味で、めちゃくちゃ美味しいという訳ではありませんが、長年愛せるような優しい味わいです。新大阪で見かけたら思わず買ってしまいます。

この「とん蝶」を一言で言うなら、「上質な軽食」でしょう。おにぎりのように、小腹が空いたときに食べたいとん蝶。旅のお供にも最適です。素朴な味は、見かけたらついつい食べたくなります。

大阪に来たら、是非探してみてはいかがでしょう。