ちょっと前まで、キャンプのランタンは、光源がLEDとはいえ乾電池式が主流でした。大きめのランタンだと、今でも乾電池式が多いですよね。
乾電池を使っていると、どうしてケチりながら使ってしまいます。エネループなど充電式の電池を使えれば問題ないのですが、たいてい単1電池だったりします。充電池のラインナップがありません。
光量を最大で使用すると、すぐに切れてしまいますから、電池を節約するために弱で使いがちに。それだとあまり明るくないので、あまり役に立たないんですよね。ケチな気持ちが勝るので、本来の力を発揮できません。
やはりランタンは充電式が便利ですね。最近は色々なメーカーから、充電式のランタンが発売されています。
LEDランタンはすべて充電式にしてしまえと考え、新たなランタンを購入しました。PCやスマホ関連のパーツを販売するオウルテック。その派生ブランドであるMOTTERUのLEDランタンです。
Amazonを見ると、よく知らない中国製の充電式ランタンがたくさん販売されています。そうしたランタンも実際に使っており、問題無く使えています。機能を考えると、かなりリーズナブルです。とは言え、日本メーカーの製品だと、なんだか安心ですよね。
MOTTERU LEDランタンを試してみます。
MOTTERU (モッテル) LEDランタンってどんなランタン?
こんな形のランタン。よくある形ですよね。似たようなランタンで、以前コールマンのハンギングEライトを購入しました。今ではキャンプになくてはならない使い勝手の良いランタンです。このランタンにも期待ができますね。
もちろん充電式。内蔵バッテリーの容量は6,700mAhです。結構な大容量です。
ただランタンとして使用するだけでなく、モバイルバッテリーとしても使用可能。iPhoneも充電できます。キャンプだけでなく、非常時にも役に立ちそうですね。
光量は3段階で切り替え可能です。また、色温度も真っ白な昼光色から暖かみのある電球色まで、3段階で切り替えができます。
光量と使用可能時間は下記の通り。
・弱 45ルーメン 約30時間
・中 130ルーメン 約15時間くらい?(表記がありませんでした)
・強 260ルーメン 約10時間
本体の裏面には、電源ボタン、フック、マグネットがついています。シルバーの丸二つがマグネットです。
電源ボタンを長押しすることで点灯します。点灯直後は弱の光量。押すたびに光量が大きくなります。大の光量で電源ボタンを押すと、消灯します。
また、長押しすることで、色温度が変化します。
フックを立ち上げてみました。カラビナ状になっており、テントのちょっとした場所に簡単に設置することができます。
側面にはINPUTとOUTPUTの端子があります。INPUTはmicroUSB端子、OUTPUTは一般的なUSB端子となっています。
防水性能も有しています。IP 65等級の防塵防水性能です。屋外のキャンプ。安心ですね。
製品のサイズは、直径8.5cm高さ6.3cmで、重さ265gです。
コールマンハンギングEライトの並べてみます。二回りくらい大きいですね。
バッテリー容量:6,700mAh(リチウムイオン電池)
充電時間:約3.5時間
使用回数:約400回
点灯時間:低輝度(45ルーメン)で約30時間
色温度:昼光色、昼白色、電球色の3段階
明るさ:45ルーメン、130ルーメン、260ルーメンの3段階
防塵防水:IP65等級
サイス:直径8.5cm×高さ6.3cm
重量:約265g
そういえば、価格を書いていませんでしたね。
21年12月初旬に購入。2,299円でした。12月25日クリスマス時点では、2,899円に。ちょっと上がっていますね。
ただ、3,000円以下なら全然OKではないでしょうか。
MOTTERU (モッテル) LEDランタンを試してみました
まだキャンプでは使っていませんが、家のお風呂を真っ暗にして使ってみました。
お風呂の天井には、ベタんとマグネットでくっつきます。マグネットの強さは、コールマンのハンギングEライトの方が強めです。もしかすると、こちらの方がバッテリーが大きくなりますので、重量も倍以上に増えます。コールマンは130g、こちらは265g。マグネットの接着力は、この重量が影響しているのかも。
では、明るさをみてみましょう。
まずは一番弱い光量で。45ルーメンです。カメラの関係で少し明るく見えますが、実際はもう少し暗いです。まあ、何とかお風呂に入れる光量です。キャンプで手元を照らすには問題ないでしょう。
次は中の130ルーメン。そこそこ明るくなります。テント内の照明であれば、問題ないでしょう。
最大の260ルーメンです。普通にお風呂に入れるくらいの光量があります。もちろん備え付けのお風呂の照明よりは暗いですが。
テント内はこれ一つで大丈夫でしょう。テントの外で使うには、これ一つだと心許ないかも。二つあれば、2ルームテントの前室や、タープの下を照らすのに必要十分であると思います。
光の色も見てみましょう。お風呂の壁を撮影しました。これは電球色の時。オレンジの光に満たされます。
昼光色。白い光です。
以上、お風呂でテスト的に使ってみました。
光量的にも問題なく、普通に使えるランタンです。
色は3段階で使えますが、個人的には電球色が好きなので、電球色メインで使っていくことになると思います。この色については、使い方というよりは好みの問題でしょう。
感想は?今後の使い方は?
コールマンのハンギングEライトと比較すると、2回りほど大きくて重たいです。ただ、車で行くキャンプなので、問題はなさそうですね。その代わりバッテリー容量が大きいので、安心感があります。実際に家で試してみて、キャンプで普通に役立ちそうなランタンであることが分かりました。
ランタンとしての機能、つまり周囲を明るくするのは、どんなランタンを買っても問題になることはないでしょう。それよりも、やはり充電式であることが便利ですよね。乾電池をケチる必要がなくなります。充電を忘れたら大変ですが。
充電式の明るいLEDランタンが安価に手に入るので、いい時代になったものです。
充電式のランタンというと、ルーメナーが有名です。あの四角いランタンですね。光量は抜群に明るいのですが、かなり高価です。それならこうした安いのを複数持って行っても良いと思います。
このランタンを手に入れたことで、今後乾電池式のランタンは持って行くのをやめようと考えています。単一電池を何個も使いますので、エネルギーのコストが高くつきますし、大きくて重いです。
テントの外は、ちょっと離れたところからガソリンランタン(コールマン286A)でサイト全体を照らし、前室はハンギングEライトとこのmotteruのライトを2個使用。テーブルの上には、オイルランタン(フュアーハンド)で手元を照らします。テント内は、別の充電式LEDランタンを一つ。
キャンプの明かりについて、今後はこんな構成にしてみようと思います。
まとめ
以上MOTTERUのLEDランタンをご紹介してきました。
実はオウルテックからも同じようなランタンが販売されています。
見た目も機能もMOTTERUのものと同じのようです。バッテリー容量も同じ6,700mAh。しかし価格は5,000円弱します。
それなら3,000円弱で販売されているMOTTERUのもので良さそうです。