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2年間の新幹線通勤で気がついたこととは?それは「時間」の大切さ。

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この4月で転勤、そして単身赴任をすることになりました。2年間やってきた新幹線通勤も終了です。

新幹線通勤の2年間。非常に貴重な経験ができたと思います。新幹線通勤なんて、なかなか経験できないことですよね。

そんな2年間の新幹線通勤で気づいたこと、感じたことをまとめました。何より感じたのが「時間の大切さ」です。仕事のあり方を見直すいい機会になりました。

 

 

 

 

2年間の新幹線通勤で気づいたこと、感じたこと

毎日新幹線通勤をするなかで実感したこととは?下記にまとめました。

新幹線通勤自体のことと言うよりは、それをすることで気がついた仕事や生活で大切なことやこれどうなんだということをあげています。5つにまとめました。

 

通勤時間がもったいない

広島と岡山間の新幹線通勤。いくら新幹線とはいっても、距離があるので通勤時間は結構かかります。片道だいたい1時間半。往復で3時間。1日の12.5%が通勤時間に割かれる計算。めちゃくちゃ時間が勿体無いですね。

ただ、新幹線通勤はまだいいのです。満員電車で揺られながら長時間の通勤をするのって、本当に無駄だと思いました。新幹線乗車中の約30分は自分の時間。本を読むなどして、大変有意義な時間を過ごすことができます。

しかし、満員電車だと?何もできないただの移動時間です。新幹線通勤をすることで、満員電車の無駄を実感した次第です。

大多数のサラリーマンがこの無駄を享受しているのですから、日本全体にとっても大きな非効率であるはず。

これまで当然のことであった通勤。毎朝同じ時間に同じ電車に乗って、同じ道を歩いて会社に出社します。例えば片道1時間かかっているなら往復で2時間。年間220日働くなら、年に440時間を通勤に費やしていることに。日にすると約18日です。1年のうちまるまる18日を通勤時間に使っているのです。さらに、睡眠時間8時間を引いて、1日16時間を活動時間とすると27.5日になります。1ヶ月近くを通勤時間に費やしているのです。そう考えるとヤバいですよね。

 

営業マンがモバイルPCを支給されていない会社はヤバイ

うちの会社では、昨年ようやくほぼ全員にモバイルPCが行き渡りました。本社なんかだともっと早く導入された人もいるようですが、地方だとなかなか対応されず、自分のPCも昨年モバイル化されました。

モバイルになったからこそ、今までモバイルでなかったことのヤバさを実感しました。

モバイルPCなんて、何年も前から当たり前のこと。なかなか導入が進まなかったのは、もちろんセキュリティのこともありますが、コスト面も大きな理由であった模様。

しかし、モバイルでないことのコストも大きかったはず。上で通勤時間の無駄をあげましたが、仕事中の移動時間もかなりの無駄です。通勤時間は社員の生活時間を奪いますが、勤務時間には影響しません。ところが、仕事中の移動時間は労働時間の縮小につながります。移動中は何もできない時間。生産性が悪化します。

自分は岡山から車で1時間程度離れた遠方の顧客を担当しており、新幹線定期を利用して訪問していました。新幹線を利用しても1時間弱の時間はどうしてもかかってしまいます。一度会社から出て顧客へ。それからまた会社に戻れば、往復で2時間の勤務時間が削られることになります。それがモバイルになって状況が一変。外で仕事ができるので、会社に戻ることが少なくなりました。早く帰れるので、家族との時間も増えます。それ以前は、一旦会社に戻るので、帰宅する時間も結構遅くなりがちでした。

これって会社にとっても損なはず。特に営業マンは会社の富を生み出す最前線。営業マンの効率を考えない企業は、将来的に厳しくなるはず。ただモノを売るだけの営業なんて、これからは消えていきます。創意工夫が求められます。モバイルPCは一つの象徴であって、営業マンの効率や時間にもっと注目しましょうという意見でした。

 

睡眠時間は超重要

新幹線通勤でもっとも辛かったこと。それは朝早く起きること。早起きが苦手です。どちらかというと夜型人間。できる人は朝型の人が多いですね。会社でも優秀な人は早い時間から出社しています。

自分にとっては、朝早い出勤などありえないこと。イケてる社員にはなれません。

ところが新幹線で通勤するようになって、否応でも早起きが必要になりました。なんせ通勤時間が片道1時間半もかかります。以前は毎日7時に起きていたのに、6時起きになりました。この1時間が結構大きい。 

理想的な睡眠時間は7〜8時間だそうです。12時に就寝する場合、7時起きなら当然7時間の睡眠時間が確保できます。1時になっても6時間寝られますね。なんやかんやしていると1時くらいになってしまいます。6時起きだったら、5時間しか寝られません。

いやー眠たかったですね。朝起きるのがつらいつらい。睡眠時間が短いとミスも増えます。何もいいことがありません。かといって早く寝るのは、1日の時間がもったいない気がします。通勤時間に重要な睡眠時間を奪われるのもいかがなものかという感じですね。

 

ゆっくりと本を読む時間が必要

新幹線通勤における最大のメリットは、読書の時間が確保できたことでした。往復で1時間強の読書タイムです。新幹線通勤をしている2年間は、格段に本を読む量が増加しました。

結構本を読まない人が多いですが、ビジネスマンなら本を読んで新たな知識を取り入れるのは、必要不可欠なことです。

仕事のこと、生活のことなど自分で勉強することは大切。本を読んだ知識は仕事でも活かせましたし、そして人生のためにも。

例えば、投資のこと。たくさんの投資や経済に関する本を読みました。年金2,000万円が話題になったあと、証券会社の口座開設が一気に増えたそうです。ただ、投資こそ自分で勉強しなければなりません。銀行や証券会社の言うことを聞いていると、手数料の高い商品を紹介され損をする可能性が高いですし、何より自分が納得できません。今後の人生を豊かにするためにも、投資は必要不可欠なことですが、何より知識を身につけることが重要です。勉強時間の確保が必要です。

毎日忙しいサラリーマン。ゆっくり本を読む時間もないでしょう。新幹線通勤というありがたい時間を与えられたことでたくさんの本を読み、改めて読書の重要性を実感したのでした。

 

そもそも新幹線通勤がどうなんだー転勤ってどうなんだ

本を読む時間ができたことは大変ありがたいのですが、新幹線通勤に対する矛盾も感じざるを得ません。

そもそもなんで毎日新幹線に乗っているんだって感じですよね。別にやりたくてやっている訳ではありません。そう、非情な転勤命令のため。転勤の制度はいつまで続くのでしょうか。

高度成長期の人材不足を補うため、社内の配置転換は必要不可欠であり、それはそれでうまく機能してきたのでしょう。しかし、日本経済はほぼ成熟化し、成長率も大幅に低くなってしまいました。

個々の企業においても、成長しづらい状況。うちの会社だって毎年横ばいの業績です。いや、若干右肩下がり?そんな状況なのに、惰性的に転勤を続ける意味ってあるのでしょうか。逆に生産性の悪化を招く結果となりそうです。

世界的に見ると、日本はいつの間にか後進国になりつつあります。かつてはジャパンアズナンバーワンだったのに。その頃は人口が増加し、それに伴い経済のパイも拡大した「人口ボーナス期」でした。現在、日本の人口は減少傾向。これまでのように根性論でどうにかなった状況ではないはず。非効率な制度は見直す時が来たのではないでしょうか。

www.sunomono19.com

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まとめ

以上新幹線通勤をすることで気がついたことを5つにまとめてきました。一言にまとめれば、「時間は大切」ということ。通勤時間は生活時間を容赦なく削りますし、睡眠時間にも影響します。また、仕事が非効率なままであれば、その無駄な時間によりあらゆる時間が削られます。

1日は24時間。誰にでも平等です。より有意義な人生を送るためにも、オフィスにいる時間を増やしてもしょうがないですよね。