ランドクルーザープラドって、広い荷室を備えており、荷物は確かにたくさん乗ります。キャンプに行くのに、大きな積載量が必要なことから、この車を選択しました。
じゃあこの車は、めちゃくちゃ使いやすいかというと、そんなことはありません。最近のワンボックスタイプの軽自動車などと比較すると、使い勝手という点では見劣りします。軽自動車だと、濡れた傘を入れる場所があったりします。座席も自由にスライドできて、大変便利ですよね。
プラドは当然そんなものはありません。家族でスーパーへお買い物に行く車ではないからです。荒野を駆け巡るために生まれてきた車です。岩を乗り越え、川を渡ってなんぼの車です。
とは言っても、荒野なんか走りませんし、大半は日常使いです。イオンやゆめタウンへお買い物に行きます。すいません、川なんて渡りません。となると、使い勝手は無視できません。
プラドのユーティリティーってどうなのか。今回は、室内の小物入れをすべて紹介し、ユーティリティーについて考えたいと思います。収納はやはり少ないのですが、個人的には必要十分であると感じています。ランドクルーザープラドを検討されている方に参考になれば幸いです。
我が家のプラドについて
まず我が家のプラドの型式から。モデルが異なると、当然室内の装備やユーティリティーも異なります。
LDA-GDJ150W
150型の後期モデルです。ディーゼルで5名乗車のタイプです。また、Lパッケージではありません。通常のファブリックシートのモデルです。ディーゼルエンジンであること以外は、安価版です。
ランドクルーザープラドの収納・小物入れ
では、プラドに備わっている小物入れをご紹介していきましょう。上でも書きましたが、決して充実している訳ではありません。ただ、個人的には必要十分という感じです。
運転席、助手席周りの小物入れ
まずセンターコンソールから。銀色の大きい蓋を押すと、上方に向かって開きます。最上級グレードであるTZ-Gは、悪路走行を制御するためのスイッチ類が入ります。TXは悪路の制御機能が省かれていますので、あいたこのスペースは小物入れになりました。個人的には、もっとも利用頻度が高いですね。財布やスマホ、鍵なんかをここに置いときます。蓋は開けたままでも、飛び出ることはありませんでした。
500mlのペットボトルを入れてみました。結構奥行きがあります。
次はシフトノブの前にある銀色の蓋。この位置あるということは、察しがつきますよね。
そう、ドリンクホルダーです。わざわざ蓋をつけてくれていますが、基本開けっぱなしです。いちいち開けたら閉めたりめんどくさいですよね。
シフトノブの後ろにあるL字型のくぼみ。あまり大きなものは入りません。スマホや鍵を置くのに、ちょうどいいですね。
ちょうど付近にUSBの端子があります。USBケーブルに接続したスマホ置き場に最適でしょう。一番最初に紹介した蓋付きの場所に置くと、シフト操作時にケーブルが邪魔になりそうです。
大きなアームレスト。奥さんの鏡台の椅子くらいの大きさがあるんじゃないでしょうか。
実はこのアームレスト、2段回で開きます。アームレストの右端に、開くためのレバーが2つあります。点が一つのものと、二つのものがありますね。
一つの方を開くと、一段目が現れます。中蓋のような、浅いトレーです。ポケットティッシュが入ってました。
点が二つの方を開くと、深い小物入れが現れます。ここにはポケットティッシュの親分が入っていました。子供が鼻血を出した時に、慌ててセリアで買ったものです。車内にはティッシュは必需品ですよね。ボルボのXC40なんて、ここにティッシュの箱が入ることを売りにしています。
500mlのペットボトルを入れてみました。結構大きなスペースであることが分かります。
そしてなんと、このコンソールボックス内には、エアコンの吹き出し口があるのです。飲み物など冷やしておくことができます。と言ってもエアコンの風なので、キンキンに冷える訳ではありません。多少温くなるのを、抑えるくらいの効果でしょう。
底にはちゃんとクロスが貼られています。
グローブボックスは、こんな感じ。結構広いんじゃないでしょうか。車検証入れが楽々と収まります。ETC車載器もここにあります。
頭上に目を向けます。室内灯のところには、サングラス入れがあります。
バイザーにはカードホルダーも。助手席側にもあります。
運転席側ドアです。もちろんここにもドリンクホルダーがありますが、なんと2本入ります。長距離だと嬉しいですよね。助手席側も同じです。
リアシート周りの小物入れ
まずアームレスト。これを倒すと、ドリンクホルダーがあります。まあ、よくある感じです。
リアのドア。フロントよりは、小ぶりになります。もちろんドリンクホルダーもあります。
あと、写真を撮れていませんが、運転席と助手席の背中には、高速バスでエチケット袋の入っているところのような、あみあみの収納があります。
ただ、リアシートを概観すると、収納がかなり限られることが分かります。ファミリーカーとして使用するなら、メインは後席となります。子供が小さいと、ウェットティッシュやタオルハンカチ、ミルクのセットなどなど細かいものが増えます。
このようなシートバックポケットを取り付けるのも一つの手でしょう。それに子供は前の席を蹴ってきますので、シートの汚れ防止にもなります。我が家も取り付けています。若干後席の膝のあたりが狭くなってしまいますが。
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荷室内の小物入れ
大きなスペースを誇る荷室。荷室の大きさはここでは省いて、荷室に備えられている小物入れを紹介します。
荷室の左側になんだか怪しい蓋が二つあります。
開けてみました。上段は小物入れ、下段は恐らくメンテナンスのための穴でしょう。何か納められないことはないですが、固いものだとカタカタうるさそうです。
リアのハッチにも小物入れがあります。左右のノブを回すと開きます。
右側は三角の表示板を仕舞うスペースです。
左には、工具が入っています。エマージェンシー的なものが、リアハッチには納められていました。
まとめ
以上ランドクルーザープラドの小物入れを見てきました。こうして一覧にすると、やっぱり少ないですね。ごく一般的な収納が、一応ついているという感じです。とは言いつつも、実際のところあまり不便を感じたことはありませんでした。そもそも、車の収納に物を収めることがありません。
車に色々と収納があっても、仕舞ってしまうと後でどこにいったか分からなくなるんですよね。
以前こんなことがありました。靴を荷室の床の板を外したスペースに入れたことがあります。恐らく、何か他に大きな荷物を入れる必要があり、その靴を一時的にその場所に避難させたのだと思います。
そう、そのまま忘れ去られてしまいました。あの靴どこにやったっけ?と、探し回ったこともありましたが、結局荷室の下に入れたことを思い出すことはありませんでした。
最終的には、車を売ることになって、室内に残っているものはないかと探した時に発見したのでした。「あっこんなところに!」行方をくらましていた靴下も一緒に発見されました。
なるべく車の中には、物は残さないようにしています。ドリンクホルダーであったり、スマホや財布を置いておくためのスペースなど、走行中の利便性を向上させるような装備さえきちんと備わっていればOKかなという感じです。
ということで、プラドは最近の軽自動車なんかと比べると、そりゃ不便かもしれませんが、個人的には必要十分であると感じていますし、利便性以上に楽しさが勝る車です。
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プラドのレビュー記事です。
気になるオプションについての記事です。