広島県と島根県の県境付近に位置する大鬼谷オートキャンプ場。川沿いの林間キャンプ場で、夏は川遊びなどで大変人気です。
ずっと「おおきだに」と呼んでいましたが、「おぎだに」と呼ぶようです。地名って難しいですね。
人気の理由は、ただキャンプができるだけではなく、先に書いた川遊びやマウンテンバイク、ツリーアドベンチャーといったアクティビティのほか、子供や女性も安心して楽しめる設備の充実もその理由でしょう。ファミリーキャンプにもってこいのキャンプ場なのです。
今回は、そんな大鬼谷オートキャンプ場で一泊のキャンプをしてきましたので、その様子をレポートしたいと思います。まず結論から言うと、噂に違わず快適なキャンプ場でした。
大鬼谷オートキャンプ場ってどんなとこ?
上述したように、庄原市の北の端っこ、広島県と島根県の県境に近い場所に位置しています。近隣の方なら、広島と島根の県境って中国山地の奥深くってイメージが思い浮かぶでしょう。確かに田舎の方ではあるのですが、庄原市高野の町に近い場所にあり、しかも松江道の高野インターから近く、広島市内からアクセスしやすい場所にあります。
広島県庄原市高野町南257
・一般サイト
平日:3,900円
休前日、シーズン期間:4,500円
・電源付きサイト
平日:5,000円
休日前、シーズン期間:5,600円
・水道・流し付きサイト
平日:4,600円
休前日、シーズン期間:5,200円
・水道・流し・電源付きサイト
平日:5,700円
休前日、シーズン期間:6,300円
・デイキャンプ
一人あたり(3歳以上):350円
車一台:520円
・ツリーハウス
基本料金
平日:8,200円
休前日、シーズン期間:10,200円
使用料一人あたり(3歳以上):350円
・ログハウス
基本料金
平日:13,300円
休前日、シーズン期間:16,500円
使用料一人あたり(3歳以上):350円
・ログバンガロー定員4名タイプ(Aタイプ)
基本料金
平日:5,500円
休前日、シーズン期間:7,700円
使用料一人あたり(3歳以上):350円
・ログバンガロー定員5名タイプ(Bタイプ)
基本料金
平日:7,200円
休前日、シーズン期間:9,400円
使用料一人あたり(3歳以上):350円
あと、貸別荘なんかもあったりします。
一週間前からキャンセル料が発生しますので、キャンセルの場合はお早めに。
チェックイン:13:00~18:00
チェックアウト:9:00~12:00
アクセス
広島市内からだと、山陽道の五日市インターや広島インターから高速道路に乗り、そのまま中国道に接続します。三次東インターから松江道に乗ってしばらく走行すれば、高野インター。下道に下りて10分ほどで到着です。市内からだと1時間半くらいでしょうか。
高野インター付近には、道の駅たかのがあります。野菜やお肉の調達のほか、お昼をここで済ましてもいいかもしれません。今回訪れたのは10月の初旬。ちょうど大根が大量に入荷していました。旬の野菜が買えるのも、道の駅の醍醐味ですね。
キャンプ場の入り口は注意が必要です。入り口から受付までの間は数百メートルの一本道を走行します。この道は車一台分の幅しかないので、すれ違いが難しいところがあります。向こうから車が現れるかもしれないので、ゆっくり慎重に走りましょう。
三次まで国道54号線もオススメ
上記のアクセス方法は、どちらかもいうとリッチな行き方です。ほぼ全工程が高速道路です。もう一つおすすめの行き方は、三次まで下道を走行する方法です。国道54号線を市内からずっと北上します。
なぜ54号線がおすすめなのか。それは道の駅あきたかたがあるから。やはり旬の食材が買えるほか、薪もここで調達することができます。なんと1束350円で販売されていました。キャンプ場で買うと500円なので、ここで買って行ってもいいですね。ただ、常に置いているとは限らないので、注意が必要です。
道の駅三矢の里あきたかた:道の駅 三矢の里あきたかた 【 公式サイト 】
それに54号線で行くと、大回りする高速道路と比較して、走行距離は短くなります。混雑することなくスイスイ走れますので、もちろん高速道路よりは時間はかかりますが、それほど時間差は無いのです。
広いサイトで、施設も充実。露天風呂も!
キャンプ場の全体図がありましたので、写真を撮ってきました。Aサイト、Bサイトと別れており、それぞれかなりの数のテントが張れそうです。今回泊まったのは、Bサイトの24番です。水道と流し付きの林間サイトです。やはり水道が近くにあると便利ですね。
このように一つのサイトが結構広く、大型のテントに、大きめのタープも張れそうです。
今回は水道付きのサイトでしたが、さらに電源のついたサイトもあります。水道、電源共に無しのサイトもあります。一泊なら価格も安いですし、水道・電源無しでもいいかもしれませんね。
その他のサイトです。
受付のある管理棟です。奥に売店もあるほか、なんと露天風呂まであります。今回は入りませんでしたが、結構本格的な露天風呂です。キャンプ場利用者なら、350円で利用できます。洗い場にはシャンプーやリンスも備え付けられているようです。
ゴミは建物の右のほうに置き場がありますので、そこで捨てられます。もちろん要分別です。
灰については、サイト近くのサニタリー棟の付近に、ペール缶が置かれていますので、そこで捨てられます。
サニタリー棟です。キャンプ場とは思えないような綺麗な施設です。もちろんトイレもキレイでした。男女別のシャワー室には、洗面台も備え付けられていました。これには奥さんも高ポイントです。キャンプ場でこんな立派な設備は初めてでした。小さい子供がいても安心ですね。
バンガローやツリーハウスです。
水道無しにサイトでは、中心部に流しがあります。ここでも不便ではなさそうです。
洗濯機や乾燥機まで。
遊べるところも盛りだくさん。ツリーアドベンチャー。これは怖いですね。しっかり命綱がかけてあるので、安全なのでしょう。
マウンテンバイクのコースもあります。また、自転車の貸し出しもありますので、場内を自転車で移動することもできます。
というのも、Bサイトから売店のある管理棟まで結構距離があります。徒歩7〜8分くらいでしょうか。自転車があると便利ですね。
川が流れています。夏場は川遊びが可能です。浅いので、小さい子でもそれほど危険性はないでしょう。川を渡れるよう、こんな小さな橋が架けられています。小さい子にとっては、ちょっとしたチャレンジですね。
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大鬼谷オートキャンプ場で1泊2日でキャンプ。今回は無事泊まれました。
実はこのキャンプ場2回目です。しかし泊まるのは、初めてなのです。というのも、1度目はテントを無理に立てようとしたせいか、ポールが途中でポキッ!あえなくキャンプ終了となりました。下の写真は、ショックでボーっとしているところを子供が慰めてくれている様子です。このころは、まだ車もミニでしたね。
受付の方にポールが折れたので、泊まらずに帰る旨を伝えると、なんとデイキャンプ料金にしていただけました。ありがたいですね。なんとも優しいキャンプ場です。
そう、今回はリベンジなのです。ポールの新品をパワーズ広島店で取り寄せてもらってから、もう何度もテントを立ててきました。今度こそちゃんと泊まれるでしょう。
同じ県内だと、朝ゆっくりできるのでいいですよね。どうせ早く着いてもチェックインは13時から。ゆっくり起きて、そして荷物を積んで、11時頃出発です。
松江道を高野インターでおりて、まずは寄り道です。大鬼谷に行くなら、ここには必ず寄るべきでしょう。そう、道の駅たかのです。広島でも人気の道の駅ですね。
ちょうどお昼頃なので、まずは腹ごしらえです。併設のレストランは混んでいたので、軽食エリアのうどんで済ませました。土曜日ということもあってかなりの人出です。屋台も色々出ています。おやつ用に屋台で、カレーパンととうきびパンを購入しました。奥さんがとうきびパンを選びましたが、中にコーンのクリームが入っていてかなり美味しかったようです。カレーパンももちろん美味しいですよ。
今晩は鍋をする予定なので、白菜と大根、きのこを購入しました。
道の駅たかののホームページ:道の駅たかの
受付前の駐車場に車をとめて、まずは受付。奥さんが受付中に売店を物色します。狭いスペースではありますが、結構色々売られており、キャンプに必要なものは一通り揃いそうです。中でも焼きマシュマロ専用の長いフォークが欲しくてかなり悩みました。
サイトは24番でした。結構奥の方ですね。途中道路を横切るように川が流れていますが、そのまま車で通過できます。勢いよく入ると、水が周囲に飛んでしまいます。人が歩いていないか、注意して走行しましょう。
24番サイトは、林間サイトで地面は芝生ではなく、砂利が敷かれています。キャンプ場内には、芝生サイトもありました。
いよいよ設営です。無事立てられるのでしょうか。以前のポールポッキリが頭をよぎります。ヨイっと。そりゃもう大丈夫ですよ。何度も立ててますし。無事立ち上がりました。これで泊まれます。地面はちょっと硬めでした。多少ペグを強く叩く必要がありますが、その分ペグがしっかりと刺さります。
24番サイトは、水道と流し付きです。寒くなるかもしれないので、左右のキャノピーは閉じることにしました。
カセットコンロを持って来て、今晩は鍋にします。
ちょっとお散歩です。時期は秋ど真ん中。落ち葉が広がっています。
焚火でご飯を炊いてみました。普段はメスティンを使用しますが、今回は飯盒を使ってみます。もうちょっと火に近づけた方が良かったかもしれません。ちょっと硬かったですね。
MSRドラゴンフライでお湯を沸かしてコーヒータイムです。
夜は雨が時々降ってきました。家に帰ったらテントを乾かさないとカビが生えてしまいますね。
ザッザッと人が近づいてきます。スタッフの方でした。10時には消灯してくださいとのことです。スタッフの方が見回ってくれるのは嬉しいですよね。キャンプ場によっては、夜遅くまで大きなしゃべり声が聞こえてくることがあります。ここだと10時にみんな寝ますので、子連れでも安心でしょう。これも人気の秘密なのかもしれません。
テント内になんか虫がいると思ってよく見てみたら、なんだか鼻が長い。初めてゾウムシを見ました。
翌朝、奥の芝生サイトに行ってみます。この日はテントを見かけませんでした。日によって使用するサイトを分けているのかもしれません。
アッ、アリの巣。
前日に雨が降ったせいか、カエルぴょんぴょん。
テントを撤営して帰ります。受付時に車のダッシュボードに置いておくプレートを受け取りますので、帰りに返却します。それでチェックアウト完了です。
チェックアウト時間は12:00まで。遅めの設定が嬉しいですよね。だらだらとのんびり片付けます。だらだらするのがキャンプの醍醐味だと考えますので、遅いチェックアウト時間は重要です。10:00チェックアウトのキャンプ場もありますが、朝ごはん作って食べて、テント片付けてとなると、ちょっとせわしないですよね。
帰りもやはり道の駅たかのには寄らなければなりません。大根を買いました。
まとめ
ファミリーキャンプにかなりオススメの高規格キャンプ場です。1泊2日でしたが、快適に過ごすことができました。なんと言ってもトイレがきれいに保たれています。
自然豊かな中で過ごす快適なキャンプ。最高ですよね。それに広島市内からアクセスしやすい場所にあります。多少遠いですけど。キャンプだけでなく、川遊びやツリーアドベンチャーなどアクティビティも楽しめ、人気のキャンプ場であるのも納得でした。
今回登場したキャンプ道具です。
コールマン(Coleman) テント タフスクリーン2ルームハウス サンド 4〜5人用 2000031571
キャプテンスタッグ(CAPTAIN STAG) バーベキュー BBQ用 炊飯器 林間兵式ハンゴー 4合炊きM-5545
トランギア(trangia) メスティン(TR-210) [並行輸入品]
MSR シングルバーナー・ストーブ ドラゴンフライ 【日本正規品】 36030
コールマン(Coleman) 焚火台 ファイアーディスク 直径約45cm 重量約1.6kg 2000031235