住のもの (すのもの)

地方都市でマイホームを購入し、家族の幸せを追い求めるブログ



地方都市のショッピング事情。地方に行くからと言って、買い物に不安を感じる必要はありません。

「転勤や入学で大都会から地方に住むことになった。コンビニやスーパーは近所にあるだろうか。買い物で苦労しないかな?」

便利な都会から、地方都市に移り住むのは不安が付き物でしょう。特に生活が不便じゃないかというのは、気になるところです。中でも、買いたいものがすぐ手に入るのかどうか不安に感じる方も多いのではないでしょうか。

鳥取県に2年住んだ経験のある自分が不安を払拭したいと思います。

 

 

 

特に心配はいりません

そう、心配ありません。地方といっても田園風景の広がる田舎であれば不便なことも多いでしょう。しかし、都市部であれば普段の生活で困ることはそれほどありません。

自分は鳥取県の米子市に住んでいました。米子市内であれば、コンビニはそこらじゅうにありますし、スーパーも困ることはないでしょう。ドラッグストアだって徒歩圏内に複数ありました。それに、ほとんど行くことはありませんでしたが、百貨店だってあります。高島屋と天満屋ですね。

転勤で訪れるような都市であれば、そこそこ人口の多い都市でしょうから、特に不便を感じることは無いでしょう。

しかし、地方は車社会なので、車の有無は大きな要素です。それについて説明していきましょう。

 

車は必要かもしれないと思う理由

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ただ一つ言えることは、車があるのと無いのでは効率性が大きく異なってきます。そう、生活の効率が異なるのです。地方はやはり車社会です。鳥取県はもちろんのこと、そこそこ大都市である広島市内も車社会です。東京や大阪以外は日本全国車社会と言っても過言ではないでしょう。

地方都市は生活に必要なお店は揃ってはいますが、大都市よりは離れた場所にあることも多いでしょう。それに各店の駐車場が大きいので、端から端まであるくのも結構時間がかかりますし、車が通る中を歩くのも嫌ですよね。

もちろん自転車で完結できないこともありませんが、地方だとやはり車が便利です。

単身であるなら車無しでもなんとかなります。自転車だけでOKです。ただ、子供も含めて家族で住むなら車は必須と考えた方がいいでしょう。

 

駅前よりはロードサイド

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広島駅前は再開発などで、活性化してきています。従来の市の中心部である八丁堀や紙屋町の周辺も、大勢の買い物客で賑わっています。大阪においても、やはり買い物は梅田や天王寺といった駅前ですね。

ただ、比較的規模の小さな都市となると、駅前は閑散とするかわりに、国道の交差点が賑やかだったりします。

鳥取の米子市もそうですよね。米子駅前はほとんど人を見かけることがありません。人通りがまばらです。また、例えば広島県の福山市。人口45万人の比較的大きな都市ではあります。新幹線ののぞみも停車します。では駅前が発展しているかと言うと、そんなことはなく大規模店舗の撤退も起こっています。

ではみんなどこに行くかというと、ロードサイドなのです。地方は車社会であり、ほとんどの人の移動手段は車であることから、ロードサイドが生活の場となるのも必然なのでしょう。近頃は若者の車離れや都心回帰の動きがあるとは言え、地方はまだまだロードサイドがメインです。

 

 

ロードサイドの例 米子市国道431号線

ロードサイドの店舗=国道などの幹線道路沿いにあり、大きな看板と大きな駐車場を備えた店舗と定義しましょう。

米子市には国道431号線という道路が走っています。全長5kmに渡ってケヤキが植えられ、通称けやき並木といいます。かなり美しい通りで、米子人が選ぶ好きな米子の景色でも上位にランクインするほどです。自分も好きな通りなのですが、難点は渋滞することですね。

渋滞するのもこの道路が米子人の生活の場となっているからです。実際に自分が住んでいる時もよくここで買い物しましたし、この道を通れば何でも揃います。どんなお店があるのか一例をあげてみましょう。たくさんあるお店のごく一部です。

ロードサイドのお店たち

TSUTAYA

西松屋

コーナン

ドラッグストアウェルネス

まるごう(スーパーマーケット)

ラ・ムー(ディスカウントストア)

アルペン

ニトリ

ダイソー

ユニクロ

タイヤ館

サイクルベースあさひ

ブックオフ

イオンモール

ほら、この道だけで生活が完結します。上記の例では飲食店は抜いていますが、回転ずしや牛丼、ファーストフードなど色々揃っています。挙げ句の果てには、けやき通りを抜けて日野川にかかる橋を渡るとイオンモールが鎮座しています。もう完璧ですよね。

 

このように、地方都市での買い物はロードサイド店舗と後述するショッピングモールが主な行き先となります。ということで、どこにでもあるチェーン店ばかりとなります。地方はどこに行っても同じ景色だと言われる所以でもありますね。

 

商店街はシャッター街

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上でも書いてきたように、地方は車社会であることから、駐車場の無い商店街は衰退してしまいます。上の写真は岡山の駅前にある商店街ですが、平日の昼間という時間帯もあるとはいえ、人が全然歩いてないですよね。政令指定都市の岡山の駅前でもこんな感じです。

まあ確かに最近個人のお店ってあまり行くことなくなりました。もうやめてしまってはいますが、うちの実家は個人店を経営していました。個人店が無くなるのは寂しい限りではありますが、買い物は大手企業のチェーン店ばかりです。安いし便利です。

これって都会も地方も同じですよね。大都市に住んでいても、結局買い物はニトリやユニクロ、イオンに行くのであり、日常の買い物スタイルは大都市も地方都市も変わらないのです。移動手段が異なるだけです。

 

百貨店はお年寄りがメイン

地方にはその地方独自の百貨店があるところもあります。岡山だと天満屋が有名ですね。広島や米子にも店舗があります。

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山陰だと島根県の松江市に一畑百貨店という地元の企業があります。この地域独自の百貨店って、調べてみると結構あるんですね。九州には井筒屋、玉屋、山形屋などがあります。広島では福屋、姫路の山陽百貨店などなど。さらに調べてみると、閉店したり消滅した地方の百貨店もかなり多くあるようです。

近頃はインバウンドが大きく落ち込み、かなり業績が厳しいようです。そんな百貨店の売り上げを支えているのは、やはりお年寄りでしょう。うちの奥さんのお母さん、つまりおばあちゃんですね。何かあるとそごうです。お土産はそごうですし、子供の服もそごうです。イオンでいいのに。広島の年配の方は、そごうに対する思いが強いようです。他の地域でも、年配の方にとって地元の百貨店はハレのものであるという意識を強く持っていることでしょう。

その反面、若い世代はあまり百貨店には馴染みが無く、車でパッと行けるイオンになってしまいますよね。子供服だって、頂き物はミキハウスやファミリアでも、自分で買うのは西松屋です。

地方都市であっても、数や規模は小さくはなりますが、駅前に百貨店はあります。地方に行くなら、そんな地域独自の百貨店に行ってみるのも面白いと思いますが、なかなか日常では利用しなくなりました。

 

 

やっぱりショッピングモール

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広島に住んでいると、休日に何も予定がないとイオンモールやゆめタウンに行こうかとなってしまいますね。子供服を見たりお茶をした後は、併設するスーパーで食材を買って帰ります。広島だと、行動範囲の中にいくつものショッピングモールが存在します。そこそこ大きな商圏であることから、出店も多くなるのでしょう。それに地元のイズミ(ゆめタウン)とイオンがバチバチにバトルしていますので、我々消費者からするとサービスや利便性の向上が享受できることから、広島はかなり恵まれたショッピングモール環境であると思います。特にイズミの新業態であるLECTには、カインズが入っているのでよく訪れています。

よく地方はイオンしか行くところが無いと揶揄されることがありますが、よくよく考えてみるとそれは非常に合理的な行動なんですよね。地方のショッピングモール事情についてちょっと考えてみたいと思います。

 

車社会との相性

現在は都市の中心部にも出店をすることがありますが、もともとイオンは何も無いバッタが飛び跳ねるような場所に出店を行なってきました。モータリゼーションの発展を見越して、安くて広大な土地を手に入れ、巨大な店舗と駐車場を整備しました。イオンモールの投資家向けサイトでも、このように記載されています。

立地は大都市および地方中核都市の近郊・郊外を基本としており、モールにご来店いただくお客さまの交通手段は、主に車を想定しています。

出典:イオンモールホームページより

この反対の戦略を取ったのが、ダイエーですね。都市部の駅前を中心に出店を進めました。かつて高度成長期やバブル期にかけて、日本の土地価格はどんどん上昇しました。その土地を担保に新たな借り入れをして、出店を推し進めました。その結果、バブル崩壊により多額の負債を抱えることとなり、最終的にはイオンに吸収されるに至りました。

昨今の状況を考えてみても、地方においては駅前よりは車でしか行けないような郊外のショッピングモールの方が人で賑わっています。地方に住む人の足はほぼ車ですので、車で行けない店舗は厳しいものがあります。車で来ることを前提に設計されるショッピングモールが、地方社会と相性がいいのは当然のことなのです。

そして地方の人々にとっても、車でショッピングモールに行くのは、合理的な行動なのです。

 

日常はすべて賄えて効率的

合理的である理由は、やはり1か所ですべてが済んでしまうということでしょう。街をぶらぶらしながら色々なお店に行くのは、それはそれで楽しいことです。しかし日常の買い物でいちいちそんなことはやってられませんし、それはどちらかと言うとエンターテイメントです。

日常の買い物でショッピングモールを利用しない場合。一つのお店で買い物した後には、別のお店への移動が必要です。自転車だと大きな商品を持って帰るのも大変です。

車でショッピングモールなら、ユニクロの後にスーパーで食材を購入したりと、生活必需品の買い物ならここだけで済んでしまいます。ついでにカルディで輸入食材でも買って帰りましょうか。車なので、荷物が多くなっても問題ありません。ショッピングモールでの買い物に慣れてしまうと、個別のお店での買い物が非効率に感じてしまいます。

 

結局ネットがあるのでどこに住んでも同じ

地方だと手に入らないものがあるだろうという声が聞こえてきそうです。確かに地方の店頭では置いてないものはあるでしょう。マニアックなものならなおさらです。

米子に住んでいるとき、欲しいものが手に入らなくて困ったかというと、そんな記憶はほとんどありません。ネット通販でなんでも手に入ってしまうんですよね。

米子時代にスパイスカレーの自作にハマったことがあります。マニアックなスパイスだと地元のスーパーには置いていません。SBやハウスの小さな瓶に入ったものばかりです。そこでネット通販です。東京上野のアメ横にある大津屋の通販で必要なスパイスを取り寄せました。鳥取県にいながら、東京で販売しているスパイスを簡単に手に入れることができました。

日本全国宅配便は行きますので、欲しいものが手に入らなくて困ることってまったく無いと言っても過言では無いでしょう。大都会に住んでいても、ロングテールの商品は店頭にはほとんど置いていません。結局マニアックなものは通販に頼るのです。大都市も地方都市も変わらないですよね。

 

 

まとめ

大阪出身で、鳥取に2年、広島に6年住んだ経験から、地方都市での買い物事情について考察してみました。東京や大阪から地方都市に移り住むことになった方にとっては、気になるところでしょう。特に困らないですよというのがこの記事の結論です。ただ、車があると無いのでは、生活の効率が大きく変わってきてしまいます。

結局のところ、生活に必要なものって全国どこに住んでも同じですよね。それらは、全国どこにでもあるチェーン店で手に入るのです。

そして何よりネットがありますし。