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インド料理はナポリタン?インネパ店について簡単に調べてみた。

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インド料理が大好きで、会社の近所のインド料理屋に週一回程度は通っています。毎週通っていると気がつくのですが、日替わりカレーのグレービーが同じなんじゃないかと思うのです。グレービーとは一般的なカレーのルーにあたるものであり、カレーの味そのものです。具は変わるのですが、グレービーの味は同じような気がします。

ただ、それでも飽きずに毎週のように通っているのですから、やはり大変おいしいのでしょう。レギュラーのチキンカレーなどより、日替わりの方がおいしく感じます。

そんなこんなで大好きなインド料理なのですが、よくよく調べてみると純粋なインド料理ではないことが分かりました。まず、インドではあんな大きなナンを食べることがほとんど無いそうです。言ってみれば、インド料理はイタリア人から見る日本のナポリタンのようなものなのです。我々日本人からすると、カリフォルニアロールを見るような感じでしょうか。日本のインド料理も、ナポリタンも、カリフォルニアロールもどれもうまくアレンジされたおいしい料理ではあるのですが、本場の人間からすると違和感を感じてしまうものでもあるのです。

 

 

大好きなインド料理

個人的に好きな料理の第一位はカレーです。ラーメンも大好きですが、よくよく考えてみると麺を食べるよりは、残ったスープとごはんを一緒に食べる方が好きだったりします。カップラーメンにもそんな商品がありますよね。汁とごはんの組み合わせは最強なのではないでしょうか。

いや、汁と炭水化物の組み合わせが最強なのでしょう。麺とスープはもちろんのこと、パンとスープもいい相性です。やはり中でもカレーとナンの組み合わせが絶対王者ではないでしょうか。(あくまでも自分の中では。)

スパイスは奥が深いですね。よく数十種類のスパイスというような広告を見ますが、インドの家庭で普段使われるスパイスは、そこまで多くないようです。クミン、コリアンダー、ターメリック、唐辛子があればカレー味になります。そこにさらにいくつかのスパイスを足すことで、深い風味となります。クローブ、シナモン、カルダモンなんかが代表的ですね。それらは、ガラムマサラを構成する主なスパイスです。

だいたいのスパイスは、スーパーで売ってますね。また、スーパーで売ってるスパイスって少し割高ですが、通販だと袋入りのものが比較的安く手に入ります。

結構簡単にそれなりの味で作れてしまいますので、家で作ってみるのもおすすめです。自分でスパイスを色々と組み合わせて作るのも楽しいです。

 

インド料理店はネパール料理店?

大きなナンを手でちぎって食べるインド料理。その成り立ちについて少し触れたいと思います。

実は本場のインド人は、ほとんどナンを食べません。チャパティという小麦粉を平べったく延ばして、フライパンで焼いたものをメインに食します。ナンは晴れの日の食べ物で、日本の赤飯のような立ち位置のようです。日本でも、うちは毎日赤飯っていう家庭って無いですよね。

それに地域によっても違いがあります。上記のようなチャパティを食べるのは、インドの北の方の地域です。南になるとお米がメインになります。インドは国土が広いですから、食文化に違いがあって当然ですね。

お米は当然日本のお米とは違う種類のものです。日本のお米はジャポニカ米といってもちもちした食感が特徴ですが、インドでは長細くパラパラした感じのインディカ米が食べられています。中でも独特の香りがするバスマティライスが有名ですね。個人的に美味しいインド料理屋の基準において、このバスマティライスを出すかどうかも重要な要素です。固く炊いたりと工夫してはいますが、日本米が出てくると少し残念な気持ちになります。家庭で本格的なカレーを作ってみるときにも、バスマティライスを使ってみると断然風味が違いますのでオススメです。

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バスマティライス 2kg 【1kg×2袋】 kohinoor コヒノール インド産

 

カレー自体も北の方は、ヨーグルトなど乳製品を用いてドロッとした感じに、南はサラサラとしたカレーで、ココナッツミルクが多用されます。ひと昔前はインド料理というと北部のカレーでしたが、最近は南インド料理を提供するお店が増えてきました。

さらに南に行くとスリランカです。ここにも独自のカレー文化が発展しており、特徴としてはモルディブフィッシュという魚の出汁を使用することです。日本は出汁の文化ですので、日本人にもっとも合うカレーは、スリランカカレーなのかもしれません。スリランカカレーのお店も結構増えましたね。色んなカレーや付け合わせが一つのお皿に盛られて、ぐちゃぐちゃ混ぜながら食べるセイロンプレートが特徴的です。これもめちゃくちゃ美味いですよね。

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このように我々日本人がイメージするインド料理って大きなナンをカレーにつけて食べる料理ですが、そのような料理はインドの一般的なスタイルではありません。ではなぜ、このようなスタイルが日本における一般的なインド料理のスタイルとなったのでしょうか。

 

インド料理はイギリス由来

日本人が好きなカレーって、牛肉やじゃがいもが入ったいわゆる欧風カレーですね。昔ながらのカレーです。小麦粉を使ってとろみを出します。このようなカレーは、明治時代にイギリスから伝わりました。

インドはかつてイギリスの植民地でした。東インド会社って学校で習いましたね。イギリスはインドからスパイスが多く輸入され、たくさんのインド人もイギリスに移り住みました。

そのインド人たちがインド料理店を開くのですが、ヨーロッパ人向けにパンに近いナンで食べるスタイルが取り入れられました。このイギリス型のインド料理が、日本にも伝わったのです。欧風カレーだけでなく、日本でよくあるスタイルのインド料理も、実はヨーロッパ経由で日本にやって来たんですね。

 

インネパ店とは?

そのようなインド料理店。実は大半がインネパ店なのです。一体どういうことでしょうか。インネパ店ってなんでしょうか。

インネパ店とは、インド人ではなくネパール人が経営するインド料理店のことです。インド料理店に行くと、たいてい現地の方が料理や接客をされています。ほとんどの日本人は、インドから来られた方と思っているのではないでしょうか。自分もずっとインド人だと思っていました。もちろん実際にインド人が経営する店舗もたくさんあります。ただ、結構な割合でネパールの方であるほうが多いようです。

ヨーロッパからインド料理が伝わる際、人件費が安いといった理由からネパール人が採用されました。ネパールはインドの北に位置します。ヨーロッパのインド料理は、ナンなど北インドの料理に近いものです。ネパールの方にとって、地元の料理に近いというのもあったのでしょう。

それにインド料理にそれほどこだわりがないというのも理由の一つのようです。そもそもヨーロッパのスタイルのインド料理は、ヨーロッパ人に合わせたもので、本場のものではありません。外国人が作るちょっと変な日本料理に対して、なんらかの軽い苛立ちのような感情を持ったことがある方も多いのではないでしょうか。インド人にとってもヨーロッパの変なインド料理には抵抗を感じることでしょう。

ネパール人にとっては、そんなこと関係ありません。なのでチーズナンやほうれん草ナンなど、本場のインドでは絶対食べないであろうインド料理がどんどん生み出されるのです。ヨーロッパで創作されたスタイルのインド料理は、日本に入ってさらに独自の進化を遂げました。はちみつナンやチョコレートナンなんていうのも見たことがあります。

そうしたヨーロッパスタイルのインド料理は、日本人にも大いに受けて、どんどん日本中に広まりました。どんな地方にいっても、必ずといっていいほどありますね。あっ、こんなところにも!というような場所にガネーシャの絵があったりします。

そしてインド料理店で働くために来日したネパール人がある程度修行すると、独立して自分のお店を開きます。それによりさらにインネパ店が増えていきました。

上にも書いたように、南インド料理店やスリランカ料理店などより本格的なインド料理店が増えてきました。日本にいながら現地の気分が味わえますし、日本人にもスパイスが以前にも増して受け入れられてきたこともあって、人気が高まっているようです。

そんな中でも従来の大きなナンを手でちぎって食べるインド料理も一つのジャンルとして人気を保っていますし、個人的にも無数にあるカレーの1つの形として大好きなのです。

 

インド料理店に行こう!

インド料理は手でナンをちぎって食べることから、昨今の衛生面の風潮から敬遠されてしまうこともあるかもしれません。 それに手がカレー臭くなってしまいますし。

インドでは、最近はスプーンなどを使うことが多いようですが、何でも手で食べるのが伝統的です。ライスであっても手でカレーと混ぜて食べます。日本だとさすがにライスはスプーンを使いますが、ナンはもちろん手で食べます。

よくよく考えてみると、もともとナンはパンに近いものとしてヨーロッパで受けたのです。そう、パンは手で食べますよね。日本でもおにぎりは手で食べます。フランス料理だってナイフやフォークを思い浮かべますが、パンは手で食べるのです。ポテトだって手で食べますし、フライドチキンをはしやフォークで食べるでしょうか。みんな手を洗ってから食べます。手で食べるのはなにもインド料理だけではないのです。

外食だとなかなか手を洗いづらい場合もありますが、家や会社を出る前に洗って行けばOKです。手がカレー臭くなるのはしょうがありません。カレー好きの勲章とでも思っておきましょう。

 

まとめ

大阪ではスパイスカレーが大流行しています。自分自身カレーが大好きで、大阪にいる時からその気配は感じていました。スパイスカレーってスパイスが持つ力強さを前面に出したカレーで、スパイス感の直撃を楽しむカレーです。

うって変わって日本のインド料理って流行のスパイスカレーと比べると、大分穏やかでマイルドなカレーです。スパイスカレーも大好きですが、インネパ的なカレーも大好きなのです。魚介のパンチの効いたラーメンが好きな人が、天下一品も大好きだっていう感じでしょうか。

日本でイメージするインド料理が本場のものではなく、実はヨーロッパ経由でやってきて、ネパール人が経営しているって、なんだか面白いですよね。インド料理が大好きなので、こんな記事を書いてみました。