住のもの (すのもの)

地方都市でマイホームを購入し、家族の幸せを追い求めるブログ

マイホームを買った自分があえてリスクやデメリットを考えてみる

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新築マンションを購入して、これから実際に住むのですが、ここであえてマイホームを購入することのリスクやデメリットを考えてみたいと思います。そうした悪い面を考えておくことで、色々と備えておくことが可能になると思います。これからマイホームを購入しようと考えておられる方の参考にもなれば幸いです。

 

 

多額の債務を抱えることになる

マイホームを購入した瞬間から、数千万円もの住宅ローンを抱えることになり、それを数十年かけて返済していきます。一企業ではなく、一個人がです。将来何があるか分かりません。病気や事故に合うかもしれません。夫婦でペアローンや収入合算で借りている場合、もしかすると離婚してしまうことが無いとも言えません。結構恐ろしい状態に身を置くことになるのです。

よく不動産屋は、家賃より安い返済額でマイホームが手に入ると宣伝しますが、家賃と返済では同じような金額でもリスクが全然違います。

 

自由がきかなくなる

自分の住居が固定化されてしまうのと、住宅ローンを抱えますので、色々な面で自由が無くなります。

引っ越しできない

容易には引っ越しできなくなります。ご近所トラブルや、子供の転校などで住む地域を変えたくなることがあるかもしれません。もちろん家を貸したり売ったりできますが、色々と手続きが煩わしかったり、なかなか借り手や買い手がつかないこともあります。

転職できない

住宅ローンを抱えますので、転職も難しくなります。銀行は勤務先や年収等を考慮して、住宅購入資金を貸してくれます。勤続年数も関係してきます。融資が実行されたあとは転職できなくはないですが、転職すると年収が下がるケースが多いようですので、なるべくしない方が良さそうです。

住居費(返済額)が変えられない

上記のようにもし転職して収入が下がった場合、賃貸であればより安い家賃の家に引っ越すことが可能ですが、住宅ローンの場合毎月の支出を減らすのは難しいです。返済額を下げる繰り上げ返済もあるのですが、期間短縮型の繰り上げ返済より利息の軽減効果が小さくなります。また、返済額をそこそこ下げるには、一度に大きなまとまった金額の返済が必要になります。毎月の支出を減らしたいような状況なのに、そのようなまとまった金額を貯めるのは難しいのではないでしょうか。

毎月の返済額を減らす方法として、住宅ローンの借り換えもあります。高い金利で借りていた人が、昨今の低金利のローンに借り換えることで返済額を下げます。昔の高い金利の時のローンであればそれも可能ですが、ここ数年で借りたローンであれば、すでにかなりの低金利であり、借り換えるにしてもさらに低い金利のローンが無いかもしれません。

 

資産価値が下がるかもしれない

もしもの時に物件を売却するにしても、希望の金額にならないかもしれません。売却金額が住宅ローンの残債に満たず、住宅ローンだけが残ることもあります。

自分もそうなのですが、頭金をあまり入れずに新築マンションを購入しますと、かなりの確率で債務超過状態になります。債務と資産のバランスで、債務(住宅ローン)の方が資産(家を売却した場合の価格)より大きくなります。というのも、新築マンションの場合、住んだ瞬間より2~3割価格が下がると言われています。新築プレミアムというもので、マンション販売価格には販売会社の利益や経費等が上乗せされているためです。その後も年々資産価値は下がっていきます。よっぽどの人気エリアでない限り、基本的にはそうなるでしょう。

 

家の修繕は自分負担

賃貸であれば、建物の修繕や設備の故障は大家さんの負担となりますが、持ち家であればもちろん自分で負担しなければなりません。マンションであれば、毎月修繕積立金を積み立てることで、後々の修繕に備えます。ただ、ほとんどのマンションで当初は低い金額の積立金が設定されており、数年ずつ値上がりしていきます。その積立金では足りないこともあり、そうした場合はマンションの所有者である各住戸から一時金として徴収されることもあります。

 

税金がかかる

これも賃貸ではかからない費用です。まず物件を購入すると、不動産取得税がかかります。新築物件の場合、住み始めてから数か月後に居住する自治体から納付書が送付されてきます。不動産の価格×3%が税率となります。不動産の価格とは購入した金額ではなく、自治体の固定資産台帳に記載されている金額です。また新築であれば、その評価額から1200万円の控除があります。それにより新築マンションであれば、不動産取得税がかからないケースもあるようです。

固定資産税は毎年支払わなければなりません。新築マンションであれば、5年間は1/2に軽減されます。しかし、毎年毎年必要になってくる費用です。

 

転勤があるかも

サラリーマンが家を買うにあたって、やはりリスクになるのが転勤です。現在は共働き世帯が多勢ですし、働き方改革により、強制的な転勤は少なくなっていくものと予想します。しかし現状では、ほとんどの企業は専業主婦時代の古い価値観で動いており、家を買った直後に転勤ということが結構あったりします。

そうなると奥さんが働いている家庭も多いでしょうから、単身赴任となりそうです。まあ、それは賃貸であっても同じですね。

そしてやはり転勤になってしまったのでした。

 

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まとめ

以上マイホームを購入することのデメリットをまとめました。大きな金額の負債を抱えることで色々なデメリットが発生することが分かりました。しかし、マイホーム購入のメリットもありますし、ずっと賃貸に住むデメリットもあります。

家が欲しくなっても急いで買ってしまわず、色々と検討しシミュレーションした上で、購入するかしないか決めましょう。